山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

濁流から轟音が聞こえたかな!?

2011-07-21 20:05:40 | できごと・事件
 わが家から歩いて数分のところにつつましい川がある。
 ふだんは山紫水明の風景も、台風前後では様相を変えてその川は「オニ」となる。
古来日本では、神と鬼とは同義語だったらしい。古事記にあるように神も悪さをする。

 それはきっと、自然そのものに神を見出す日本人の縄文DNAが息づいているからに違いない。つまり、急峻な自然とともに日本人は、自然の持つ素晴らしさと恐怖・畏敬というものの二面性を見つめて生活してきたということだ。
 それは神は自然をも越える絶対とする西洋の一神教とは違う。

                

                  

 そんな考えがよぎりながらも、轟音のする川岸でしばらくたたずんでいた。
 台風が直撃していたらきっと冠水はまちがいない勢いだ。

 岸辺では咲こうとしているヤマユリが、現実の厳しさをじっと耐えている。
 
コメント (2)
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