山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

旧家で演奏に個展と

2011-07-30 21:34:20 | アート・文化
 隣の磐田市旧豊岡村にある旧家、大箸家の「花咲乃庄」へ行った。
 幕末では庄屋として浜松藩で有数の醸造・金融商人だった。
 金原明善との親交もあり、スポンサーでもあったようだ。

        
 
 そこで、藤枝市在住の邦楽家縄巻修巳さんの尺八演奏と磐田市在住の蚊帳絵アーティストの濱田綾子さんの個展が同時開催されていた。
 旧家の庭を借景とした尺八の音色はあらためて奥深いジャパンを感じ入ることができた。また、蚊帳に絵の具を載せるという難しい分野を拓いた優美の世界も堪能できた。

              

 昔は杜氏が宿泊したであろう2階と階段とのしきりが往時をしのばせる。
 2階はときに、志士もかくまえる秘密部屋にも使えたであろうと想像する。

 現在の大箸家は手打ちそばなどの和風レストランともなっているが、入口の正面には往時のカンバンが誇り高く輝いている。

                    

 きょうをきっかけに、秋に主催する春野長蔵寺コンサートではこの尺八演奏が有力な候補となった。 
                    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする