50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

パリでオークション。

2007-06-10 01:38:41 | パリ
オークションといえば、サザビーにクリスティ。でも、パリにもオークション会場があります。ドルオー(Drouot)。



世界最古の公共競売所だそうで、場所は9区の9 rue Drouot(ドルオー通り9番地)。最寄の駅はメトロ9号線のRichelieu Drouot。デパートのラファイエットから東に500mほどのところにあります。

競売にかけられる品々を早めに見るなら“La Gazette de l'Hotel Drouot”という週間のオークション情報誌で。


しかし、やはり実物を見ないことには・・・という人たちのために、前々日、前日、当日の午前中に会場で実物の品定めができるようになっています。

部屋ごとに、絵画、古本、貴金属、時計、古道具など、ある程度カテゴリーを絞って展示されています。

もちろん、見るのは真剣。

下から覗き込む。

拡大鏡を目に当てて細部までチェック。

そして、気に入った品は、番号札を見て評価額をチェック。自分でも手が出るような額なら、競売に参加。競売には、誰でも参加できます。もちろん見学だけでも自由に会場に入ることができます。

競売は火曜~土曜の午後2時から行なわれることが多いようですが、若干ずれたりもします。競売はいきなり始まります。古本などは、ケースごとのせり売り。一山いくら、といった叩き売りみたいに競売が行なわれていきます。


化石入りの置物など古本以外の品は、1点1点買い手を決めていきますが、数百ユーロから数千ユーロのものが多いようです。


版画のオークション会場では、女性が進行役でした。彼女が金額をいうと希望者が手を上げる。すると値が上がる。また希望者がいれば、さらに値が上がる・・・最終的に買い手が決まると、木槌でテーブルを叩いて、その品の競売終了。買い手は金額を書いていない小切手を係員に渡して、品をその場でもらうようです。しっかりした信頼関係ができているようですね。

いたって開放的な競売所、ドルオー。旅行のついでにでも立ち寄れそうなオークション会場です。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Drouot (Bruxelles de PLANETE BARBARA)
2007-06-10 19:29:12
お邪魔します。「Drouot」といえば、Barbaraのこの曲。お楽しみください。随分おせっかいですが。You Tubeから、
http://www.youtube.com/watch?v=IWYY3wt1430
隣にいるのは、仲良く話しているのは、先日74歳で亡くなったばかりのJean-Claude Brialy氏。そちらでは彼の追悼の映画など放映されませんでしたか?Barbaraは彼の映画「L'oiseau Rare」に出演しています。内容は知っているのですが、私はこの映画残念ながらまだ観ていません。
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Brialy (take)
2007-06-10 23:04:22
Bruxellesさん

いい情報をありがとうございました。お陰でバルバラの歌、久しぶりに聞くことができました。

ジャン=クロード・ブリアリーの死亡・葬儀の模様は、TF1の夜のニュースでも大きく取り上げられ、サルコジ大統領、ドラノエ・パリ市長、アズナブール、イザベル・アジャーニらが駆けつけた模様が紹介されていました。
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Drouot (Bruxelles)
2007-12-30 00:20:21
6月のお話だったんですね。
タイミングがずれてすみません。
最近この世界最古の公共競売場の名前の由来が気になって調べたのですが、はっきりしません。
多分ナポレオンの信頼する部下だった、ドルオー将軍のことだと思うのですが。たけさん、何か確認する方法はないでしょうか。
教えていただけたら、大変嬉しいです。
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参考本 (take)
2007-12-30 02:27:30
Bruxellesさん

競売場の名の由来に繋がるかどうか確証はないのですが、メトロの駅名の由来を紹介してくれている本があります。『パリ・メトロ物語』(松村美與子著)です。一度当たってみてはいかがでしょう。9号線・8号線のRichelieu-Drouot駅の欄にもしかすると何かヒントがでているかもしれません。今手元にないので、あくまで情報として、お伝えします。ご参考までに。
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調べました! (Bruxelles)
2007-12-30 11:27:26
http://www.napoleon.org/en/reading_room/articles/files/drouot_juillet_wheeler.asp
こんな長い資料を半分寝ながら読んだのに、どこにもなくて途方にくれていました。
さっきWikipediaのフランス版でみたら、一番最後の行に出ていました!よかった!灯台下暗し、でした。
通りの名前も地下鉄の名前も間違いなくこの将軍に由来することが確認できました。
ご紹介いただいた書籍は、たけさんの大家さんのお母さんがお書きになったんですね。その後、お会いになってお話されました?きっと、たけさんに似た方、でしょうね。なんとなくね。どんなお話をされたのか、また続きを書いてくださいね。
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よかったですね。 (take)
2007-12-30 19:20:02
Bruxellesさん

名前の由来がはっきりしてよかったですね。ナポレオン配下の将軍ですか。いろいろな偉人がいますね。お陰で、私もひとつ知識が増えました。ありがとうございました。
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