フランス人がいかに狩猟好きかを物語る博物館があります。“Musee de la Chasse et de la Nature”(狩猟自然博物館)。おしゃれなマレ地区にあります。
名前に「自然」と付いていますが、自然保護の意味ではなく、征服すべき対象としての自然のことなのでしょう。征服した自然を示す多くの剥製が並んでいます。
獲物を仕留めるための銃もきれいに並べて展示してあります。殆ど19世紀のものですが、きちんと手入れされており、新品のようです。銃を磨き、手入れをしながら次の猟のことを思い描いていたのかもしれないですね。
大きな動物の剥製は単独で展示されています。
同時に展示されているタピスリーなども、図柄は動物のものです。
また、絵皿なども展示してあるのですが、それもモチーフは動物。仕留めた動物の肉を料理し、こうしたデザインの皿の上に盛って食事をしたのでしょうか。自然は征服すべき対象、動物は食べるためのもの、そう思っていないとちょっと出来ないことですね。共生という観念ではないようです。
この博物館の創設者は、フランソワ(1904-1973)・ジャクリーヌ(1913-1993)のソメール夫妻。仕留めた動物の剥製の収集家であるとともに、ビジネスで成功した資産を自然に関するメセナ活動に寄付したそうです。しかし、どんなメセナなのでしょうか・・・。
ソメール夫妻の狩猟小屋を再現しています。アフリカで大きな動物を、そしてフランス国内では野の動物(ジビエ)を撃っていたそうです。
また、1階では写真の展示も行われていました。もちろん、テーマは狩猟です。
きれいではありますが、こうした作品には賛成しかねます。
いってみれば、剥製博物館。入場料6ユーロ。それなのに来場者が多い。しかも家族連れが多い。親から子へ、子から孫へ・・・やはり狩猟好き、あるいは自然を征服した成果を見るのが大好きな人が多いのでしょう。狩猟民族の血は脈々と受け継がれているようです。
Musee de la Chasse et de la Nature
62 rue des Archives (Hotel de Mongelas:モンジュラス館)
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*3月は卒業、4月は新入学・・・そんな季節に合わせて、半年お世話になった「日記ブログランキング」は3月いっぱいで卒業させてもらおうと思います。でも、このブログは4月以降も継続しますので、出来ましたらお気に入りに入れていただくか、「人気blogランキング」(blog.with2.net:地域情報―海外―ヨーロッパ)の方からアクセスしていただければと思います。引き続きご訪問のほど、よろしくお願いします。
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大きな動物の剥製は単独で展示されています。
同時に展示されているタピスリーなども、図柄は動物のものです。
また、絵皿なども展示してあるのですが、それもモチーフは動物。仕留めた動物の肉を料理し、こうしたデザインの皿の上に盛って食事をしたのでしょうか。自然は征服すべき対象、動物は食べるためのもの、そう思っていないとちょっと出来ないことですね。共生という観念ではないようです。
この博物館の創設者は、フランソワ(1904-1973)・ジャクリーヌ(1913-1993)のソメール夫妻。仕留めた動物の剥製の収集家であるとともに、ビジネスで成功した資産を自然に関するメセナ活動に寄付したそうです。しかし、どんなメセナなのでしょうか・・・。
ソメール夫妻の狩猟小屋を再現しています。アフリカで大きな動物を、そしてフランス国内では野の動物(ジビエ)を撃っていたそうです。
また、1階では写真の展示も行われていました。もちろん、テーマは狩猟です。
きれいではありますが、こうした作品には賛成しかねます。
いってみれば、剥製博物館。入場料6ユーロ。それなのに来場者が多い。しかも家族連れが多い。親から子へ、子から孫へ・・・やはり狩猟好き、あるいは自然を征服した成果を見るのが大好きな人が多いのでしょう。狩猟民族の血は脈々と受け継がれているようです。
Musee de la Chasse et de la Nature
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食物への感謝が込められています。 その象徴が鯨です。
骨・髭・皮と捨てるところは何一つなく、利用してました。
欧米の脂だけ採っていたのと、訳が違います。
一応卒業ですか、グログは続けてください。
毎日の情報発信、大変な作業だと思います。
このブログにお邪魔することが日課(笑)になったこともありますが、
有益な多岐にわたる記事の数々です、今後とも可能な限り継続して下さいね。
takeさんの能登へのエールを今日ボランティアにいかれる知人に託けましたら、現地の方に届けると快く引き受けてくださいました。
takeさん、フランスの地からの日本への暖かい眼差し、感謝です。ありがとう!
こんなところがあるなんて知りませんでした!
紹介してくださってありがとうございました。
コチラhttp://www.deyrolle.fr/とは違いますよね。
2~3年前、ピレネーで(純粋な)フランス産のヒグマが誤射されて
絶滅したという報道を思い出しました。
最後の一頭だったようです。
確かメスで名前もついていたようね・・←自信ないです
そういえば狩猟の絵はルーヴルにもたくさん飾られていますね。
私もフランスの子育ては個性的で熱心だなあと
ディジョン美術館のポンポン(動物彫刻家)の間で思いました。
日本と違って動物園に動物がいないので(種類)こういうところで
本物を見せてあげているのかなあと思ったのでした。
私も、最後の絵画(魚拓を思わせる)は、苦手です。。
ps
フランス語吹き替えの話、先生に聞いてみようと思います。
興味深いです。
哺乳類で知能の高い鯨を食べる日本人は残酷、同じ哺乳類でも牛・豚・羊・ジビエは人間に食べられるよう神が造ったものだから食べていい。さかなを生きたまま食べる日本人は残酷、生まれてすぐの子羊を殺して食べるのはおいしいからで問題ない・・・食文化の違いで、それに基づいて非難するのは間違いですね。違いを認め、まずは受け入れることが大切。さらに、その食文化の背景にある地理的環境、宗教等を理解することも必要になってくると思います。そういったことを一切せず、鯨が可愛そう、だから日本人は残酷と決め付けるグループには、知性の低さを感じてしまいます。
なお、このブログは4月以降も継続します。ただ「日記ランキング」への登録を止めるだけです。「人気ランキング」はそのまま継続しますので、そちらからのアクセスあるいは投票を引き続きよろしくお願いします。
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能登の皆さんが、一日も早く以前の生活に戻れますよう、願っています。
VOはvoice overではなく、version originaleでした。オリジナル版・・・原語上映ですね。大変失礼しました。以前voice overをVOとしてよく使っていたものですから、そのままの思い込みで吹き替えと書いてしまいました。VO=オリジナルバージョンと訂正し、お詫びします。
狩猟自然博物館、Devrollとは違うようです。雰囲気は似ていますが、場所が違いますね。でもこうした剥製博物館がいくつかあるということは、やはり狩猟好きな人が多いということなのでしょうね。