50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

永遠の都へ・・・②

2008-05-26 22:30:00 | ヨーロッパ
ローマの歴史といえば、忘れられないのが、フォロ・ロマーノ。

高い建物や塔、そしてパリのものとは比較にならないほど長い歴史を生きてきた凱旋門がいくつも見えます。

街路樹の一部はオレンジや糸杉。

いかにもアルプスの南ですね。君や知るや南の国・・・もちろん、オリーブの樹もあります。

すぐ脇に続いているパラティーノの丘には見事なローマの松。

その根元には大きな松かさ。日本の松ぼっくりの高さも幅も3倍あるような巨大なもの。歴史が違えば、松ぼっくりの大きさも違うようです。因みに、エクス・アン・プロヴァンスのセザンヌのアトリエで見つけたのは、日本のものとほぼ同じ大きさでした。

パンテオンもローマのほうが先輩格。

ミケランジェロも絶賛したというこの建物、紀元前25年頃にできたものを、2世紀初頭に再建したものとか。今では、ラファエロやイタリア建国の父・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世などが眠っています。

パンテオンの前には、オベリスク。

パリでは、コンコルド広場のここしかないという計算され尽くされた位置に先端を黄金に輝かせて建っていますが、ローマでは、いくつものオリベスクが、歴史の風化のまま、そこここの広場に何気なく建っています。パリの美しさは、歴史のなさを人工的な美しさでカバーしているのではないかと思えてくるほどです。そして、広場の周囲。歴史や人間的ぬくもりが感じられるローマの街並み・・・

ローマにも画家が作品を並べている広場があります。

ナヴォーナ広場です。石畳の広場。ここにもオベリスク。主だったオベリスクは古代ローマがすべて持ち帰ってしまったのではないかと思えるほどです。そして、周囲を取り囲む暖色系の建物。生身の人間が住む街・・・そんなほっとさせる雰囲気があります。もちろん、おしゃれなカフェもありますが、陽射しが強いせいか、コーヒーよりはよく冷えた白ワインがよく飲まれていました。

広場と石畳の道。どこの街角を取っても、「ローマ」が息づいています。








街を歩く人々のファッションは、カラフル。大きな文字を配したシャツ、金や銀に輝くシューズ・・・無地で、黒プラス1色という人の多いパリのファッションとは大違いです。パリと違うといえば、所構わず抱き合いキスに夢中になっているカップルを、ローマではほとんど見かけませんでした。同じラテン系といえども、大きな違いがあるようです。

多くの人が行き交うポポロ広場。これまたオベリスクで有名なこの広場のすぐ近くにあるピンチョの丘のテラスからはローマの街が一望に見渡せます。

西を向いているので、特に夕方、沈む太陽をバックにいくつものクーポラが見事な「絵」を見せてくれます。いかにもカトリックの総本山といった印象です。


そして、総本山といえば・・・


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新鮮に感じました (maki)
2008-05-27 22:33:23
こんにちは。以前から引き続き、楽しみに拝見させていただいております。私はローマに住んでいるのですが、私が普段見慣れている景色もtakeさんがパリと比較した見方をなさっているので、新鮮にありがたみをもって感じなおすことができました。ありがとうございます~!!私も旅行が大好きなので、takeさんの旅レポート、楽しみにしています!
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