この時期から来年へ向けて、新しいシーズンが始まります。たとえば、サッカー。日本は春から秋ですが、ヨーロッパの多くの国々では、8月から来年の春までがシーズン。最近シーズン・インしたリーグが多いですね。イタリアではセリエAに復帰したユベントスが大勝、ドイツではバイエルンが三連勝、スペインでも、イギリスでも、そしてフランスでも始まっています。松井のいるル・マンが好調な滑り出し。パリでの試合、また応援に行ってみたいと思います。
そして、忘れていけないのが、文化イベント。これも、秋から春がシーズン。9月になるといろいろなイベントが始まります。その一つが、演劇。
26・27日付のル・モンド紙の別冊に掲載されていたコメディ・フランセーズの広告です。1680年に設立された、別名「モリエールの家」とも言われるフランス演劇の殿堂。ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。これからのシーズン、どのような演目リストで私たちを迎えてくれるのでしょうか。
これは、コメディ・フランセーズの公演スケジュールや演目紹介をまとめた冊子です。実は、頂きもの。フランス語会話のボランティ教室で、演劇の話とかをしていたところ、ボランティアの女性が、持ってきてくれました。コメディ・フランセーズには劇場が三つあり、そのひとつがそのボランティア・サークルの近くにある。そこでわざわざもらって来てくれたものです。嬉しいプレゼント。パリのおばさんたちは意地悪という風評もありますが、もちろん全員が意地悪ではなく、こうして親切なご婦人たちも多くいます。実際には、親切な人たちのほうが多いのだろうと思います。ただ、少数の意地悪さんが露骨にやるので、そういうイメージができてしまっているのかもしれないですね。
さて、この写真にあるように、劇場は三つ。もっとも有名なのが、“Salle Richelieu”。コメディ・フランセーズの本拠地です。ここ以外に二劇場。6区にある“Theatre du Vieux-Colombier”。ジャック・コポーにより開かれた劇場で、一端閉鎖されていましたが、1993年にコメディ・フランセーズの第二劇場として再開されています。そしてもう一つが、ルーヴルのギャラリー・デュ・カルーセルにある“Studio-Theatre”。この名は、1912年にスタニスラフスキーがモスクワに作った劇場の名に因んでいるそうです。こちらは1996年にオープンしています。
今年6月10日現在の劇団員です。総勢59名。これらの俳優たちが見せてくれる演劇の真髄。さて、このシーズンの演目は・・・
主だったところでは、モリエールの『病は気から』・『人間嫌い』・『才女気取り』、ボーマルシェの『フィガロの結婚』、マリヴォーの『率直な人々』、シェークスピアの『じゃじゃ馬ならし』、ラ・フォンテーヌの『寓話』、ガルシア・ロルカの『イェルマ』、エドモン・ロスタンの『シラノ・ド・ベルジュラック』、ダ・シルヴァの『ドンキホーテとサンチョ・パンサ』・・・どうです、楽しみですね。
そして、もう一つ、忘れていけないのが・・・
“Hommage a Moliere”(モリエールへのオマージュ)として去年から始まった特別公演。モリエールの誕生日(1622年1月15日)を記念して、2008年も1月15日に劇団員総出で特別公演を行なうそうです。
来年1月はモリエール386回目の誕生日。
ここまで愛され、尊敬されるとは、モリエール自身、存命中に予想していたでしょうか。時の試練を潜り抜け、今でもまだその輝きが衰えない。真の芸術の名に相応しい作品を残したゆ故でしょう。そうした作品を、「今」を感じさせる演出で見ることができる。これは、とびきりの贅沢かもしれません。9月から来年の6月まで、その贅沢をできるだけ多く味わいたいと思っています。
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そして、忘れていけないのが、文化イベント。これも、秋から春がシーズン。9月になるといろいろなイベントが始まります。その一つが、演劇。
26・27日付のル・モンド紙の別冊に掲載されていたコメディ・フランセーズの広告です。1680年に設立された、別名「モリエールの家」とも言われるフランス演劇の殿堂。ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。これからのシーズン、どのような演目リストで私たちを迎えてくれるのでしょうか。
これは、コメディ・フランセーズの公演スケジュールや演目紹介をまとめた冊子です。実は、頂きもの。フランス語会話のボランティ教室で、演劇の話とかをしていたところ、ボランティアの女性が、持ってきてくれました。コメディ・フランセーズには劇場が三つあり、そのひとつがそのボランティア・サークルの近くにある。そこでわざわざもらって来てくれたものです。嬉しいプレゼント。パリのおばさんたちは意地悪という風評もありますが、もちろん全員が意地悪ではなく、こうして親切なご婦人たちも多くいます。実際には、親切な人たちのほうが多いのだろうと思います。ただ、少数の意地悪さんが露骨にやるので、そういうイメージができてしまっているのかもしれないですね。
さて、この写真にあるように、劇場は三つ。もっとも有名なのが、“Salle Richelieu”。コメディ・フランセーズの本拠地です。ここ以外に二劇場。6区にある“Theatre du Vieux-Colombier”。ジャック・コポーにより開かれた劇場で、一端閉鎖されていましたが、1993年にコメディ・フランセーズの第二劇場として再開されています。そしてもう一つが、ルーヴルのギャラリー・デュ・カルーセルにある“Studio-Theatre”。この名は、1912年にスタニスラフスキーがモスクワに作った劇場の名に因んでいるそうです。こちらは1996年にオープンしています。
今年6月10日現在の劇団員です。総勢59名。これらの俳優たちが見せてくれる演劇の真髄。さて、このシーズンの演目は・・・
主だったところでは、モリエールの『病は気から』・『人間嫌い』・『才女気取り』、ボーマルシェの『フィガロの結婚』、マリヴォーの『率直な人々』、シェークスピアの『じゃじゃ馬ならし』、ラ・フォンテーヌの『寓話』、ガルシア・ロルカの『イェルマ』、エドモン・ロスタンの『シラノ・ド・ベルジュラック』、ダ・シルヴァの『ドンキホーテとサンチョ・パンサ』・・・どうです、楽しみですね。
そして、もう一つ、忘れていけないのが・・・
“Hommage a Moliere”(モリエールへのオマージュ)として去年から始まった特別公演。モリエールの誕生日(1622年1月15日)を記念して、2008年も1月15日に劇団員総出で特別公演を行なうそうです。
来年1月はモリエール386回目の誕生日。
ここまで愛され、尊敬されるとは、モリエール自身、存命中に予想していたでしょうか。時の試練を潜り抜け、今でもまだその輝きが衰えない。真の芸術の名に相応しい作品を残したゆ故でしょう。そうした作品を、「今」を感じさせる演出で見ることができる。これは、とびきりの贅沢かもしれません。9月から来年の6月まで、その贅沢をできるだけ多く味わいたいと思っています。
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日本と比べ物にならないほど大きい。
特にParisは、どこを歩いていても「芸術」の箱を
ひっくり返したように溢れていますよね。
takeさんの写真のアングルは、おもしろいですね。
更に興味をそそられます。
2年以上、Parisの地を踏んでいない私。takeさんのBlogで
Parisに行った気分にさせてもらってます。
私もかつては、海外に住んでいました。
フランスでのお住まいですかぁ。
素晴らしい経験ですね。
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スイスからは、すぐ。ぜひ、いらしてください。
でも、スイスにもいろいろな文化イベントがあるんですね。Heidiさんのブログで紹介されているルツェルン音楽祭。楽しそうですね。スイスにも行ってみたくなります。
コメントありがとうございます。
今後とも、ご訪問、よろしくお願いします。