竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

きぬぎぬの鴉見にけり嵯峨の冬 子規

2017-01-04 | 子規鑑賞
きぬぎぬの鴉見にけり嵯峨の冬





子規26才の作
26歳の子規の恋人を思わずにはこの句は読めない
明鴉の取り合わせには苦笑を禁じ得ないが
(丈士)


きぬぎぬを調べると下記の解説である

きぬ ぎぬ 【衣▽ 衣▽・〈後朝〉】
① 男女が互いに衣を重ねて共寝した翌朝,
別れるときに身につける,それぞれの衣服。
「しののめのほがらほがらとあけゆけばおのが-なるぞかなしき/古今 恋三」
② 相会った男女が一夜をともにした翌朝。また,その朝の別れ
。ごちょう。こうちょう。 「 -の濡れて別れし東雲ぞ/宇津保 国譲上」
③ 夫婦の離別。
「この如くに-になるとても,
たがひにあきあかれぬ中ぢやほどに/狂言記・箕かづき」

こう ちょう -てう 【後朝】
① その翌朝。明くる朝。ごちょう。
② 男女がともに寝た翌朝。ごちょう。きぬぎぬ。 「 -の心をよめる/金葉 恋上詞」

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