明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
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【ドゥームズデイ】 愛だよ、愛

2010年03月01日 | 映画
閉所恐怖症量産映画『ディセント』の監督による爽快B級スプラッターアクションSF。ちょっとデキる新鋭監督に予算与えてみたら大好きな娯楽映画のごった煮を作ってきた様子w


どっかで観た映像の連続。これを「パクリ」と思うか一緒にリスペクトできるかが本作を楽しめるかの境目。軽く観流しても以下の娯楽映画の要素が満載。人によっては最低映画の烙印を押されかねないほどムリのあるエピゴーネン。

『地球最後の男』『ゾンビ』『マッドマックス2』『ニューヨーク1997』『ウォリアーズ』『エイリアン2』『グラディエーター』『アンダーワールド』『トゥームレイダー』『S.W.A.T』『ロード・オブ・ザ・リング』『バイオハザード2』『28日後...』・・・


ウイルス蔓延って言うからてっきりゾンビ系だと思わせといて、結局『21世紀版マッドマックス』を作りたかっただけみたいなんだけど、ボクはこのノリは嫌いじゃない。

隔離されたスコットランドのリアル北斗の拳状態に、取って付けたようなカニバリズムw。最新装備で挑むも投石や火炎瓶に簡単に負けるご脱力感w。車はあるのになぜか汽車で逃げたり、中世のコロシアムで対決したりと、とりあえずいろいろ入れとけって感じ。最後はモノごっつカッコいいベントレーが登場し、CGなしのガチンコカーチェイスを大展開。とことん魅せるサービスに徹してくれる。それぞれのシーンも手抜きなく丁寧な作りで飽きさせない。

スプラッター描写もこれでもかと盛り込んであるけど全体的にどこかコミカル。人間のクダラナイ所業に対し何か茶化しているかのような演出が、こちらも『マッドマックス』に通じるものがある。

一番の見せ場(^^;?)人間ミディアムレアのシーンも名作『サイレント・ヒル』におけるかのシーンよりも凄惨さはなく、ずいぶんと見ていて楽しく切株派の心をつかんで離さない。


実はモヒカンのボス・ソルとは異父兄弟なのだよーとか、凶暴化した母がラスボスとして出てくるというように、もう一捻り畳み掛けがあるかと思ったりしたたけどまあもうお腹いっぱいでイイやw。定番ですがあのオチもアリ。全身ボンデージのかわいいマスコットキャラもいてステキです。


ボクの中での萌える筋肉女優No1は『ブレイド3』のジェシカたんなのですが、本作ローラ・ミトラもかなりステキ(*^^*)で今後の注目株。


ジェシカたんの勇姿


イロイロ考察しようと思ったけどムリw。暇つぶしにピッタリの超ド級の娯楽作。ボクはニール監督の過去作への愛を感じました。R-15なので普通の人には思っている以上にグロ描写満載なのでご注意。ボクには良いサジ加減ですが。


評価:★★★★☆


ま、間違いなくヒットはしないけどねw


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