TVの深夜枠でたまたま観かけたこの映画。パソコン触りながら横目に見てみると、なんとあのリーリー・ソビエンスキーがゴスパンク少女を演じている!その一点に目が釘付け 三( ゜Д゜) オオゥ
結果、最後まで見てしまったのですが、これがまた思わぬ拾いモノ。
学校にも世間にも馴染めず、ピアスやTATOOそして自傷行為まで繰り返す17才の少女ジェニファー。紳士服店で働きながら人にはあまり心を開けない独身中年太りの堅物ランダル。こんな二人の凸凹コンビの友情モノです。話もキャストも地味(とはいえソビエンスキーに惹かれて見たオッサンがここにσ(´ー`*)なのですが、心の交流を見事に描いた隠れた名作っす。
一度追い払ったジェニファーを、なぜか情が湧いてしまい雇うことになってしまうランダル。「親友はいないのか」と問われ、まだ合って間もないランダルに「あなた」と答えてしまうジェニファー。役者の目線といいセリフの間といい、人の心が触れ合い変化していく様を繊細に表現。
ふたりに共通のキーワード『孤独』。ジェニファーは「幸せ・愛情=かっこ悪い」と勝手に世を拗ね『孤独』になっていますが、ランダルには幸せ・愛情を自ら遠ざける理由があり『孤独』を選んでいます。お互いが『友情』によりその距離を縮めながら、自ら『孤独』を選んでいたことの間違いに気づき愛情とは何かに目覚めていくんですねぇ。その過程でのジェニファーの感情表現の下手さ加減が、なんかもぅ自分とシンクロしてしまって見ていて切なくてもだえました。
「やっと毎日が楽しく輝いてきたのにっ!」ここで最高潮。そして最後の『Fから始まる言葉』泣きましたね。号泣。
これが劇場未公開作品なんてもったいない。レンタルで見かけたら拾ってあげてください。オススメです。
あと、個人的にはひさびさにジョン・グッドマンを見られて嬉しかったのですが、その他大勢の一人という感じでしかないのが残念でしたね。
評価:★★★★☆
で、ここまで絶賛しておいてアレなんですが、晩餐のシーンにいた髪の長い女性は誰?あんな人いた?誰かご存知の方教えて。
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