明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
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【イエスマン “YES”は人生のパスワード】 空に "SAY YES!"♪

2009年10月09日 | 映画
『イエスマン』予告編(Youtube)


やっぱりジム・キャリーはこうでなくちゃね。ここのところ『マジェスティック』、『エターナル・サンシャイン』、『ナンバー23』などシリアス路線に進んでいたため、残念ながらちょっと違うかなぁと思ったりしてたのだが、本作はああこれこれと安心して観られる映画。(とはいえ『エターナル・サンシャイン』は最高に良い。)

友人の誘いでも仕事でも何でも"ノー"と答え、いつもレンタルビデオでヒマをつぶしネガティブに生きてきた男カール。そんなある日、心から人生を謳歌している様子の古い知人が現われ、怪しげなセミナーに誘われる。親友の結婚式もサボってしまった翌日、彼は自分を変えようと何気なくそのセミナーに参加してみることにする。主催者は「意味のある人生を送るための唯一の方法は如何なることにもすべて"YES"と答えることだ」と言い、カールはその誓いを立てさせられてしまう。

ボクは自己啓発本とか大好きで、この映画に出てくるようなかなり怪しげな眉唾モノのセミナーとかにも参加したことがある(^_^;;。そのためこの設定だけでかなりのツボ。主催者役のテレンス・スタンプが特別な演出もなくそのまんまの姿で出演してるのに、あの怪しさはかなり笑える。

"YES"を連発していくことで、カールの人生が好転していく様が非常に軽快で心地よい。結局カールは"YES"を言い続けることに行き詰ってしまうのであるが、最後まで説教臭さがないのですべてご都合主義なのにそれを感じさせない爽快感で突っ切ってくれる。そして彼の行き詰まりは今まさに自分が発している"YES"と"NO"の意味を見つめ直す良いキッカケとなる。ボクの"NO"は本心だろうか?本当は寂しいのでは、やってみたいのではないだろうか?あなたの"YES"は無用な自己犠牲にはなっていないだろうか?

劇中のアリスのセリフ「子供の頃は人生なんて遊び場だってみんな知ってたのにね。」。そういやそうだった。明日からは会社でも私生活でもまずは何でも"YES"と肯定して受け入れ、チャレンジしてみようと思いたくなる。DVDで観るのにちょうどええ(by 二丁拳銃)、人に勧めたくなるそんなステキな映画。ジムのヘン顔もケツもみられて大満足w。合わせて『300』もどうぞw

あとはなんといってもヒロインのゾーイ・デシャネル(名前難かしっっ!)。『ハプニング』で観たときは全然魅力感じなかったんだけど、本作ではキュート極まりなくいい感じ。「愛しちゃったかも」のシーンはもう悶絶でしたw。彼女の目が誰かに似てるなぁと思ったら、若かりし頃のメグ・ライアンにそっくり!なるほどそっち方面の魅力でしたか。


作品に4つ、ゾーイ・デシャネルで+1つですw

評価:★★★★★

「ミュンヒハウゼン症候群」が超イケテル *≧▽≦)ノ



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