慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『抗NMDA受容体脳炎』『狐憑き』『進化と解離』『擬死』

2024年08月28日 | 医療
🌸擬死と芸術表現2

21世紀の新発見「抗NMDA受容体脳炎」
 ☆抗NMDA受容体脳炎
 *自己免疫性の抗体が脳のNMDA受容体に結合すると
 *受容体が機能低下を起こし、脳炎ではちょっとした風邪症状から
 *数日後に突然、幻覚・妄想をきたす
 *幻覚期に、神託の幻聴・憑依妄想だったり統合失調症と類似している
 ☆解離症や変換症(無意識のうちの葛藤)と診断される場合もある
 *その後、身体をのけ反らせては
 *床に頭を延々と打ち付けるような反復運動や
 *口をもぐもぐさせたり舌を出す、不随意運動を繰り返すようになる
 ☆症状として、まったく話さなくなったり
 *念仏や祈蒔など、普段用いないような言葉を唱え続けたり
 *言語の異常も伴う
 ☆運動過剰期が数日から数週続いた後
 *血圧や呼吸や体温調節など白律神経の機能制御ができなくなり
 *この時期には呼吸停止による死亡リスクが極めて高い
 *軽症である場合、呼吸停止期に至らず
 *幻覚や異常運動を数ヶ月呈して自然に治るケースもある

「狐憑き」の正体は脳炎だった
 ☆抗NMDA受容体脳炎の幻覚・妄想
 *宗教的な妄想や、狐や悪魔が取り憑いたとする憑依妄想が多い
 ☆ケタミンなどNMDA受容体機能低下薬でも
 *筋緊張充進による反り返りが起こる
 ☆ケタミンを実験動物投与すると
 *完全な無痛状態をもたらす
 *筋肉が硬直して反り返り動かなくなる
 *採血などがスムーズに行なうことができた

進化はなぜ「解離」をもたらしたか
 ☆解離という現象は、自己同一性を瞬時に切り離し
 *新たな自己を始めることができる機能である
 ☆乖離は、無痛となり、身体の筋肉が緊張し硬直する
 *解離性昏迷など完全な解離では受け答えはできないが
 *外界の出来事は把握できる
 *病的な解離の場合は、解離中の記憶は大方失くしてしまう
 *解離という現象を最初に見出したフランスの医師
 *ダーウィンの論理に倣い、解離を進化論的に捉えようとした

「擬死」とは
 ☆強敵と対等に戦う方法を持たない小動物
 *捕食者から逃れる可能性に賭けた最終手段である
 *擬死は今にも捕食されそうという生命の危機に起こされる
 ☆「擬死」は、ヒトでも心的外傷を伴う出来事
 *性暴力や災害時などに擬死反射が起こることが知られている
 *ヒトでの擬死をスコアで数値化し評価した論文では
 *人間での擬死現象、身体的無動、恐怖、解離の三要素が同時に起きてる
 *「外傷誘発性解離」であると結論されている
 ☆ケタミンは麻酔薬としての役目をいったん終えたが
 *近年、次世代の抗うつ薬としての開発が検討されている
 *うつ病による大きな苦痛を乗り越える力として
 *健忘や無痛状態が期待されている
 ☆解離を起こせる能力とは内在性の抗うつ因子で
 *致死的な出来事を乗り越え
 *生存可能性を高める保護因子なのだ
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『死の医学』

                    (狐憑き)
                           (擬死)


『抗NMDA受容体脳炎』『狐憑き』『進化と解離』『擬死』
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ROE』『株価上昇の要因... | トップ | 『映画鑑賞』『笑う』『ギャ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療」カテゴリの最新記事