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慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「バラモン左翼」「世田谷自然左翼」「オーガニック=美味」

2023年11月18日 | 社会
🌸オーガニック信仰の人たち容易に陰謀を信じる

アジアを救った農業
 ☆テクノロジーを否定する有機信仰
 ☆経済学者ピケティは、左派政党を支持する高学歴層
 *「バラモン左翼」と呼ぶ
 (バラモンというのはインドのカーストの最高位の名前)
 ☆かっては左派は、労働者の味方だった
 *最近の左派は高学歴化して
 *環境問題やLGBT」問題などにばかり関心を持つようになる
 *労働者に目を向けないことを椰楡している命名である
 ☆日本にもバラモン左翼に近い「世田谷自然左翼」
 *世田谷区で上の階層が多い、豊かな生活をしている彼ら
 *環境問題に関心を持ったり左派政党を支持する
 *「意識高い」人たちであるのを椰楡している
 ☆「世田谷左翼」ではなく「世田谷自然左翼」の理由
 *世田谷の意識高い人たちが、オーガニック野菜が好きだからだ
 ☆オーガニック信仰は、前世紀の神話である
 *神話であるだけでなく、陰謀論やエリート主義に容易に結びつきやすい
 (オーガニック野菜とは、無農薬・有機野菜の総称)
 ☆過去の経緯も知らず、バランスを取ることもせず
 *「農薬が―‐」とか「わかりやすい悪」の非難ばかりするので
 *「世田谷自然左翼」「バラモン左翼」などと椰楡されてしまう

人工的=危険、自然=良いという思い込み
 ☆「オーガニックだから美味しい」というのも神話
 ☆野菜のうまさは「栽培時期」「品種」「鮮度」の三つの要素で決まる
 *いちばん美味しくなる旬の時期に、美味しい品種の野菜を選び
 *それを鮮度の良いうちに料理して食べる
 *これが最も野菜の美味しい食べ方なのだ
 ☆鮮度の悪い有機野菜を旬でもない時期に食べる
 *農薬を使っていても、新鮮な野菜を旬の時期に食ベるほうが美味しい
 ☆「昔は野菜がうまかったが、いまの野菜はまずい」と
 *文句を言っている高齢者を見かけるがこれも神話である
 *旬の時期に食べれば、野菜はいまもちゃんと美味しい
 ☆「オーガニックはうまい」ではなく
 *「オーガニックに取り組む姿勢を持つ農家の野菜はうまい」のである
 ☆オーガニック信仰と並んでよく言われるのは「食品添加物は危険」
 ☆「大手メーカーのパンは添加物まみれなのでカビがはえない」
 *これらのほとんど陰謀論に近い
 ☆大量生産されている大手メーカーのパンにカビがはえないのは
 *添加物のためではなく
 *非常に清潔な工場で無菌状態に近いかたちで製造されているからだ
 ☆陰謀論的な話には
 *「人工的なものは危険、自然なものが良い」という思い込みがある
 ☆「合成保存料は危険」という話もよく見かける
 *保存料がなければ、どうしても日持ちが悪くなる
 *昔の伝統的な食品が合成保存料を使っていなかったのは事実
 *保存料のかわりに大量の塩を使っていた
 *もし保存料を徹底的に避けて伝統食品に回帰すると
 *塩分とりすぎで高血圧や胃がんのリスクが高まってしまう
 ☆人工的なものを避けて自然に同帰すると
 *かえって健康を害することもある

⛳エリート意識と陰謀論は結びつきやすい
 ☆陰謀論が、世田谷の豊かな人々や欧米の富裕層に広がった理由
 *陰謀論は、エリート意識ととても仲が良い
 ☆エリート意識を持ちすぎると
 *バカな大衆はまずく不健康で危険な野菜を食べている
 *選ばれたわたしたちは、健康で安全な野菜を食べることができている
 *大衆は汚染された野菜を食べさせられてだまされている
 *わたしたちだけが、食の真実を知っている
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「神話」解体』


「バラモン左翼」「世田谷自然左翼」「オーガニック=美味」
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「英才教育のムダ」「共学=バカでかわいい女演じる」「親の役割」

2023年11月17日 | 社会
🌸「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実2

「言ってはいけない」
 ☆英才教育のムダ
 ☆親が子どもに対してしてやれることは、目的の環境を与えること
 *親が与える環境(友だち関係)が子どもの人生に、決定的な影響を及ぼす

英才教育のムダ
 ☆ハリスは英才教育についても興味深いケースを挙げている
   ☆両親は、自分たちの子どもが早熟であることに気づいて
 * 一生を彼の教育に捧げることにした
 *英才教育の効果は目覚しく、子どもはハーバアード大学に入学した
 *16歳でハーバアードの学士号を取得し、ロースクールに進んだ
 *大人になると子どもは親に背を向けるようになり
 *父親の葬儀にも姿を見せなかった
 *学問の世界とも訣別し、頭を使わない安月給の事務仕事を転々として
 *46歳で心臓発作で死んだ
 ☆ハリスはこの少年に関して結論付けている
 *母親には育てられたが仲間とのつきあいがないままに
 *成長したサルの状況と似ている
 *仲間が不在のまま育ったサルは、明らかに異常行動が目立った
 ☆英才教育を受けた神童
 *幼少期に友だち関係から切り離されたことで
 *自己をうまく形成することができず
 *大人になると社会に適応できなくなり
 *高い知能を活かすことなく凡庸な人生を終えてしまう

「バカでかわいい女」への環境
 ☆親が子どもに対してしてやれること
 *「親は無力だ」という考えは間違いだ
 *親が与える環境(友だち関係)が子どもの人生に
 *決定的な影響を及ぼすから
 ☆白人と黒人の生徒が混在する学校に通う黒人の子ども
 *「勉強する奴は仲間じゃない」という強い同調圧力をかけられている
 *仲間はずれにされたくなければ、意図的によい点数を取らず
 *ギャングスターの振る舞い方を身につけなければならない
 ☆男女共学の学校に通う女子生徒
 *「数学や物理ができる女はかわいくない」無言の圧力を加えられている 
 *「バカでかわいい女」でなければ友だちグループに加えてもらえないない 
 *好きな数学の勉強もさっさと止めてしまうだろう

親の最大の役割
 ☆子どもの持っている才能の芽、摘まないような環境を与えることだ
 ☆知的能力を伸ばすなら
 *よい成績を取ることが、いじめの理由にならない
 *学校(友だち集団)を選ぶべきだ
 ☆女性の政治家や科学者に女子校出身者が多いのは
 *共学とちがって
 *学校内で「バカでかわいい女」を、演じる必要がないからだ
 ☆芸術的才能を伸ばしたいなら
 *風変わりでも笑いものにされたり
 *仲間はずれにされたりしない環境が必要だ
 ☆有名校に子どもを入れたとしても
 *そこでどのような友だち関係を選び
 *どのような役割を演じるか、親が介入することはできない
 ☆子どもは無意識のうちに
 *自分の遺伝的な特性を最大限に活かして
 *目立とうとするだろうが、それは多分に偶然に左右される
 ☆これは、「子育ては無意味だ」ということではない
 *人生とは、もともとそういうものなのだ
                     (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『言ってはいけない』





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「エコの世界」「江戸時代に戻れ」「森林面積」

2023年11月17日 | 社会
🌸「江戸時代に戻れ」と言うが
 
 ☆江戸時代は、森林も破壊され、稲作も限界だった

「江戸時代は支え合いとエコの世界」という嘘
 ☆環境問題に「意識が高い」人たちの
 *「日本の環境は年々ひどくなっている」
 *「エコだった江戸時代に戻れ」と
 *誤ったステレオタイプを口に出すケースをよく目にする
 ☆江戸時代は、エコの時代で無かった
 *江戸時代の浮世絵などで背景の山々は、ほとんどがはげ山
 *江戸時代には石油や石炭などの化石燃料がなく
 *燃料をはじめとしてさまざまな資源の大半を森林に頼っていた
 ☆樹木が少なくはげ山ばかりだった
 *毎年のように土砂災害や洪水が多発していた
 ☆現代日本は、過去に類を見ないほどに森林が増殖している
 *高齢化と人口減で、山あいの集落も姿を消してきている
 *人間の猟師も少なくなって、シカ・イノシシ・クマなどの
 *野生動物も猛烈に増えている
 *人間が住める土地は以前よりも狭くなっている

人間が環境破壊で、動物たちの居場所がなくなった
 ☆自然環境はどんどん悪くなっている
 *20世紀そのままのステレオタイプで非難する人たちがいまも多い
 *まったくの誤りである
 ☆日本の自然環境
 *少なくとも明治の近代化以降良好になっており
 *動物たちは、居場所を広げているのだ

文明と経済成長なくして森林は増えない
 ☆「昔は良かった」「いまは環境が破壊されている」などというのは
 *単なる感傷的なノスタルジーでしかない
 *日本の江戸時代だけでなく、実は世界全体についても当てはまる
 ☆森林破壊について、「熱帯雨林がなくなっていく」と言われる
 ☆世界の森林面積は約40億ヘクタールで、陸地面積の31%を占める
 *2000年代の十年間で減少した森林面積は、年間0.32%減少した
 *1990年代は、減少率は年間0,4%だった
 *減少率はおだやかになつてきている
 ☆ヨーロッパやアメリカ、中国などでは、2000年以降
 *森林が増加している
 ☆熱帯森林の減少以下の三つはいずれも根本的な理由ではない
 ①熱帯雨林の所有権がはっきりせず、勝手に伐採されてしまう
 ②熱帯雨林の木材は価値が高く、お手軽な資金源になっている
 ③地元の住民が薪を収集し、エネルギー源にしている
 ☆根本的な理由は、うまく管理されていないことによる問題
 *野放図に放置されていれば、森林は減っていく
 *文明が進み、適切なコントロールが行われ
 *薪ではなくガスや石油、電気など他の安定的なエネルギー源が使える
 *森林は回復できるのだ
 ☆「文明が進むと森林が減る」のではなく
 *逆に文明が進み経済が成長することによってこそ
 *緑は増えていくと考えたほうがいい
                     (敬称略)
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「遺伝子と環境」「残酷な真実」

2023年11月16日 | 社会
🌸「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実

「言ってはいけない」
 ☆子育ては、子どもの人格形成にほとんど影響を与えない
 *子どもは、友だちとの関係のなかで自分の性格を決めていく
 *子どもは、同じ遺伝子を持っていても、集団内のキャラで性格が変わる
 ☆ヒトは社会的な動物、集団から排除されれば一人では生きていけない
 *アイデンティティは、集団への帰属意識だ
 ☆ひとは無意識のうちに人種別のグループをつくる
 *″わたし”は「奴ら」に対する「俺たち」の一部である

同じ遺伝子でも違う性格になるケース
 ☆小さな子どものいる親
 *「子育ては子どもの人格形成にほとんど影響を与えない」
 *ハリスの論理、集団社会化論を受け人れ難いかもしれない
 ☆ハリスは乳児期に離れ離れになった一卵性双生児の姉妹を例に挙げる
 *2人の遺伝子はまったく同じだが、成年になったとき
 *1人はプロのピアニストになり、もう1人は音符すら読めなかった
 ☆養母の1人は家でピアノ教室を開いている音楽教師
 *もう一方の親は音楽とはまったく縁がなかった
 *ピアニストに育てたのは、音楽のことなどなにも知らない親
 *音符すら読めないのはピアノ教師の娘だった
 ☆子どもは自分のキャラを子ども集団のなかで選択する
 *音楽とはまったく縁のない環境で育った子ども
 *なにかのきっかけで自分に他人とちがう才能があることに気づく
 *彼女が子ども集団のなかで自分を目立たせようと思えば
 *その利点を最大限に活かそうとするだろう
 *音楽によって彼女はみんなから注目され、音楽が好きになる
 ☆音楽教師の娘は、音楽関係者の子どもたちばかり
 *すこしくらいビアノがうまくても誰も驚いてくれない
 *メイクやファッションのほうがずつと目立てるのなら
 *音楽に興味をもつ理由などどこにもないのだ
 ☆ハリスの集同社会化論
 *子どもは友だちとの関係のなかで自分の性格を決めていく
 *どんな集団でも必ずリーダーや道化役がいるが
 *2人のリーダーが共存することはない
 ☆同じ遺伝子を持っていても
 *集団内でのキャラが異なればちがう性格が生まれる
 *異なる人生を歩むことになる

⛳「選抜された22人の少年たち」の実験の被験者
 ☆等質になるように意図的に選抜された11歳の白人の少年たち22名
 *彼らはみなプロテスタントの家庭で育ち、IQも学業成績も平均位
 *全員が地元出身でオクラホマる学校から選ばれていた.
 ☆実験では
 *少年たちが2グループに分かれて3週間のサマーキャンプに参加した
 (「ラトラーズ」と「イーグルズ」の2つのグループ)
 *キャンプ中は、誰もが自分たちの集団の掟に従った
 *2つのチームが敵対しているとき、集団内の結束は固く
 *いじめのような出来事は皆無だった
 ☆「実験結果」より
 *ヒトは、社会的な動物、集団から排除されれば一人では生きていけない
 *アイデンティティは、集団への帰属意識のことだ
 *″わたし”は「奴ら」に対する「俺たち」の一部
 ☆「敵」を生み出すのはひとがひとであるための条件ともいえる
 ☆ヒトのオスが遠い祖先から受け継いだ遺伝的プログラム
 *世界を内(俺たち)と外(奴ら)に分け、仲間同士の結束を高め
 *奴らを殺してなわばりを奪うことなのだ

⛳黒人少年が生き延びるひとつの方法
 ☆ハリスの集団社会化論によれば
 *家庭環境よりも、子どもの人生に大きな影響を与えるのは学校だ
 *アメリカでは人種のちがいによって
 *生徒たちの行動や成績に大きな差が生じる
 ☆ひとは無意識のうちに人種別のグループをつくる
 *これが人種差別の原因になる
 ☆人で問題なのは
 *無意識のうちに集団を人格化し、敵対するグループとはまったく
 *異なる性格を持たせようとすることだ

 ☆白人と黒人がともに通う学校で生徒たちの意識調査
 *白人の子どもは、答える
 「黒人は勉強のことなどどうでもいいと思っている」
 *黒人の子どもは
 *「白人はガリ勉野郎で俺たちはちがう」と考えている
 ☆集団のイメージの差が、知的能力の高い黒人の子どもを拘束する
 *黒人の子が、新しい友だち集団のなかで生き延びるには
 *中流階級の白人の子どもたちと同じように振る舞う以外に選択肢はない
 ☆子どもが友だち集団のなかで自己形成していくのなら
 *黒人の子が環境を変えることで
 *性格や行動に劇的な変化が生じても不思議はない
 ☆何故その黒人は「変わった」のは
 *その高校でたった一人の黒人だったたからだ
 ☆複数の黒人生徒がスラム街から転校してくれば
 *彼らはたちまちグループをつくって
 *白人の生徒たちと敵対しようとする
 *そのときに彼らが選ぶキャラは
 *中流階級の白人文化と異なる、″ギャングスター″なのだ
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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⛳出典、『言ってはいけない』



「遺伝子と環境」「残酷な真実」
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「神話 脱ダム政策崩壊」「民主党政権」「八ツ場ダム」

2023年11月16日 | 社会
🌸脱ダムは水害の少なかった時代の幻想

田中角栄とダム建設など公共事業急増の背景
 ☆日本のダムの歴史は、治水と利水の両輪で進んできた
 *日本の巨大なダムの大半は、高度成長の頃に整備された
 ☆治水としてのダム建設
 *1950年代伊勢湾台風などの水害が相次ぎ、ダムの建設が進められた
 ☆利水としてのダム建設
 *1970年代初頭に田中角栄が首相就任直前に『日本列島改造論』
 *ダムや道路、橋などのインフラヘの大規模な公共投資
 ☆田中角栄の政治家としての悲願だった
 *日本海側と太平洋側の経済格差をなくす
 *田中は首相に就任すると積極的にダムや道路、橋など
 *地方の公共事業を増やした
 ☆これは都市と地方の経済格差をなくす一定の役割を果たした
 *公共事業への巨大利権を生み出すという副作用もあった

公共事業費大幅カットとインフラ脆弱化のトレードオフ
 ☆利権への反発もあって、 1980年代には流れが変わる
 *マスコミはこの時期から公共事業利権を強く批判する
 *産業構造も変化し、工業化が完了して第三次産業へと中心が移っていく
 *巨大インフラよりも生活分野への公共投資も求められるようになる
 *もう一つ大きな要因として、大きな水害があまり起きていなかった
 ☆こうした流れの結果
 *2000年頃から「脱ダム」の機運が盛り上がった
 *小泉純一郎政権で、公共事業費は一気に10%削減された
 *民主党政権がこの方向をさらに推し進めた
 *ダムや堤防などの治水事業は十年で約9000億円もカットされた
 ☆2010年代ぐらいになると、水害はふたたび多発する
 *反対運動がと建設差し止めを訴えていた八ツ場ダムが、首都を救った
 ☆水害が増えた原因ははっきりしない
 *地球温暖化の影響を指摘する人もいれば
 *単に20世紀後半が奇跡的に水害が少なかっただけという説もある
 ☆公共工事をカットしすぎると技術やノウハウの継承が難しくなる
 *トレードオフも起きてしまうの

⛳三つのバランスをとり、インフラ政策を進める必要がある
 ①「水害が増えている現実」
 ➁「インフラの維持補修のノウハウの継承」
 ③「公共事業への利権誘導を防ぐ」
 ☆バランスの発想なしに
 *「ダムを無くせ」とインフラ軽視の発言をしている著名人もいる
 *ほとんど何も考えていないのに等しい
 *二十世紀に流行つたステレオタイプを
 *そのままただ垂れ流しているだけなのだ
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「子どもの親への反抗」「子育ての大誤解」

2023年11月15日 | 社会
🌸親子の語られざる真実3

「言ってはいけない」
 ☆こどもが親に似ているのは遺伝によるもの
 *子育てで、子どもに影響を及ぼすことはできない
 ☆子どもの人格は、遺伝的な要素を土台として
 *友だち関係のなかでつくられていく

子どもにとって「世界」とは友だち関係のこと
 ☆年齢や性別、人種などの異なる幼児をひとつの部屋に集めると
 *彼らは、すぐに仲良くなって遊びはじめる
 ☆子どもの人数を増やしていくと
 *そこに自然とグループができる
 ☆それはおおよそ、次のルールに則っている
 ☆年齢(幼児は自分よりすこし年上の子どもになつく)
 *年の離れた子どもには近づかない
 *年齢によって遊び方が異なるため、年が離れていると面白くないからだ
 ☆性別(思春期前は、男の子と女の子のグループに分かれる)
 *思春期になれば恋愛感情や性の欲望が芽生え、男女の関係は複雑化する  
 *お互いのことには興味を持たないのがふつう
 *性別で好き嫌いや興味が異なるためである
 ☆人種(人種別にグループができる)
 *アメリカのような多民族社会では、子どもの数が増えると
 *人種差別のイデオロギーによるものではない 
 *子どもが「自分と似た子どもに引き寄せられる」からだ
 *このような性向が埋め込まれた理由は、 `
 *自分に似ている子どもが兄や姉、血縁の近い可能性が高いからだ
 *子どもたちは、自分に似た子どもを優先的に世話しようとする

⛳子どもの成長では、子育て(家庭)の影響がほとんど見られない
 ☆「友だちの世界」で生きるために親の言葉すら忘れてしまう
 *それ以外の家庭での習慣をすべて捨て去ってもなんの不思議もない
 ☆研究者(ハリス)は、子どもが親に似ているのは遺伝によるもの
 *子育てで、子どもに影響を及ぼすことはできないと主張した
 *「子育てに意味はないのか」と全米で大論争を巻き起こした
 ☆ヒトは社会的な生き物で、群れから排除されれば生きていく術がない
 *古今東西、どんな社会でも「村八分」は死罪や流刑に次ぐ重罰とされた
 *子どもも、「友だちの世界」から追放されることを極端に恐れる
 ☆勉強だけでなく、遊びでもファッションでも
 *子ども集団のルールが家庭でのしつけと衝突した場合
 *子どもが親のいうことをきくことはぜつたいにない
 
子どもが親に反抗する理由
 ☆そうしなければ仲間はずれにされ、「死んで」しまうから
 ☆不思議なのは、宗教や味覚のように
 *「親のいうことをきく」ものが残っている
 ☆研究者は、親が影響力を行使できる分野は
 *友だち関係のなかで興味の対象外になっているものだけ
 *特殊な場合を除いて、子どもたちは友だちの親の宗教に関心を持たない. 
 *同様に、豚肉やニンジンを食べないとしても
 *それだけで仲間はずれにされることもない
 *グループの「掟」は、食べ物の好き嫌いとは無関係
 ☆子どもは友だち集団のなかで、グループの掟に従いつつ
 *役割を決めて自分を目立たせるという複雑なゲームをしている
 *子どもの人格は、遺伝的な要素を土台として
 *友だち関係のなかでつくられていくのだ
 ☆研究者の集団社会化論は発達心理学に大きな衝撃を与えた
 ☆″主流派”のなかにはいまだに子育ての重要さを説くひとたちも多い
 *それはすべての親が、(自分の努力は報われるという)
 (「子育て神話」を求めているからでもある)
 ☆研究者が発見した″子どもの本性″だけが
 *別々の家庭で育った一卵性双生児は
 *なぜ同じ家庭で育ったのと同様によく似ているのかという
 *疑問に明快にこたえることができる
 ☆研究者(ハリス)は満を持して「子育ての大誤解」を上梓した
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「リベラリズム」「左派」「左派の価値観の押し付け」

2023年11月15日 | 社会
🌸自由を侵そうとする人たちが、右派から左派に移った3

弱者と強者の境界を固定的に捉える危うさ
 ☆対抗するポイントは3つ
 ①強者と弱者を固定的なものとして捉えない

 *強者と弱者は、つねに入れ替わる、認識を持つのが必要である
 ➁「自分は弱者の味方だ」と自分を正義の味方にしてしまわない
 *なぜ人権派がハラスメントを行ちてしまうのだろうか
 *「自分は弱者の味方で、人権派、人道派である」と自認してしまうと
 *自分が強者に立つことがあるという想像力がなくなってしまうから
 *自分が権力者になっていないかどうかを
 *つねに自問自答していくことがとても大切なのである
 ③議論の多様性を死守する
 *左派が言論の自由を侵害し、排除に走っているからといって、
 *彼らと対立し、反対運動を起こし
 *シュプレヒコールを上げるというようなことは効果的ではない
 *「ミイラ取りがミイラになる」危険もはらんでいる
 *なぜならそういう反対運動は、排除の論理につながりやすいから
 ☆必要なのは対立を煽ることではなく
 *同意してくれる良識的な人たちを増やすことである
 ☆左派は、自分たちの意に沿わない意見に対しては
 *徹底的に排除するというキャンセルカルチャーを行ってきた。
 *日本のツイッターでも、排除の論理をかざしている人はたくさんいる
 ☆キャンセルカルチャーには大きな落とし穴がある
 *キャンセルカルチャーに最も影響を受けるのは
 *過激な右派や陰謀論者ではなく
 *穏当な議論をしようと考えていた中道の人たちである
 *穏健な人たちは、激しい議論に巻き込まれ
 *自分の職を追われるようなことは望まない

⛳本来のリベラリズムは相手の発言の権利を擁護する
 ☆過激な人や陰謀論の人は
 *「自分には失うものなどない」との覚悟を決めている人が少なくない
 *そういう人たちばかりが、キャンセルカルチャーなど気にせず
 *声を大にし社会や政治にさまざまな極端な意見を言うようになる
 *そしてこれらの過激な人に、社会正義派がさらにかみつき
 *大乱戦になっていく……という不毛な状態をつくってしまう
 ☆極端な右派の人々が左派に対して罵声を浴びせれば
 *左派は「ほら見たことかと」自己肯定ができてしまう
 *ますます左派は声高になっていく
 *実際には「酷いへイト」を言うのは一部の極端な人たちだけなのだが
 *社会全体がまるでそうであるかのように見えてしまうのだ
 ☆そのような事態が進行していってしまう前に
 *良識的で穏健な人たちはもっときちんと意見を言っていく必要がある
 ☆極端な左派の意に沿わない意見を言っただけで
 *自分が社会から追放される心配があるのなら
 *穏健派はだれも声を上げることなどできない
 ☆選択的夫婦別姓は、別姓を選ぶのも同姓を選ぶのも自由だ
 *同姓を選ぶことが攻撃されてしまったのだ
 *これも夫婦別姓という価値観の押し付けである.

左派の主張は単純明快でわかりやすい
 ☆本来のリベラリズムはすぐに答を出すことはしない
 ☆イスラム過激派から
 *「宗教と政治を分離するリベラリズムの考えには反対だ」と言われても
 *リベラルはイスラム教を否定できない
 *イスラム教の主張を否定すると、みずから多様性を棄て去ることになる
 ☆イスラム過激派にどう向き合えばいいのか?
 *リベラリズムは明快な答えを出すことができない
 *それでも多様性を守っていこうというのが
 *ひ弱なリベラリスムなのである
 ☆リベラリズムは、自分の信念も間違っているかもしれないと
 *つねに疑ってかからなければならない
 *脆弱であり困難であるのが、リベラリズムである
 ☆現代社会において
 *リベラリズムを守っていく他に「より良い道」はない
 *排除の論理に立ち向かうのは
 *リベラリズムに立ち戻るしかないのだ
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「氏が半分、育ちが半分」「親の教育の子への影響?」

2023年11月14日 | 社会
🌸親子の語られざる真実2

「言ってはいけない」
 ☆「氏が半分、育ちが半分」は、ある面で正しい
 *育ちは「家庭以外の環境(非共有環境=友達)」の環境
 ☆子どもの成長では、子育て(家庭)の影響がほとんど見られない

「氏が半分、育ちが半分」の真偽
 ☆行動遺伝学の用語の確認
 *「わたし」を形作る、知能・性格・行動等に「遺伝」と「環境」がある

 ☆遺伝率は双生児の研究等によって統計的に推計可能だ
 *それによって説明できない部分が「環境」だ
 ☆兄弟姉妹にも、似ているところと似ていないところがある
 *環境のなかにお互いを近づけるものと遠ざけるものがあるからだ
 *これを「共有環境」「非共有環境」と呼ぶ
 ☆「共有環境」
 *兄弟姉妹で言葉づかいが似ているのは
 *遺伝の影響に加えて同じ家庭で育ったからだ
 *これが共有環境の影響で、 一般には子育てのこと
 *同じ家庭で育った一卵性双生児
 *見分けがつかないくらいそつくりになることはない
 *どんな子どもでもすべての環境を共有するわけではないからだ
 ☆一卵性双生児の関係
 *わたし=遺伝〇+共有環境〇+非共有環境✖
 (〇はお互いを近づけるちから、✖は遠ざけるちから)
 ☆人格形成で、これ以外の要素がない
 *「遺伝」「共有環境」「非共有環境」の3つが「わたし」をつくる
 *「わたし」から「遺伝」を引いたものが「環境」
 *「環境」から「共有環境」を引いたものが「非共有環境」だ
 ☆双生児研究によれば性格の遺伝率は
 *35~50%「氏が半分、育ちが半分」は、正しさを示している
 ☆双生児の研究が進むと大きな壁に突き当たった
 *外国に養子に出された一卵性双生児も
 *同じ家庭で育ったのと同様にとてもよく似ている
 *遺伝率50%とは、残りの半分は環境で決まるということだが
 *彼らは家庭環境を共有していないのだから
 ☆彼らがよく似ているのは「家庭以外の環境」の影響だと考える

言語・宗教・味覚の遺伝の真相
 ☆移民の子どもたちが流暢に英語を話すことだ
 *行動遺伝学の知見から見ても奇妙なことだ
 *子どもは親から母語を学ぶ.
 *言語性知能の遺伝率、他の知能と比べて際立って低い(14%)
 *母語での読み書きを忘れ、親との会話にも英語を使うようになる
 ☆これはアメリカだけの現象ではない
 ☆移民の子どもたちは、就学前から現地から現地の言葉を話すようになる
 *ほんとうに教育の影響だけなのだろうか
 ☆言語とともにハリスが注目したのは宗教だ
 *イスラーム圏からの移民の子どもたちはムスリムになり
 *キリスト教への改宗はほとんどない
 *これは、親の宗教を子どもがそのまま受け継ぐからだ
 ☆同じことは味覚にもいえる
 *移民の子どもたちはたちまち英語を習得して母語を忘れてしまうが
 *宗教・味覚は親の影響を強く受けている
 ☆現代人の遺伝子は、旧石器時代の人類とほとんど変わらない
 *私たちは遺伝的に、200万年以上つづいた
 *旧石器時代の環境に最適化されている
 ☆子育ての大切さが強調されるようになったのは
 *核家族化が進み、教育が将来の成功を左右するようになった近代以降
 *それ以前の子どもたちは大家族で育ち
 *親は教育のことなど気にかけていなかった
 *母親は出産までに大きなコストを支払っている
 *進化論的にいえば、これが母親が子どもに強い愛情を抱く理由だ
 *その子どもには兄や姉がおり、授乳期間が終わればまた妊娠できる

⛳母親の進化論的な最適戦略
 ☆できるだけ多く子どもを産み、成人させていくことだ
 *進化適応環境では、母親は新しく生まれた赤ちゃんに手がかかるから
 *授乳を終えた子どもを以前と同じように世話することができない
 ☆授乳期を終えた子どもは、親の世話がなくても生きていけるよう
 *あらかじめプログラムされているはずだ
 *進化適応環境においては、授乳期を終えた子どもは集落の一角で
 *兄姉やいとこたちといっしょに長い時間を過ごしていたはずだ
 *こうした状況を現代の移民の子どもたちに置き換えてみれば
 *なぜ彼らが母語を忘れてしまうかを説明できる
 ☆両親は、母語を話そうが話すまいが
 *食事や寝る場所など最低限の生活環境を提供してくれる
 *子どもにとって死活的に重要なのは、親との会話ではなく
 *自分の面倒を見てくれるはずの年上の子とのコミュニケーションだ
 *移民の子どもは、なんの躊躇もなく、生き延びるために
 *親の言葉を捨てて、子ども集団の言葉を選択するのだ
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『言ってはいけない』




「氏が半分、育ちが半分」「親の教育の子への影響?」
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「穢れの排除(右派⇒左派へ)」「ポストモダン思想」「弱者のお気持ち」

2023年11月14日 | 社会
🌸自由を侵そうとする人たち、右派から左派に移ったか理由

差別は解消されても社会運動は持続していく
 ☆穢れ、不浄で猥雑なものを社会から切う離す
 *かっては、保守・右派が求めていた
 *かっては「日本の伝統には穢れのない美しい世界がある」との信念で
 *筆者は、まったく同意しないが、その思考は理解できる
 ☆「穢れの排除」は、21世紀に入って左派に移った
 *歴史の流れからも、非常に不思議な転回である
 ☆現在の左派の源流の新左翼運動
 *ヒューマニズムや理性といった社会の偽善を否定し
 *自分たちの原始的な本能に寄り添うラジカルな思想も持っていた
 *だから彼らは性の解放を求め、ミニスカートを擁護した
 ☆”ラジカル″の左派、宗教右派のような保守的な思想に変わった理由
 *リベラリズムが求めてきた人権重視や平等、差別の解消といった抑圧
 *20世紀後半にはかなう解消されてきた
 ☆差別はいまも完全にはなくならないが
 *「差別はいけない」という意識は当たり前になっている
 *それが21世紀の社会である
 ☆社会が変化すると、活動の場が減ってしまう運動があった
 *「反差別」を旗頭にしていた社会運動
 *反差別運動は歴史的に左派イデオロギーとも親和性が高い
 *冷戦が終わると、社会主義を標榜していた左派イデオロギーも衰える
 ☆社会が改善され、差別が減っていくのは良いことである
 *反差別運動は解消に向かっても良かったはずだが
 *「社会運動」というものはどうしても当初の目的とは別に
 *みずから持続していくことを自然に望む、それが世のつねである


弱者の「お気持ち」は理性や科学を上回る
 ☆反差別運動は、ポストモダン思想を活用し運動の生き残りを図る
 *ポストモダン思想、近代のリベラリズムを否定するところから始まる
 *ポストモダンは、「普遍的で客観的な事実」を否定する
 *唯一の客観的な事実などは存在しない
 *人々がどう生きてきたのか、社会がどうつくられてきたのかによって
 *現実は左右されるのだと考える
 ☆ポストモダン思想を、反差別運動は活用した
 *差別はなくなっているように見えるが、まったくなくなっていない
 *社会の中に知らずしらずのうちに埋め込まれており
 *人々はそれに気づいていないのだ
 *だから人々を矯正しなければならない
 ☆これはとても危険である
 *「差別は社会の中に埋め込まれている」
 *「それを嬌正しなければならない」と言われても
 *その判断基準がいったいどこにあるのかがわからない
 ☆リベラリズムでは、理性や科学という根拠が示されている
 *ポストモダンは、理性や科学を普遍的ではないと否定してしまう
 *彼らの根拠は、差別される弱者の側の「お気持ち」なのである
 *弱者の「お気持ち」だけが大切であり
 *理性や科学ようも上回るというのである
 ☆弱者の「お気持ち」などを根拠にするのが、どだい無理な話なのだ
 *「お気持ち」が社会からの同情を買うために
 *差別をでっち上げることも可能である
 ☆「朝田理論」の再来である
 *「不利益と不快を感じさせられたものはすべて差別」
 *「差別かどうかは、差別された者しかわからない」という考え
 *この理論は、部落解放運動の基本的な考え方になった
 ☆現在は朝田理論は批判され、否定されている理由
 *「何を差別とするか」という基準を示す必要さえなかったから
 *「差別された」と過度に主張して企業などを攻撃し
 *不当な利益を得るような個人や団体が続出してしまったからである

キャンセルカルチャーという排斥文化の拡大
 ☆ボストモダン思想をもとに「弱者のお気持ち」
 *だれかを排除しようとする運動は、朝田理論と同じ危険を抱えている
 ☆現実に、悪名高い「キャンセルカルチャー」という文化を横行させた
 ☆キャンセルカルチャーは
 *だれかの言動を批判するだけでなく
 *言動を理由に社会的地位や職などを剥奪する排斥運動である
 *批判は自由に行われるべきだが、地位や職を奪うのはやり過ぎ
 *日本でも米国でも近年頻発するようになってきている
 ☆イギリスエコノミスト誌の「リベラル左派の脅威」の特集
 *新しい世代の進歩主義者たちが
 *忠誠の誓いや冒漬の法律の現代版など
 *宗派国家の手法に酷似した方法を復活させようとしていると記載した
 ☆「復活の儀式」を次のように紹介している
 「正統派を押し付ける」
 「宗教のような布教活動を行う」
 「異端者を追放する」
 「焚(ふん)書する」
 *まさに「中世の暗黒」である
                     (敬称略)
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「穢れの排除(右派⇒左派へ)」「ポストモダン思想」「弱者のお気持ち」
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私を形成する「遺伝」「共有環境」「非共有環境」の影響

2023年11月13日 | 社会
🌸わたしはどのように「わたし」になるのか2

「言ってはいけない」
 ☆私たちの社会が認めることのできない「残酷すぎる真実」
 *子どもの人格や能力・才能の形成に子育てはほとんど関係ない
 (言語性知能は、遺伝の影響少ない)
 *別々に育っても一卵性双生児は瓜二つ
 *共有環境の寄与度がほとんど見出せていない
 ☆『わたしは、遺伝と非共有環境によって「わたし」になる』
 *子どもが親に似ているのは遺伝子を共有しているからだ
 *子どもの個性や能力は、子育て(家庭環境)ではなく
 *子どもの遺伝子と非共有環境の相互作用によつてつくられていく
 *そしてこの過程に、親はほとんど影響を与えることができない

遺伝するもの、しないもの
 ☆一卵性双生児は、同じ受精卵が初期の段階で2つに分かれ
 *独立した個体に育ったのだから、2人は完全に同一の遺伝子を共有する
 *二卵性双生児は、子宮に2個の受精卵が着床して生まれ
 *通常の兄弟姉妹と同じく、およそ50%の遺伝子を共有しているだけだ
 ☆一卵性双生児を調査する
 *身長、体重、指紋の数など量的な大小にかかわる項目
 *二卵性に比べて一卵性の類似度がきわめて高い
 *双生児の養育環境は同じなのだから、類似性の差は遺伝の影響による
 ☆家族のあいだの体重の類似性は遺伝だけで完全に説明できる
 *体重の家族的な類似性は遺伝的な要因で決まり
 *共有環境(家庭での食生活など)の影響はなく
 *体重のちがいは非共有環境によってもたらされる
 ☆一卵性双生児の体重に与える影響
 *遺伝が80%、共有環境が0%、非共有環境が20%
 *同様の手法で、 一般知能(IQ)や学業成績
 *胃潰瘍や高血圧などの病気、情緒障害、自閉症などの精神疾患
 *発達障害にどの程度、遺伝が影響しているかを調べることができる
 ☆すべての項目で一卵性の類似度は二卵性を上回っている
 *「似ている度合い」はかなり異なる
 ☆たとえば胃潰瘍は、遺伝的な影響が見られるものの
 *一卵性の類似度が二卵性よりも極端に高いわけではない
 *がんを引き起こすのががん遺伝子だとしても
 *それが発現するかどうかは環境によることを示している
 ☆双生児研究は、現在の社会では容易に受け人れがたい
 *不都合な事実も明らかに、それが、「こころの遺伝」だ

「こころの遺伝」の明暗
 ☆行動遺伝学
 *知能・性格・精神疾患等の「こころ」に遺伝が強く影響している
 ☆一卵性と二卵性の双生児の比較で
 *自閉症や情緒障害の発達障害は身長や体重より遺伝の影響が大きい
 ☆どの宗教を信じるかは遺伝ではなく共有環境で決まる
 *親は子どもに自分たちの言葉や宗教を教えることができる
 ☆私たちはこの「成功体験」を拡張し
 *しつけや子育てで算数を好きにさせたり
 *内気な性格を外向的にできると考えている
 *双生児のデータは、子育ての効果について
 *一貫して奇妙としかいいようのない結果を示している
 ☆宗教や言葉などを除き
 *知能や性格に共有環境(教育等)の影響がほとんど見られない
 ☆日本・世界でも、一卵性双生児養子に出される習慣がある
 *この場合、同一の遺伝子を共有する子どもが異なる環境で育つ
 *一方が養子に出されたのなら、環境を共有していないのだから
 *類似性はすべて遺伝によるものだ
 ☆外向性や調和性、神経症傾向などパーソナリティの特徴
 *家庭環境が性格に影響しない結果だった
 *育った家庭関係なく一卵性双生児の性格は同じくらいよく似ている
 ☆具体的に、共有環境と非共有環境の影響
 *論理的推論能力や一(IQ)共有環境の寄与度はゼロ
 *音楽、美術、数学、スポーツ、知識でも共有環境の寄与度はゼロ

 *家庭環境が子どもの認知能力に影響を与えるのは
 *子どもが親の言葉を真似る言語性知能だけだった
 ☆学習だけでなく、性格でも同じ方法で調査する
 *パーソナリティ(人格)を遺伝と環境の影響を調べると
 *遺伝率は35~50%程度
 ☆男らしさ(男性性)や女らしさ(女性性)といった性役割にも、
 *共有環境は何の影響も与えていない
 ☆私たちの社会がどうしても認めることのできない
 *「残酷すぎる真実」が隠されている
 *子どもの人格や能力・才能の形成に子育てはほとんど関係ない
 *別々に育っても一卵性双生児は瓜二つ
 *共有環境の寄与度がほとんど見出せない
 ☆遺伝の影響はあらゆるところに及んでいる
 *遺伝率は音楽的才能の92%から言語性知能の14%迄さまざま
 ☆多くの項目で、共有環境の影響がゼロ(測定不能)とされている
 *家庭が子どもの性格や社会的態度、性役割に与える影響は皆無
 *認知能力や才能ではかろうじて言語を教えることができるだけ
 *それ以外に親の影響が見られるのはアルコール依存症と喫煙のみだ
 ☆学習能力はもちろんとして
 *「男らしく(女らしく)しなさい」というしつけの基本ですら
 *親は子どもの人格形成になんの影響も与えられない

行動遺伝学の膨大なデータは、次のように告げている.
 ☆『わたしは、遺伝と非共有環境によって「わたし」になる』
 *子どもが親に似ているのは遺伝子を共有しているからだ
 *子どもの個性や能力は、子育て(家庭環境)ではなく
 *子どもの遺伝子と非共有環境の相互作用によつてつくられていく
 *そしてこの過程に、親はほとんど影響を与えることができない
 ☆親は子どもをクリスチャン、ムスリム、仏教徒にすることはできるが
 *親が望むような性格・有用と考える能力を持つように育てれない
 *子どもの成長に、共有環境=子育てはほとんど関係ない
 ☆子どもの人格形成に決定的な影響を与える「非共有環境」とは?
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『言ってはいけない』



「遺伝」「共有環境」「非共有環境」
『言ってはいけない』記事、ネットより画像引用)
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「四畳半襖の下張り」「清潔への傾斜」会田誠『犬』

2023年11月13日 | 社会
🌸自由を侵そうとする人たちが、右派から左派に移った

性の解放をめぐる右派と左派の逆転
 ☆最近になって、アグルトビデオやポルノ、性産業そのものをも
 *排除しようという動きが進んでいる
 ☆前世紀には「性を解放せよ」という運動があり
 *表現の自由もだんだんと進んできたはずなのに
 *なぜこのような逆転現象が起きている
 ☆この動きを推し進めようとしているのが左派の人たちだ
 *ワイセツなものを社会から排除しようとしたのは
 *前世紀には圧倒的に「保守」「右派」だった
 ☆戦前にまでさかのぼると
 *禁酒禁煙や公娼制度の廃上をとなえ
 *「結婚するまで性交渉を行わない」という純血運動を行っていたのは
 *宗教右派の団体である
 ☆戦後になると「悪書追放運動」が起きた
 *この運動は保守派や警察組織が中心となっていた
 ☆この様な排除に一貫して抵抗していたのは
 *当時の左派の文化人たちだったのである
 *有名な事件として「四畳半襖下張」事件がある
 *この摘発に猛反発したのが、左派文化人たちだった
 ☆1999年に男女共同参画社会基本法が施行される
 *この時期からジェンダー平等が言われるようになった
 *それを「フリーセックスと同じ意味」と非難したのは、保守派だった
 ☆現在、逆に左派の女性解放運動の人々、道徳的な宗教右派に接近する

⛳清潔さへの過剰な傾斜で排除される人々
 ☆右派と左派のあいだで、驚くべき180度の転回が起きた理由
 *日本社会があまうにも清潔感を求めるようになったからだ
 *清潔になじめない人は、時に排除されるのが、今の日本社会だ
 *この問題はポルノなどのアングラな文化にも当てはまる
 ☆いまの日本社会からは「大人になって成長し円熟する」という
 *モデルが消滅している
 *年齢に限らず、みんなが若者的な心情になってしまっている
 ☆フランスなど欧州の映画では
 *恋愛映画の主人公は中年男女であることが多い
 ☆日本の恋愛映画はティーンエイジャーを描くことが近年圧倒的に多い
 *あまりにも「幼さ」「若さ」にこだわり過ぎている
 ☆そういう若さ偏重の文化にどっぷりと浸って
 *日本人は年を重ねても「自分探し」に明け暮れる
 ☆若さにこだわるということは
 *いつまでも自分が清潔であることに固執し続けることである
 *グレーであることを拒否し
 *自分が清浄な場所にい続けようとすることだ
 *空想の中で自分を理想化していれば
 *自分の汚いところや自分のダメなところを直視しないで済むのだ
 ☆20世紀の終わり頃から今世紀にかけて
 *このような清潔さへの過剰な傾斜が日本社会に蔓延していった
 *1980年代のバブル経済の頃に、日本の街は一変する
 *1970年代までの日本の泥臭さや封建的な文化を
 *バブル期はデオドラントし、清潔な世界へと変えた

清潔になった日本のバブル文化を代表する松任谷由実
 ☆日本は、土着的な貧乏くささの臭いを消し
 *20末世紀日本は清潔になった
 *その清潔さが過剰に進んでしまい
 *ワイセツ等が、不浄なもの・ポルノや性産業の排除へとなった
 ☆このような方向は、文化の破壊になりかねない
 *なぜなら文化は、泥くさく不潔なものと不可分だからである
 *多くの文化は、不浄なところから生まれてくる
 ☆富士山は日本一高い山だが、そこまで高くていられるのは
 *広いすそ野が支えているからだ
 ☆文化もそれと同じである
 *不潔な澱みこそが、実は上澄みである高尚な文化を支えている
 *上澄みだけでは文化は持続できず
 *すそ野と上澄みの循環があってこその上澄みなのである
 *「すそ野のようなゴミは切って捨てていい」と考える文化人がいる
 *それは傲慢というものであろう
 ☆日本で一部の人たちがアダルトビデオやポルノ、性産業そのものをも
 *排除しようとしていることは、このような思考とまったく同じである
 ☆文化に限らず、不浄で猥雑なものを切り離して
 *清潔なものだけが存在する社会というのはあり得ない
 *「退廃芸術」を排除したナチス全体主義の清潔なデイストピアである

会田誠『犬』シリーズの排除に動いた左派
 ☆現代アーテイスト会田誠氏は著書『性と芸術』で
 *ポルノと芸術の関係について鋭く考察している
 *左派系の運動がポルノなどを排除しはじめた
 ☆クレームに対して、会田氏は
 *『大』は『お芸術とポルノの境界は果たして自明のものなのか?』
 *という問いのための試薬のようなものと投稿している
 ☆同書によると、ヌードには三つの世界があるという
 ①古代ギリシャにさかのぼる、西洋近代美術としてのヌード画
 ➁欲情したい人に応えたポルノ産業
 ③批評性のある現代アートとしてのヌード
 ☆三つのヌード世界は、まったく接点もなく存在してきた
 *そのことを会田氏は理解したうえで
 *三つを混ぜてできあがったのが『犬』シリーズ
 *古典的アート、ただのポルノ、ただの現代アートでもない
 *アートでもあり、ポルノでもある
 *その領域こそが、アートそのものであると会田氏は考えた
 ☆これは「上澄みと澱み」に重なってくる
 *上澄みがアートで、澱みが不潔で排除されるものなのではなく
 *上澄みも澱みも混ざり合っているものこそがアートなのだ
 ☆会田氏は、アートはデモ行進のプラカードではないと言う
 ☆このような哲学こそ
 *いまの日本社会にも求められているのだと筆者は考える.
                     (敬称略)
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「一卵性双生児」「高貴な血」「穢れた血」「血の呪縛」

2023年11月12日 | 社会
🌸わたしはどのように「わたし」になるのか1

「言ってはいけない」
 ☆一卵性双生児双生児の奇妙な類似は、環境の要素少ない
 ☆我々は「氏が半分、育ちが半分」ということでお茶を濁してきた
 *曖昧な態度が好まれるのは、遺伝の影響を突き詰めるのが不都合だから
 ☆「高貴な血」への崇拝と「穢れた血」の忌避
 *「穢れた血が子どもに引き継がれる」る考え方はタブーとされている

双生児の奇妙な類似
 ☆生まれてすぐに里子に出された一卵性双生児が39年ぶりに再会
 *それまでいちども会ったことがなかったのに
 *二人のあいだにはさまざまな類似点があった
 *2人ともやや高血圧気味で、学校の成績はそれほどよくない
 ☆類似点は、それだけではなかった
 *2人とも車はシボレーを運転し、ヘビースモーカーで銘柄はセーラム
 *改造カーレースが好きで野球は嫌い
 *2人とも離婚歴があり、最初の妻の名はどちらもリンダ
 *2度目の妻はどちらもベティ、 一方は長
 ☆2人以外にも、同じような不思議な話がいくつも出てきた
 ☆38歳のときにはじめて再会したイギリスの一卵性双生児(女性)
 *2人とも指に7つの指輪をして、片手に2つのブレスレットしていた
 ☆ユダヤ人の父親とドイツ人の母親の間に生まれた一卵性双生児
 *生育環境全く異なっていたが2人が空港で再会したときは
 *2人とも口ひげをはやし、メタルフレームの眼鏡をかけていた
 ☆双生児たちの奇妙な類似から
 *「わたしはなぜ『わたし』になったのか」という謎

「高貴な血」と「穢れた血」
 ☆わたしはどのように「わたし」になるのか
 *これは深遠な問いだが、原理的には、その答は1行で書ける
 ☆『わたしは、遺伝と環境によって「わたし」になった』
 *氏(うじ)と育ちが子どもの性格や能力を決めることは判っていた
 *遺伝と環境の影響を分離することはできなかった
 ☆我々は「氏が半分、育ちが半分」ということでお茶を濁してきた
 *こうした曖昧な態度が好まれるのは
 *遺伝の影響を突き詰めるのが不都合だからでもある
 ☆ヒトは太古のむかしから、血に特別な意味を見出してきた
 *穢れた血に触れると災厄を招くと感じていた
 *一方で、高貴な血は子どもに引き継がれると信じてきた
 ☆王制や貴族制が世界の至るところで見られるのは
 *「血の神話」が普遍的にあることを示している
 ☆高貴な血への崇拝と穢れた血の忌避は
 *人類に普遍的なスピリチュアルセンス(人類に普遍的性向)だ

20世紀半ば以降は、人種差別やホロコーストの悲劇を経て
 ☆「穢れた血が子どもに引き継がれる」る考え方はタブーとされた
 *.高貴な血の神話もいっしょに捨て去らなければならないが
 *王制(天皇制)の根拠がなくなってしまうので残した
 ☆高貴な血は子々孫々まで引き継がれるが、穢れた血は遺伝しない
 *ご都合主義なイデオロギーが、「政治的に正しい」とされた
 ☆ヒトは両性生殖、子どもは父親・母親から各々50%の遺伝子受け継ぐ
 *父から子、孫へと世代が替わるごとに遺伝子の共有比率は低くなる
 *数十世代もすれば「高貴な血」も「穢れた血」も
 *ヒトの遺伝子プールのなかに散逸し、
 *家系や血のつながりはなんの意味もなくなる
 ☆遺伝の正確な知識を得ることは
 *「血の呪縛」から抜け出すことでもある
                     (敬称略)
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「SNS炎上事件」「革命の闘士マスメディアへ」「SNSと団塊世代」

2023年11月12日 | 社会
🌸穏健化していた社会運動が、過激化した理由1

ネット炎上を社会現象規模で捉えてはならない
 ☆SNSが社会を分断している見解、本当なのだろうか?
 *そうではないことがいくつもの研究によって指摘されている
 ☆アメリカの社会心理学者は指摘している
 *SNSは社会のすべての人たちを分断しているのではなく
 *少人数の過激なグループの分断を深めているだけだと指摘する
 ☆日本のツイッターにもまさに当てはまる現象だ
 *少数の嫌な奴らが、討論の場を支配
 *まさに日常的にわたしたちが見ている光景である
 ☆アメリカに最も最も右翼的な人口の6%、左翼的な人口の8%
 *過去1年このグループの70%の者が政治的な投稿を共有していた
 *「献身的保守派」が56%グループ(白人と富裕層の割合が多い)
 *倫理や政治について均一な価値観を持っていることで似ている
 ☆異端を見つけては魔女狩りをする人たちが増えれば
 *SNSでの議論などできなくなってしまう
 *おだやかで良心的な人たちはそういう魔女狩りの場から距離を置く
 ☆SNSでは分断と対立が激しくなっているように見えてしまうが
 *「一部の人が過激になっているだけ」だ
 ☆炎上事件の特徴は、ごくごく少数の参加者が
 *社会全体を左右する大きな影響を持ってしまったことにある

革命の闘士たちはマスメディアヘと流れた
 ☆かってはエリートの象徴と言われた大学生
 *人数の多い「団塊の世代」が進学するようになって
 *「どうせしがない会社員になるだけ」の存在になってしまった
 ☆世代間対立
 *団塊の世代の親世代は、大正生まれの「戦中派」と呼ばれた人たち
 *戦地に赴いた兵士たちもこの世代だった
 *彼らは戦後、戦争を否定されたことで深いわだかまりを抱いていた
 *団塊の世代には、この親世代への反発があった
 ☆団塊の世代である子どもたちが、戦中派の親たちの価値観に反発し
 *左派的な思想への傾斜を強めたという面もあったのだ
 *革命運動は1969年頃に最高潮に達した
 *中心の世代が大学を卒業するのと同時に、潮が引くようにしぼむ
 ☆団塊の世代の若者、 1970年代に就職して、社会へと入っていく
 *「学生集会へもときどき出かけた」程度の学生であれば
 *普通の就職はできただろう
 ☆革命運動に強くコミットしていた若者は
 *一般企業への就職に苦労した
 *結果、思想的なことに比較的寛容だった
 *新聞やテレビ、出版などのメディア業界に多くが流れ込んでいった
 ☆革命運動からマスコミヘの人材の大量流入
 *これが1970年代以降のマスコミの空気を決定づけた
 *21世紀にも、古くさい左派色を色濃く残し続けている遠因である

⛳少人数で対立を煽るSNS空間の「先祖返り」
 ☆革命運動の就職口は、 マスコミだけではない
 *地方公務員や教員、生協もそうだった
 ☆非常に左派色の強い先生がおり、授業の副読本として
 *北朝鮮の「朝鮮少年団」の活躍を描いた児童小説を選んだ.
 *左派的な啓蒙活動、政治的な風景が当たり前だった
 ☆革命運動が潰れてからは
 *社会運動は、穏健になり「政府打倒」「反米」などではなくなった
 ☆中核派や革マル派などの一部の「過激派」を除けば
 *環境問題や女性の権利、障がい者対策などにテーマがシフトしていった
 *社会運動は、行政に関与して問題解決へと進んでいった
 ☆SNSでは、逆に奇妙な先祖返うが起きている
 *1960年代の革命運動のような「抵抗」や「抗議」に没頭し
 *対立を煽る人たちが目立つ
 ☆日本社会全体では穏健でリベラルな価値観が広がり
 *社会に参加して改善していこうという運動が増えている
 ☆その状況に不満な人たちが先鋭化し
 *特定少数のグループをつくってSNSで攻撃を重ねている

⛳ツイッター過激化の背景に団塊の世代の参入
 ☆2007年に退職した団塊の世代
 *2011年頃からツイッターに大量に流入するようになる
 *彼らが福島第一原発事故と第二次安倍政権に不安を感じ
 *そして青春時代の革命運動への憧れを再燃させ
 *それが彼らを「抵抗」「抗議」へと目覚めさせ
 *過激化していったのではないだろうか
 ☆最近の政治的に過激なツイッター投稿の文面には
 *「日和見主義者」「政権のポチ」「首を洗って待っていろ」など
 *現代ではほとんど見ない、昔の過激派の機関紙の言いまわしのような
 *文言さえ使われるようになっている
 *ツイッターの文面からすると、1970年代の
 *内ゲバ闘争を眺めている錯覚に陥るほどだ
 *現在のツイッターは、団塊の世代の青春回顧なのである
 ☆このようなゆがんだ構図は、いずれは終わる
 *団塊の世代は後期高齢者に達して、社会から退場しつつある
 *新聞やテレビも、以前ほどの影響力は持てなくなってきている
 ☆今後はメディァ空間も少しずつ改善されていくだろう

                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「神話」解体』



「SNS炎上事件」「革命の闘士マスメディアへ」「SNSと団塊世代」
(ネットより画像引用)
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「美貌格差:男>女」「男の顔の幅大」「美貌格差への補助」

2023年11月11日 | 社会
🌸あまりに残酷な「美貌格差」2

「言ってはいけない」
 ☆「美貌格差」報酬等の格差存在する
 ☆会社の業績を上げる経営者の顔(テストステロン値高い)
 ☆容姿で、差別を生む市場

「美貌格差」最大の被害者とは
 ☆女性よりも男性のほうが美貌格差が大きい
 *男性はイケメンでも経済効果はそれほど期待できない
 *容姿の劣る男性、平均的な男性に比べ13%も収入が少ない
 (女性の場合は4%、男性の醜さへのペナルティは3倍以上)
 *なぜこれほどまでに男性は容姿で差別されるのだろうか
 ☆美貌による賃金格差がある以上
 *働かない選択をした女性の不美人度は高い
 (美人のほうが働く意欲が強い)
 ☆雇用主は男性と女性の求職者の外見を同じ基準で判断しない
 *雇用主は、男性の外見の判断基準美醜ではなく暴力性だ
 (女性よりも男性の犯罪者が圧倒的に多い)
 *雇用主が若い男性の暴力性を考慮するのは当然だ
 *履歴書等で、暴力的な外見の若者が真っ先に排除される
 ☆雇用者は女性の場合、美醜をある程度判断基準に入れる

会社の業績を上げる経営者の顔
 ☆美の呪縛にとらわれているのは女性だが
 *美貌格差の最大の「被害者」は、醜い男性だった
 ☆「CEOの顔だけで会社の収益を予測できるか」調査した
 *男性CEOの顔写真を見せて、以下の3点を評価してもらった
 *①力”CEO”の能力、統率力、顔の成熟度から判定
 *②温かみ”CEO”の好感度、信頼度から判定
 *③リーダーシップ″CEO”人物は巧みに会社を運営できるか
 ☆被験者はCEOのことも、会社の業績は何も知らなかった
 *「力」と「リーダーシップ」の印象だけで
 *会社の収益をきわめて正確に予測した
 (「温かみ」は業績とは関係なかった)
 ☆企業の男性CE055人の写真を調べら
 *顔の長さに対して幅の広いCEOのほうが会社の収益が高かった
 *胎内で高濃度のテストステロンに曝された男性は顔の幅が広くなる
 *男性は成人後もテストステロン値が高く、攻撃的・暴力的な傾向が強い
 *即ち冒険心に富み、競争で勝つことに執着するリーダータイプとなる
 ☆生まれつきテストステロン値が高く、家庭環境や知能に恵まれた男性
 *刺激を求めて犯罪や暴力に走るのではなく
 *自身の才能を政治やビジネスの競争に勝つことに使おうとする
 ☆テストステロン値が低い(顔の細長い)男性
 *「勝つ」ことへの執念が欠けていて、出世競争で脱落してしまう
 ☆チンパンジーのテストステロン値を測ると、リーダーになると上がる
 *リーダーから脱落すると急激に下がる
 ☆テストステロン値の高い男性は競争を好み
 *地位が上がるにつれてさらにテストステロン値が上がって
 *魅力と恐ろしさが増すから、部下は無条件で指示に従うようになる

容姿による差別を生む市場原理
 ☆近代社会、人種・性別・出自等本人の努力ではどうしようもない要因で
 *待遇を変えることは差別として禁じられている
 ☆生得的な美貌格差も差別として法で規制すべきなのでは
 *アメリカには、容姿による差別を裁判に訴えたケースがいくつもある
 ☆人種差別の歴史によって不利益を被っている黒人に
 *大学への特別入学枠を用意している
 ☆容姿によって不利益を被っているひとたちに
 *国が補助金を支給する斬新な提案も実現は困難だろう
 *いたとしてもより激しい差別と批判にさらされることは間違いない
 ☆企業がこうした差別をする理由は、営業職や接客業において
 *美形の従業員のほうが、明らかに収益性が高いから
 *市場原理によって、彼らは正当な報酬を得ているだけなのだ
 ☆それは、消費者が美形の相手から商品を買ったり
 *サービスを受けることを好むからだ.
 ☆私たちは「美貌格差」を批判するが
 *その差別を生み出しているのも私たちなのだ.
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『言ってはいけない』





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(ネットより画像引用)
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「女性美」「男性美」「美貌格差3600万円」

2023年11月10日 | 社会
🌸あまりに残酷な「美貌格差」1

「言ってはいけない」
 ☆美人とブスでは経済格差は3600万円
 ☆美人はよい伴侶を見つけてゆたかで幸福な人生を手に入れ
 *不美人はブサイクな男性と結婚して貧しく不幸な人生を送ることが多い
 *幸いなことに、幸福の差も一般に思われているほど大きくはない
 ☆男性が女性の若さや外見、すなわち生殖能力に魅力を感じるので
 *女性は熾烈な「美」の競争へと駆り立てられる

美男や美女は誰からも愛され、ブス、ブ男は無視される
 ☆美貌の経済効果は、どの位か経済学者は考えた
 *美しさの基準、時代や文化によって異なるが
 *ある種の普遍性があるという
 ☆社会に共通する美の基準
 *顔の対称性と肌のなめらかさ
 *女性の体型で重要なのはウエストのくびれ
 ☆美しさの基準の進化論的に説明
 *顔の対称性が崩れ、肌に湿疹や炎症は、感染症の徴候
 *ウェストのふくらんだ女性は妊娠している可能性がある
 (子孫を残すのに障害となる)
 *進化の過程のなかで、健康な異性と
 *妊娠してない女性を選好するプログラムが脳に組み込まれた

現代人の美の選好がすべて進化で説明できない
 ☆ヒトと大半の遺伝子を共有するチンパンジーやボノボのオス
 *若い″処女”よりも出産経験のある年長のメスに魅力を感じる
 *貴重な食料とセックスを交換する
 ☆健康な子どもを産む能力を証明している相手のほうが
 *″投資効率″が高く進化論的に合理的だ

美人とブスでは経済格差は3600万円
 ☆美貌の経済効果を計測するのは
 *男女をたくさん集めてきて、第三者にその美貌を判定させて
 *ランクづけし、収入の差を調べればいい
 ☆美貌を5段階で評価し、平均を3点とした場合
 *平均より上(4店・5点)と評価された女性
 (平凡な容姿の女性より8%収入が多かった)
 *平均より下(2点・1点)と評価された女性
 *平凡な容姿の女性より4%収入が少なかった
 ☆容姿による収入の格差は存在する
 *経済学ではこの状況を
 *美人は8%プレミアムを享受
 *不美人は4%ペナルティを支払っているとしている
 ☆プレミアムとペナルティの金額
 *大卒サラリーマンでの美貌格差の総額は3600万円

 *弁護士のような職業では美貌格差は年齢とともに大きくなる
 *美貌の弁護士はよい顧客を獲得しやすいから
 *年をとるにつれてその経済効果が大きくなっていく

美貌と幸福の関係
 ☆美人はよい伴侶を見つけてゆたかで幸福な人生を手に入れ
 *不美人はブサイクな男性と結婚して貧しく不幸な人生を送ることが多い
 ☆幸いなことに、幸福の差も一般に思われているほど大きくはない
 *美形でも半分ちかくは不幸になり
 *ブサイクでも半分ちかくは幸福になれる
 ☆美貌格差が、男性よりも女性にとり大きな心理的圧迫になっている
 ☆男性が女性の若さや外見、すなわち生殖能力に魅力を感じるので
 *女性は熾烈な「美」の競争へと駆り立てられる
 ☆女性は、男性の外見以外にも
 *社会的な地位や権力、資産に魅力を感じる
 *ブサイクな男性も、努力によってそのハンデイを乗り越えられる
 ☆結果、女性だけが美しさの呪縛に苦しむことになり
 *過度なダイエツトや拒食症
 *整形手術による身体への暴力は「美の陰謀」だ
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『言ってはいけない』




「女性美」「男性美」「美貌格差3600万円」
(ネットより画像引用)
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