慶喜

心意気
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「穢れの排除(右派⇒左派へ)」「ポストモダン思想」「弱者のお気持ち」

2023年11月14日 | 社会
🌸自由を侵そうとする人たち、右派から左派に移ったか理由

差別は解消されても社会運動は持続していく
 ☆穢れ、不浄で猥雑なものを社会から切う離す
 *かっては、保守・右派が求めていた
 *かっては「日本の伝統には穢れのない美しい世界がある」との信念で
 *筆者は、まったく同意しないが、その思考は理解できる
 ☆「穢れの排除」は、21世紀に入って左派に移った
 *歴史の流れからも、非常に不思議な転回である
 ☆現在の左派の源流の新左翼運動
 *ヒューマニズムや理性といった社会の偽善を否定し
 *自分たちの原始的な本能に寄り添うラジカルな思想も持っていた
 *だから彼らは性の解放を求め、ミニスカートを擁護した
 ☆”ラジカル″の左派、宗教右派のような保守的な思想に変わった理由
 *リベラリズムが求めてきた人権重視や平等、差別の解消といった抑圧
 *20世紀後半にはかなう解消されてきた
 ☆差別はいまも完全にはなくならないが
 *「差別はいけない」という意識は当たり前になっている
 *それが21世紀の社会である
 ☆社会が変化すると、活動の場が減ってしまう運動があった
 *「反差別」を旗頭にしていた社会運動
 *反差別運動は歴史的に左派イデオロギーとも親和性が高い
 *冷戦が終わると、社会主義を標榜していた左派イデオロギーも衰える
 ☆社会が改善され、差別が減っていくのは良いことである
 *反差別運動は解消に向かっても良かったはずだが
 *「社会運動」というものはどうしても当初の目的とは別に
 *みずから持続していくことを自然に望む、それが世のつねである


弱者の「お気持ち」は理性や科学を上回る
 ☆反差別運動は、ポストモダン思想を活用し運動の生き残りを図る
 *ポストモダン思想、近代のリベラリズムを否定するところから始まる
 *ポストモダンは、「普遍的で客観的な事実」を否定する
 *唯一の客観的な事実などは存在しない
 *人々がどう生きてきたのか、社会がどうつくられてきたのかによって
 *現実は左右されるのだと考える
 ☆ポストモダン思想を、反差別運動は活用した
 *差別はなくなっているように見えるが、まったくなくなっていない
 *社会の中に知らずしらずのうちに埋め込まれており
 *人々はそれに気づいていないのだ
 *だから人々を矯正しなければならない
 ☆これはとても危険である
 *「差別は社会の中に埋め込まれている」
 *「それを嬌正しなければならない」と言われても
 *その判断基準がいったいどこにあるのかがわからない
 ☆リベラリズムでは、理性や科学という根拠が示されている
 *ポストモダンは、理性や科学を普遍的ではないと否定してしまう
 *彼らの根拠は、差別される弱者の側の「お気持ち」なのである
 *弱者の「お気持ち」だけが大切であり
 *理性や科学ようも上回るというのである
 ☆弱者の「お気持ち」などを根拠にするのが、どだい無理な話なのだ
 *「お気持ち」が社会からの同情を買うために
 *差別をでっち上げることも可能である
 ☆「朝田理論」の再来である
 *「不利益と不快を感じさせられたものはすべて差別」
 *「差別かどうかは、差別された者しかわからない」という考え
 *この理論は、部落解放運動の基本的な考え方になった
 ☆現在は朝田理論は批判され、否定されている理由
 *「何を差別とするか」という基準を示す必要さえなかったから
 *「差別された」と過度に主張して企業などを攻撃し
 *不当な利益を得るような個人や団体が続出してしまったからである

キャンセルカルチャーという排斥文化の拡大
 ☆ボストモダン思想をもとに「弱者のお気持ち」
 *だれかを排除しようとする運動は、朝田理論と同じ危険を抱えている
 ☆現実に、悪名高い「キャンセルカルチャー」という文化を横行させた
 ☆キャンセルカルチャーは
 *だれかの言動を批判するだけでなく
 *言動を理由に社会的地位や職などを剥奪する排斥運動である
 *批判は自由に行われるべきだが、地位や職を奪うのはやり過ぎ
 *日本でも米国でも近年頻発するようになってきている
 ☆イギリスエコノミスト誌の「リベラル左派の脅威」の特集
 *新しい世代の進歩主義者たちが
 *忠誠の誓いや冒漬の法律の現代版など
 *宗派国家の手法に酷似した方法を復活させようとしていると記載した
 ☆「復活の儀式」を次のように紹介している
 「正統派を押し付ける」
 「宗教のような布教活動を行う」
 「異端者を追放する」
 「焚(ふん)書する」
 *まさに「中世の暗黒」である
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『「神話」解体』




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