その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院日記09-4

2009-06-07 18:43:19 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
入院9日目第4話。


主治医のN先生が以前にも言っていた通り、今日から飲み始めた漢方薬「柴苓湯(サイレイトウ)」は口が乾くようだ。お小水の量も増えている気がする。今まで水下痢として後ろから出ていたものが、前から出ている感じがする。だとすれば、下痢は改善するのではないだろうか。

柴苓湯に期待が高まった。

昼には一気に飲めたこの薬も、夜には失敗をし飲み込めず、およそ2/3を吐き出した。

苦いし、最悪だ。

しかも、期待のお薬をきちんと飲めなかったことを、この後ずっと引きずることになる。


夜にはたっぷり時間をとって映画を見る事にした。先日は「県庁の星」を見たので、タイプの違うものにしよう。

ノートパソコンの動画フォルダを眺め「地下鉄(メトロ)に乗って」を選んだ。

真面目な映画だ。病室のベッドの上で見るには少々窮屈に感じた。やはり病んでるときは単純に面白いものがいい。

ちょっぴり後悔しつつも見始めたからには最後までしっかりとみたい。腹痛での中断も出来れば避けたい。点滴交換の時間も上手く避けてもらいたい。

映画は後半戦クライマックスへ。

嫌な予感。衝撃な展開が起こりそうな伏線が見え始めた。僕が思う展開にはなって欲しくない。映画は素直じゃない。穏やかな話へと展開する。そのホッとする暖かい演出のせいで、予感していた衝撃を勢いづけた。

まじかよ~。

まるでジェットコースターのようだ。ほのかに上げておいて急降下。勢いがよすぎる衝撃展開に、不意に涙が溢れた。

気分はブルーになった。考えれば考えるほど涙腺が緩んだ。悲しかった。

KYなことに、そんなタイミングで看護師が点滴交換にやって来た。いや、もうちょい早かったらムード台無しだったから、良かったのかも知れない。

【つづく】

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