その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

男、前屈み。

2008-12-10 03:50:05 | その名も、たぁちゃん。
次の駅で一人の漢(おとこ)が乗ってきた…。


前回の「すももちゃん -おもらし編-」の続きです。

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「男が前屈みになるとき」

皆さんは、男がどんな時に前屈みになると思いますか?男の僕が真っ先に思いつくのは、アレがアレな状態になったときです。立ったゆえに真っ直ぐ立てない。

「また下(しも)かよ…(-o-;)」と言わないでください。

もうひとつの「男が前屈みになるとき」を僕は知りました。そんなお話です。

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前回、「次の駅で一人の男が乗ってきた…。」と書いたが、「一人の漢(おとこ)」と表現すべきだったと反省。

K村君と僕の目の前ではなく、中ほどの席に腰をおろした若き女性。彼女はフランス人形的なヒラヒラのスカートをはき、沈んでいる電車内の雰囲気を色づけた。

そこに一人の漢(おとこ)が入ってきた。彼はガタイのいい30代のサラリーマン。黒縁のメガネをかけている。そのせいか、真面目な印象を受ける。

男はだいぶ空いてきた座席の中から窮屈な感じの場所に腰をおろした。

-女の正面だ-

「アヤシイ…(;¬_¬)」

K村君と僕の意見は一致した。そして、僕らは黒縁の彼をを監視することにした。(□。□-)

彼はコートのポケットから書籍を取り出した。カバーが掛けられているので、いったいどんな本を読んでいるのかはわからない。

「これで、前屈みで読みだしたら、アヤシイ…(;¬_¬)」

ここでも僕らの意見は一致した。

-前屈み-

女は足を組んでいる。男はその正面で本を読み始めた。不自然に前屈みになって本を読み始めた。

黒縁メガネをかけた真面目な男の、黒縁メガネの奥にあるマジな目でいったい何を見ているのか。

女はその後ひと駅で降りてしまい、男の努力が実ったかどうかは不明だが、ひとつ確かなことがある。男は前屈みを止めたからだ。

先日「ひざ上コートのその先に…。」で書いたエロジジイを思い出してしまった。

ホント切ない努力である。
ホント哀しい努力である。
ホント虚しい努力である。

そんなとき、僕らの左側扉、隣の車両から容姿麗しい女性が入ってきた。白いコートに短いスカート( ´ρ`)

僕らは、無言で、前屈みに、なる…。


【完】



「すももちゃん -おもらし編-」(2008/12/9)
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/4377774c167a7d1ca68ca7cb94b45913


「ひざ上コートのその先に…。」
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/619b3328e2d1422b5197305aa80e0643

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