その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

甘酸っぱくてほろ苦い青春のメモリー

2011-02-18 11:05:12 | 潰瘍性大腸炎-入院日記6-大腸全摘出手術編
潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編

手術18日目第3話「甘酸っぱくてほろ苦い青春のメモリー」



入院日記は再びバレンタイン話に…。


【生チョコ】

バレンタインデーということで、母親がチョコを持ってきた。青いリボンのついた袋には生チョコが入っているらしい。

ひとりになって、病室でコソコソとチョコの包装を外す。

なるほど、典型的な生チョコだ。

ロンギヌスの槍のような楊枝をチョコにぶっ刺す。


うわっ!

柔らかくて取れない…

病院内が暑すぎて、生チョコがホイップクリームみたいになってる。


必死に持ち上げようとブスブス刺していると、あれよあれよと言う間にブロック型だったチョコが、嗚呼、生チョコが…、生○○コ!!みたいになっちゃった(ノ△T)


○○コのことは忘れて口に入れると、グニャ~ンとただ甘ったるいだけのチョコクリーム。


嗚呼、大好きな生チョコが、生チョコが、まずいっす!


うぅ、こんなはずじゃないのに…(ρ_;)


No! 思い出してしまったぞ、ビターな思い出を。


―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―


【ビターな思い出】


中学一年のバレンタインデー。 どういうわけか本命チョコを頂いた。買ったものではあったが、どでかい(う~ん、A4サイズくらいだったかなぁ)の箱に入っていた。


家で開けると、箱の半分を占める大きなハートのチョコと、ハート型と樽型の小さなチョコが8つぐらいずつ入っていた。


でかいハートを食べるのは気が引けたので小さいのから食べることにした。それもハート型はやっぱり気が引けたので樽型から。


…うわっ!?


なんじゃこりゃ。ま、マズイ( ̄○ ̄;)


正確にはビターチョコだったんだけど、当時ビターチョコなんて食べたことなかったし、その存在すら知らなかったから、甘くないチョコの衝撃だった。

それじゃ、こっちの小さいハートは?と恐る恐る口に入れると、ふわ~んと甘い、よく知っている味のチョコだった。ミルクチョコだったわけ。


問題は…手のひらと同じぐらいでかいハート型のチョコだ。


 …色が黒い


小さいハート型と樽型とでは色が違うことに気づいていたが、大きなハートは樽型のチョコと色が近い。


 …まさかコイツもマズイのか?


ハートを真っ二つに割る行為は如何なものかと思うが、でかいので仕方ない。


パキーン!!


そして、ガブッ!



マズイ…(ノ△T)

なんだこのチョコは、っていうか、これはチョコなのか?

それ以前に、コレ、嫌がらせなのか?


むむむ…、一口だけかじった真っ二つのハートの残骸と、大量の樽型爆弾。


初めてのビターな味がどうしてもダメで、これ以上食べれない。


でも、捨てたら親に見つかってしまう。食わずに捨てたことより、チョコをもらったことを知られたくない。


仕方ない。こんな時はビックリマン方式しかない。


 ビックリマン方式…食わないお菓子を学習机の引き出しの奥に隠す(…何度親の逆鱗に触れたことか)


こうして、真っ二つのに割れたハートは引き出しの奥にしまわれ、さらに粉々になるのであった…。


―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―


【青いリボン】


で、今回親からもらった生チョコは隠したり捨てたりせずに、後日、家に持って帰ってもらうことにした。


青いリボンがなかなか可愛いので、一緒に入院しているネコのぬいぐるみの耳に着けてみた。


へへ、なかなか可愛いでしょ(*^o^*)


…ねこ、お守り抱っこしてます。


【18日目終了】

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