「陰」と「陽」の運動

　　　　　　　　　「陰」と「陽」の運動

　

　身体を動かす運動にも、「陰と陽」の区別があるようだ。

テンポの激しい音楽を鳴らしながら、動く「ダンス」は「陽」の部類に入るだろう。

瞑想をするような、曲ばかりをかけて行う、「太極拳」は「陰」の部類に入るだろう。

「陽」の運動は、身体の活動を活発にし、生き生きとした生命力を感じる。

「陰」の運動からは、心を重視した運動であるため、「静」の動きを感じる。しかし、決して劣った運動ではない。むしろ、心を重視するため、ストレスに耐えられる、心をつくりだすことができる。


「ダンス」といえば、キャバレーなどで踊る、イメージしか抱いてなかったので、舞台で舞う創作ダンスなるものを初めて観たときには、たまげた。大音量の中を、ダンスによって物語を形成している。
元気の出る、舞踊だ。心の中に、元気のある人しか付いて行かれないかもしれない。

自分の好んでいるのは、「陰」の運動である、太極拳だ。呼吸を重視し、ストレスの多い社会ではもっとも適した運動だと思い、おこなってきた。

しかし、運動は「陰」と「陽」が必要なのではないだろうか？

「陽」の動きばかしを行っても健康法から見れば、落ち度はあると思う。

「陰」にも偏らず「陽」にも偏らない身体運動が人間には必要だと思う。

少しだけ、「陽」の動き方、動かし方を学習してみたくなった。