前回の山旅の際に、白い虹(白虹)ってのを初めて見ました。場所は大雪山系化雲岳山頂です。
7月21日(月)夕方、天気はまずまず安定、夕景が見られそうだったので、山頂で
カメラを構えて待機していました。日中は南寄りの風に乗り、帯広方面に広がっている雲海(ガス群)が
上昇を伺っている気配でした。夕方には西寄りの風に変わりその恐れもなくなり、逆に西から東向きに
トムラウシと化雲岳間の谷間(ヒサゴ沼のあるあたり)を霧が流れていました。ものすごく劇的な
夕景は期待できない状況ながら、このような霧があるとアクセントになり、そこそこいい写真が
撮れるのではないかと、ちょっと期待しておりました。
ところがあろうことか、突然風向きが変わり、一転南寄りのやや強い風が吹き始めたかと思うと、
谷間にたまっていたガスが一気に上昇に転じ、あっという間に一面真っ白になってしまいました。
そんなに濃いガスではないようで、トムラや大雪山もチラチラ見え隠れするし、上空の青空も
見えているしで、もうちょっと粘ろうとしたのですが、このガスはすごく湿気の成分を含んでいて、
みるみるうちに水滴がつきだしたので、あわててカメラをバックに収納しました。
こらあきらめたほうがいいかなと思い始めたところ、なにやら白い棒状のものが日光に照らされ
出現しました。最初気のせいだろうと思いましたが、いや、これがうわさに聞く白い虹(白虹)だなと
確信して、再びカメラを取り出しました。なにせこのような自然現象は短い時間で終わってしまいます。
スタビライザーをオンにして、私としては珍しく手持ちで撮影しました。霧が舞い上がり、瞬時に
状況が変わるのでピントも合わせづらい状況で、マニュアル撮影でほとんどカンだけが頼りです。
メガネにも水滴がついていて視界もきわめて悪いんですね。虹が二重なのは撮影時にも
気がつきましたが、現像してみて初めて三重(うっすらと四重?)だったのがわかりました。
そして、撮影しようと構えたら、自分の影も霧に映っています。いわゆる「ブロッケン現象」ですね。
こちらはこれまで何度か経験済みでして、白虹と同じような原理で発生するものと思われます。
同時に写りこむような構図を意識したものの、これも半分当てずっぽうですわ。
全部で10カットくらい写したうち、マシなのを二枚掲載します。これでトムラウシなどが一緒に
写っていたら面白かったんですがね。残念ながらこの時点では山はまったく見えませんでした。
唯一地形らしいものがわかるのが登山標識ですが、いかんせん文字はまったく判別できませんね。
ここは三方向からの道が交差する付近の要所で、向かって左が五色岳(あるいは沼の原)、
まっすぐがトムラウシ(黄金が原)、右が天人峡などと書かれていたと思います。
♪ 白い霧に かすむ二人
ゆらりゆらり 佇む二人
青い月に 浮かぶ夢
流れるメロディ きゃしゃな足音
とぎれとぎれの言葉のすきまに
しみていくような 君の甘い香り
愛は陽炎のように ふたしかなもの
白塗りの恋は赤い血に染まる
白いため息 髪をなでる
ゆらりゆらり 寄り添う二人
青い影が ひきずる夜
おびえる瞳 闇にまぎれた
もどかしい君を つきはなしたのは
きっとやさしい天使の手だったろう
愛は陽炎のように ふたしかなもの
君は赤い爪をのばしはじめる
うつむいてた君は 細い首すじから
ポキリと折れて 僕の胸に抱かれた
夢を翔ける翼は もう君に似合わない
そうさ君には 二度と天使は唄わない
もどかしい君を つきはなしたのは
きっとやさしい天使の手だったろう
愛は陽炎のように ふたしかなもの
白塗りの恋は赤い血に染まる
(白い霧/詩:細坪基佳)
台風11号は和歌山市としては悪いコースで四国から近畿地方を縦断し、
10日(日)の10時頃、最大瞬間風速40メートルを記録したそうです。
おそらくその時なのでしょう、和歌山城の木々や電柱が根こそぎなぎ倒されたのは。
その映像が繰り返し全国版のニュースでも流れたようですね。
今日市内を車で走り回る機会がありましたが、私の見た範囲ではその他の大きな
被害などは見当たらなかったし、幸い我が家でも家屋は無事だったようです。
ただやはり、庭の木々や農作物などはかなり強い風に長時間吹きつけられ、
痛めつけられました。ピーマンはプランター(カゴ)ごと横倒しに。それが逆に幸いしたのか、
株自体の痛みは比較的軽微みたいです。
キュウリはこの風の影響でジエンドです。元々すでに二本は立ち枯れ、残り一本となり、
それが今回の一件でかなり痛めつけられたので、すべて撤去しました。孫ツルに小さな実が
数個ついていましたがもう未練はないですよね、よくぞここまでがんばってくれました。
最終個数は123個、非常にわかりやすい数になりました。
その他はピーマンを含め、オクラ、ゴーヤ、フダンソウ(うまい菜)などはなんとか無事。
フダンソウは2つのカゴのうち、なぜか1つの方がこのところ生育が悪く、思い切って
抜いてしまいました。抜こうとすると根は丈夫で元気いっぱいなのでてこずりました。
コガネムシの幼虫が大量発生しているのかと想像していましたがそうではないようで、
結局原因不明です。
それぞれの土に石灰を施しておきました。ニンジン、フダンソウ、小松菜などの種が
少し残っていて、いずれかを蒔く事になるでしょうけどこの暑い時期ですからね、
「敵に塩を与える」だけで終わる可能性が高いかなあ。
登山用に最初に買った寝袋(スリーピングバック)ですね。モンベル製のタフバッグ、タフバッグって名称は
もはや同社は使っていないです。今改めて見比べると、ものすごくかさばるし、よくこんなのを山に
持ち上げていましたね。地味ながら、登山用品の進歩(より小さく、より軽く)は、着実に進んでいるようです。
山での使用実績が少ないうちに、やはり同社製のダウン製のスリーピングバッグに買い換えてしまい、
こちらは車中泊用に特化、細々と使い続けてまいりました。それも今回、車中泊用の寝袋を新調したので、
ついに手放す時がきたようです。
特別汚れたり破れたりしていないものを処分してしまうのはいささか心苦しいのですが、
収納スペースに限界のある我が家です、泣いて馬謖を斬ることにします。
(意味ぜんぜんわかんな~い)
*今日の和歌山市は一日雲の多い天気で、夕方から弱い雨が降り出しました。
歯科医院(詰め物完成)から帰宅後、車内の清掃を行いました。一度長旅から戻ると
かなり汚れていますからねえ、すっきりしました。車外はもうちょっと天気が安定してからにしましょう。
関西は週末台風の影響を強く受けそうです。
キュウリ、一昨日の収穫でちょうど120本になりました。重ね重ね、これは我が家にとってはすごい数字です。
これまでせいぜい一株あたり10本程度でしたから、その4倍、一株あたり40本収穫ですからね。
一体これまでと何が違うのか? 私なりに考察しますに、まず今回は畑(土)に直植えしたこと。
今まではほとんどプランター(カゴ)で育てていて、こんなに次々とわき芽(子ヅル&孫ヅル)が出てきたことが
ありませんでした。上の写真は今朝のキュウリの様子。写真奥の本体はもう盛りを過ぎているのに、
手前のオクラの畝にまでツルを伸ばし勢力を拡大しています。写真が小さいのでわかりづらいでしょうが、
まだまだ花が咲き、小さな実もついていて、台風の襲来さえなければもう少し本数を伸ばせそうな気配です。
本来こうしたツルは摘心するのが基本、長期不在中に手入れが行き届かず伸び放題となり、
いまさらもういいかと好きにさせています。
あと、これまでの私の経験では、4月中早くに出回る苗よりも、5月に入ってから購入した苗の方が
成果が上がるように思います。早くに植えると、うどん粉病など病害虫に弱いような気もします。
これは地域性もあるので一概には言えないでしょうし、また、苗の品種によっても差があるのかもしれません。
問題は5月にうまく苗が買えるかどうか。4月、ホームセンターなどは競うように早くから苗を売り出し、
品種も豊富ですが、5月になると極端に取扱量が落ちるようで、品種なども選べません。今回は
ダメ元で小さな園芸店を訪れ、キュウリ、オクラの苗を購入できたのでした。ただし、キュウリは
たしかこの品種しか扱ってなかったし、見た目にはそれほど4月に手に入るものとは変わらず、
とりたたて立派な苗ではありませんでした。わからないものですね。
今朝収穫したゴーヤとオクラ。
明日以降収穫予定のゴーヤたち。少なくとも3本、同じようなのがぶら下がっています。
ゴーヤに陣取るカマキリ。我が家に訪れる蝶の仲間としては最大級の大きさのカラスアゲハ(の仲間)が
直前蜜を吸っていた。君にはちょっと獲物が大きすぎたやろなあ。
いつの間に奇術を習得したのか?? 空に浮かぶカマキリ。