
丸福のチャンポンが気になっていて、しかしごはんお代わりの魅力に勝てず、これまでは定食類ばかり
注文してきた。この日はお昼に食べ込み、夕食は軽めで十分だったので、初めて「チャンポン・720円」を
試してみた。
具沢山でおいしかったが、スープはもう少しパンチの利いた味でもいいのにと思った。意外と淡白なお味
だったのだ。定食とほぼ変わらない価格でもあり、やはり普段のお昼にはそちらを優先して選ぶことになるだろう。
道の駅すごうの売店で、自分用の土産として「いきいきくん炭」を買ってみた。410円とリーズナブルな価格で、
試してみたいと前から気になっていたのだ。ただしかさばるので、早くから買っておくことができず、今まで
タイミングが合わなかったものだ。
今度菜園の土の整備をする際に、土壌改良剤として混ぜて使用してみたい。
一日雲が多めであったが夕方前にはすっきりと晴れ渡り、空が赤く染まり始めた。遠景の山は、道の駅から
見える九重連山である。午後以降は撮影機会があったであろうし、明日はさらに安定した天候となることが
容易に想像できた。
しかしながら前に述べたような理由で、自ら撮影チャンスを放棄するような形となることに、この時点でもまだ
かなり迷いがあった。結果はともかく、せっかくここまで粘ったのだから、最後まで付き合えよということだ。
朽綱山(くたみやま) 夕居る雲の 薄れ行かば われは恋ひむな 君が目を欲り
これは朝日新聞の「ナカニシ先生の万葉こども塾」という連載記事で、中西進さんが紹介されていた和歌。
朽綱山の夕べにかかる雲が薄れていったら、私は恋しいだろうなあ、あなたに逢いたくて
という意味だそうで、朽綱山とは九重連山の旧名らしく、今もその名残で、「朽綱分れ(くたみわかれ)」という
地名が見受けられる。またこの時代には、「会いたい」ことを「目がほしい」ともいったそうな。
古代人は、まさしくこうした夕暮れ時に、このようなロマンチックな歌を詠んだのかしら。
この時期の九州で、ここまで赤くなった夕映えはあまり記憶にない。もうちょっとゆっくりしていけよという
お誘いなのか? それともひとり打ち上げをしている私へのご褒美なのか?
まあ、この時点ではすっかり酔っぱらっていて、あとは寝るしかなかった私なのだが。