旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20230927 北海道秋編㉘ 今できることを、もしくは、今しかできないことを 小樽港~舞鶴港~和歌山市

2023-09-27 09:27:01 | Weblog



9月27日(水) 曇り時々晴れ

早朝、ここは奥尻島沖か、あるいはもう青森県付近なのか、左舷に無人島らしきものが
見えている。


    

数時間しか寝ていないので、さすがに眠い。

昼時お酒を飲んで午睡、睡眠不足を補う。


    

船会社の経営的には問題だろうが、個人的にはこれくらい空いていてのんびり過ごせる
船内が好ましい。バイクは十数台程度、そろそろツーリングには厳しい季節がすぐ
そこまで迫っていて、ライダーたちが引き上げを始めている。


今回は三国峠を越えることさえできず、山と言えば、最後の最後に銀泉台の第一花園へ
行くのが関の山、一応山泊まりの用意もしていただけにお笑い種だ。しかし現状、
自分の体調や体力を考えると、自分が今できること、一番楽しいことを優先して
やらざるを得ない状況だ。きれいさっぱり山はあきらめるのか、それとも未練がましく
次回も装備だけは用意するのか、いっそ旅自体をやめてしまってもいいような気もする。

小学生の頃がピークだったマンガやアニメを再び見だしたり、中学時代にハマっていた
推理小説を今になって再読するなど、先祖返りというのか、過去のマイブームに親しむのは
浪費するエネルギーも少なく済んで楽でいいのだが、冒険心とか、チャレンジ精神とか、
そんな前向きな姿勢をすっかり忘れてしまっているようにも思う。今回の旅行でも、
手近な場所でナキウサギ観察に勤しむのは、私の現況からいうと、体力的な負担が少ない
遊びなのである意味理にかなってはいるのだが、果たしてこのまま朽ち果ててしまって
いいのだろうかと、繰り返し自問自答し続けた。今しかできないことを、まだもうしばらく
悪あがきしてもいいのではなかろうかと。


しかしいつものことだが、旅の終わりは高揚感マシマシで、すぐさま次の旅のことを
考え始めているのは毎度変わらないようだ。ある方はこの先10月末まで滞在し続けていて、
帰宅した別の方は、10月の三連休明けには舞い戻ってくるという。なんだか久しぶりに
刺激を受けたというか、熱気に当てられたようで、私も気持ちだけは昂っている。


「はまなす」は前回のことがあるからなあ…ちょっと案じていたのだが、あっさりと
舞鶴へ入港した。重ね重ね、前回のあのトラブルは何だったのだろうか?

下船時チラッと乗船待機場を見ると、バイクは数台のみだった。今夜こちらは真夏に
近い蒸し暑さだが、北では早や、ふたつくらい季節は前倒しで進んでいるのだ。


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