旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
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続・スピーカースタンドを変更する~柔よく剛を制す?!

2011-05-12 19:17:05 | ライカはローリングストーン

スピーカースタンドを変更したお話の続篇でございます。
その後もあれこれ試行錯誤を繰り返しておりまして、今回、一応の満足ゆく結果が得られたので、
再報告です。話がとてつもなく長~くなりますので、端折りまくってお届けします。


クリスタルガラス製のベースを使うようになり、楽器の美しい響きには感動を覚えるくらいでした。
問題はボーカルの質。やや硬めなのは我慢できるとして、ソースによって時に強く出る
きつい音が耳障りで、やはりこれは何とかしなければと手を入れ直したのです。

ガタつきを取り去りたいと、お店で硬いスペーサーを探したが見当たらず、かわりに買ったのが
上の写真のブチルゴム(定価税別 900円)。オーディオ機器の足まわりは、「重く、硬い」のが
基本でしょうが、ブチルゴムは振動吸収効果が期待できるので、試してみたのです。

クリスタルガラスを外して、このゴムのみ敷いてスピーカーを乗せてみました。
物の見事にボーカルの「硬さ」は解消されました。しかし… 同時に美しい「響き」も奪い去られ、
つまらない音になってしまいました。


   

それで、ブチルゴムの上にクリスタルガラスを乗せてみました(上の写真)。ガタつきが少なくなり、
素晴らしい音で、特にピアノの響きなど最高です。が、やはりボーカルの硬さは残る。
残念ながら、クリスタルガラスを使うのは両刃の剣だと悟り、諦めて他のベースを試します。

   

4種類のベースを試した結果、一番音が落ち着いたのが、「ジェンタロイ」という高剛性・振動吸収合金。
うたい文句通り、共振が抑えられるためか、ボーカルは一番まろやかになり、硬さが解消されました。
しかし響きもやや減少、ピアノなど楽器は落ち着きすぎて、クリスタルガラスの音が懐かしくなります。

で、3個のうち、後ろの1個だけをクリスタルガラスに変えてみました。たったこれだけのことで、
音が変わってしまうのがオーディオの奥深さであり、難しいところ。音の響きは増したけど、
とたんにボーカルは硬くなっちゃった…  ならばと、とっかえひっかえかえてみたけれど、
傾向はどれも同じ、ボーカルが一番おさまるのはやはりジェンタロイです。


諦めかけたけど、ここで発想の転換、後ろの1個をジェンタロイに固定、前の2個を別の素材に
かえてみたら、グンとバランスが良くなったのです。現在落ち着いている組み合わせが上の写真、
「セラミック2個+ジェンタロイ1個+ベースにブチルゴム」のハイブリッド仕様。
ボーカルの硬さがとれ、しかも、楽器の響きも損なわれていません。やれやれ、やっとこさたどり着いたよ。

音場が広くなり、大きな空間を感じられる音。響きがいいためか、同じボリュームでも一段高い音圧で
鳴っているように聞こえます。これまで試したソースでは、概ね結果は良好です。


これが最良なのかどうかはわかりません。先日お店で物色した際、木製の同じようなキューブスタイルの
ベースが売っているのに気がつきました。もしかしたら、私の好みやSP・セレッションとの組み合わせを
考えると、そちらの方がより合っている可能性もあります。気が向いたらいつか買ってみて、
また試してみますよ。







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