春本番の暖かさになった和歌山市です。ただ次週寒の戻りがあるようなので、まだ油断は
できません。
暖かくなると外での作業をする気になって、この前ご紹介した車中泊用敷布団を愛車に実装して、
使用具合などを試してみました。これまで使ってきたのは、モンベル製のエアマット(長さ120cm
幅60cm)+長さ30センチの補助マットで、このたび新規購入した中綿入りの敷布団(長さ210cm
幅55cm)とは使い勝手がかなり異なるのは目に見えているので、一度確かめておきたかったのです。
私の乗っているSUVは面白い使い方ができる車で、後部座席の座面を取り外すことで広大な
フルフラットのスペースを生み出せます(ただしこの機能、私が購入した直後のマイナーチェンジで
廃止されてしまいましたが)。
写真は後部座席座面の助手席側三分の二を外した状態(残り三分の一も外せます)。
後部座席の背もたれを倒した状態。実際の使用時には、足元のくぼみにクーラーボックス、
その上に登山用ザックを組み合わせ、高さをそろえ段差をなくし、さらに長さを稼いでいます。
荷室から助手席背もたれにかけ、生み出されたフラットな空間。180cmを
越える私が足を曲げず横になれるのですからすごいです。今時、こんな使い方できる
便利な車、これがなかなか見当たらないんですよねえ。
ここに新規購入の敷布団を敷いてみた状態。これが今度の車中泊時の寝床となります。
210cmもある長さの寝具が収まる広大な空間。
ヘッドクライアンスの状況。今日は実験なので用意していませんが、実際にはここに
クーラーボックス+登山用ザック(フリースなどを詰め込んで高さを調整し、枕替わりに
したもの)を置いて、角度をつけることになります。
寝室モードで長時間滞在する場合などに、助手席の背後にもたれかかり、足を投げ出し
リラックスモード、この体制で読書することがこれまでも多かったのですが、その際、
背もたれにあたる助手席背面が硬くて、長時間同じ姿勢は辛かったのが、敷布団の
四分の一を折り曲げて立たせ、クッション代わりとすることで、今後より快適になるかも
しれません。
これは新しい使い方ですね。
これまではエアマットを膨らませたまま、このように左端に立てかけて収納、
走行していましたが、同じように仕舞おうとすると半分の折り曲げた状態(105cm)
となるでしょうか。そうするとますますかさばり、今までより厚みが数倍あるので、これまでと
同じ配置で荷物が積めるかどうかですね。もっといい収納スタイルがあるかもしれません。
今日試してみてわかったのは、やはり今までとは使い勝手がかなり変わるので、慣れるまで
少し時間がかかりそうなことですね。使い慣れれば、寝心地面ではアップしそうな反面、
収納スペースは多少犠牲になるかもしれません。
あと、この商品、長さが210cmあることで、使える車は限られてきそうです。210cmは
一般的な室内用の敷布団のサイズ(長さ)を意識したものでないかと思われ、しかしながら
私のわかる範囲では、現況のSUV、コンパクトワゴン車などでここまで長い布団をそのまま使える
荷室はまずなさそうですし、あとはハコバンかミニバン(フルフラットとはいかないでしょうけど)
だったらなんとかなるかなあ。もう少し長さが短かった方が(150cm~180cmほど)、
車中泊用としてより汎用性は高まったかもしれません。購入を考えている方は、210cmもある
長さを考慮して検討されたほうがいいと思います。