今日の和歌山市は予報よりも雲が多い一日で、ほとんど日差しはありませんでした。ここ数日
日照時間の少ない日が続いています。
フダンソウ(うまい菜)を収穫して追肥しました。さすがに9月中旬からとれ続けているので、
そろそろ限界が近づいているかもしれません。
寒冷紗の替わりにビニールを被せて簡易温室とし、保温アップをはかります。これで様子を見て
なお生育が悪いようなら、いよいよ植え替えを検討せねばならないでしょう。
悪天候が多い中、あとから蒔いたフダンソウがここまで大きくなりました。日向ぼっこさせるつもりで
ビニールを剥がしたのに、日はほとんど当たらずじまい。
モンキチョウのさなぎは、結局このまま越冬しそうな気配。鍵穴の近くなので、気になって
仕方がないんですよね。仲間はほぼ根絶やしにされたようなので、なんとか君だけでも
無事に育ってほしいんです。
*原節子さん追悼の「東京物語」を見ました。小津安二郎監督の映画を最初から最後まで見るのって、
たぶんこれが初めてなんです。あのまったりとして淡々と進むお話を、二時間付き合うのは、
私としては辛かったんですね。これを今見られるのも、精神的にも、時間そのものも余裕があるって
ことなのでしょう。特別大きな事件が起こるはずもない日常を、非日常の映像の中で描き切る、
これができそうでなかなかできないから価値があるんですね。
ということは、原節子さんの映画も、これまで黒澤明監督作品の「白痴」しか見たことなかったんです。
美しい人は時を越えて美しく、次週、「秋日和」という作品も放映されるようなので、これもまた
楽しみにしたいと思います。