14日(火) 早朝、起床、身支度をし始めていたら、石室に泊っているRさんが
わざわざ誘いに来てくださった。星空、晴れ渡り、天気は申し分ないようですが、
やはり本日も冷え込みは、この時期としてはそれほど強くないようです。
赤石川まではダラダラとゆるやかな下り坂、15分程度で着くので、そんなに
慌てなくてもいい。トイレなど用を済ましてから、二人で出かけます。
Rさんが昨日下見しておいたという川の中州に三脚を立て、スタンばります。
この時期はちょうど川の正面、山と山の間から朝日が昇るらしくて、
それを狙うんです。私自身こんな写真はこれまで撮ろうとしたこともないので、
どんな風に撮ったらいいものかイメージがわいてきません。
両サイドの山が真っ黒なシルエットになるし、正面は夜明けを迎えるにつれ
ますます明るくなるし、明暗の差が大きく、露出も難しそうです。
「露出計を貸してあげようか」とRさんが言ってくれたけど、丁重にお断り、
だって、露出計って使ったことないんだもん、お恥ずかしい話ですが。
基本的にはカメラ任せ、あとはいつものことながら適当に微調整します。
さらに、天気もこれまでとは少し趣が違うみたいで、風がだんだん強くなってきて、
西(旭岳方面)からガスが流れ始めました。昨日までは朝のうちはほとんど雲がない、
安定した晴天だったのですが。強い西風が大雪山ぶつかって雲(ガス)ができる
パターンなのでしょうか? しばらくすると旭岳の山頂などもガスに巻かれ、
見え隠れしだすようになりました。
上の写真は早い時間帯に写したものですが、上空漂う雲は、西から強い風に乗って
流れてきたガスです。東方面はほとんど雲がなかったので、かえってこの程度の
ガスがあった方が変化がついておもしろいかもしれないと思ったものの、
このあとしばらくして、このガスは消えてしまいました。
左の山が黒岳、右下に光っている川面が赤石川です。