前にも述べたことがあると思うが、私は基本的に着るものにはあまり執着心はなく、
特にふだん他人からは見えない「下着」に関してはかなりルーズな方だろう。
靴下の足先に穴があいていたり、パンツのゴムが伸びてきっていたりなんてのは、
一部の特別な「勝負下着」を除き、日常茶飯事だ。それで「ふだん」はいいとして、
たまに靴を脱いで座敷に上がらされる食堂や、病院の診断などの際に赤っ恥をかくことになる。
たいていは事前に察知して、「少しでもマシそうな」ものを身に着けるようにはしているのだが…
さて、このところ、手持ちのパンツのレベルが全体に低下し、騙しダマシ履き続けていたものの、
ついに許容限界を越え、久しぶりに新品を買い足すことになった。基本的には消耗品であり、
今時の子みたいに、わざわざズボンをずらせて大衆の面前に下着をさらけ出す趣味はないので、
それなりに上質で丈夫そうなものが、できるだけ安く手に入るに越したことはない。
「安い」で真っ先に思い浮かべるのは ユニクロ かもしれない。ところがどうも私は
「ユニクロ体系」ではないらしく、過去何度かこの会社の製品を利用してみたが、
うまくフィットした試しがない。これはもう随分前の話なので、現在は少し事情が
変わっているかもしれないのだが。
逆に、私と相性がいいのは 無印良品 。肌着(シャツ)、パンツともに、このところほとんど
同社製にお世話になっている。中国での生産だが、デザインや縫製も問題ないし、
値段もまずまずお手頃、しかも、サイズが私にドンピシャなのだ。
で、先日、久しぶりに無印~でパンツを購入、さっそく履いてみたのだが…
サイズが合わない… 小さいのだ。履けないわけではないが、全体にきつく、
大股を開くと「ピリッ」とお尻のあたりが破れそうだ。夏なら、それはそれで涼しいとしても、
この寒空にはつらかろう。
なぜ今回は? それで思い出したのは、売り場に「サイズを見直しました!」のポップが
あったこと。それに気づいてはいたが、まさか自分に関係しているとは露にも
思わなかった。全体にサイズを小さめにしちゃったのか? これまで
無印~とは相性がいいと思っていただけに裏切られた気分だ。「無印よ、お前もか!」
ということは、次に買うときは「LL」の方がいいってこと? パンツのLLサイズって、
いかにも「デカパンさん」みたいでやだよ。まあ、「オッサン化」が進行する一方なのは
まぎれもない事実なんだし、いまさら無駄な抵抗、若ぶろうとしても遅いけど。
しかし、本当にサイズ見直しだけが原因なんだろうか? 昨夏以来、体重が高止まり、
腹周りもだいぶサイズアップしている。昨秋、年明けと、体調を崩していた時期もあったけど、
不思議と食欲だけは落ちなかったもの…
この上、LLサイズのパンツを履いて、これまで以上に腹周りに余裕が生まれると、
安心して食べまくり、胃袋の許容量アップ、ますます大きなお腹になりそうな気配だ。
Lサイズのパンツを履き続けていたら、そのうち生地がくたびれ、伸びて、ちょうどよくなるか?
パンツのサイズに合わせ、お腹を引っ込め、お尻をシェイプアップ! 言うは易しのダイエット。
え~そうこうしているうち、次回のタイトルは、「LL or LLL」と相成りまする…