旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

羅生門・鳳寿

2010-09-09 22:07:40 | 素晴らしき紅マグロの世界


日本酒のおいしいところといえば、山形、新潟、秋田などの米どころ、日本海側の
寒い地方を思い浮かべるけど、和歌山にも蔵元はいくつかありまして、中でも
田端酒造の「羅生門」という銘柄は全国的にも有名みたいです。地元ながら飲んだ
ことなくて、初めて今回試し酒。

生産本数が少ないので手に入りにくいらしいのですが、なぜか近所の大きめの
スーパーには普通に棚に並んでいて、あまりありがたみがないのかしら?
この度購入したのは『鳳寿』という大吟醸タイプ、720ml 2750円 しました。


私が基準にしているのは、普段愛飲している、新潟・朝日酒造の『久保田・千寿』 
720ml 約1200円。お酒の値段はピンきりで、大きな酒屋さんに行くと、
目の飛び出るくらいの高価なのも当たり前のように並んでいて驚きます。ただ、
好みもあるし、単純に「高ければいい」とは言い切れないのがお酒の難しいところ。
「基準」といっても久保田・千寿はかなりレベルの高いお酒、値段から考えると、
おそろしくCPの高い銘酒です。味は淡麗・フルーティー、ワインのようなまろやかさ、
いわゆる日本酒臭さがほとんどなく、日本酒が苦手な方でも「スッと」飲める逸品です。

ですから、お試しとはいえ、高いお金出して気に入らないとがっかりするので、
千寿を大幅に越える価格のお酒には滅多に手を出しませんから、今回はかなりの
冒険ですね。本当は鳳寿のもう一ランク上の『羅生門・龍寿』が、22年連続で
モンドセレクションの特別金賞を受賞し続けている
という同社のフラッグシップモデル
なんですが、なんとさらに倍の 720ml 約5400円!と、庶民には口のかぶれそうな
お値段なので、店先で思案したけど、やはりちょっと手が出ませんでしたなあ。


さあ、肝心の鳳寿のお味ですが…

千寿と比べると濃厚、やや甘口。同じく日本酒臭さはないので飲みやすいんですが、
味に深みがあり、「ガツン」とヘビー級。もしこの味を基準にすると、千寿は「水っぽい」
と表現されるのかもしれない。和歌山でもこんな上質なお酒が作れるんだとうれしく
なりましたが、値段は千寿の二倍以上、おいしくて当たり前? 味の好みはともかく、
私の生活レベルでは、普段飲みに使うにはちょっと荷が重いかなあ。


鳳寿の下には『鳳凰』 720ml 約1700円 という銘柄もあり、久保田・千寿に
近いお値段なので、次回はこちらを試してみましょう。

しかし… いつの日か『龍寿』を飲んでみたいなあ。宝くじが当たった時にでも…
とはちょっと大げさですが、ボーナスが出た時くらいは気前よく、試してみる?
扶養家族がいないんだから、たまにそんな贅沢もいいでしょう?

世界的な『賞』に選ばれるお酒の味ってどんなのか、ちょっと興味もあるしねえ。



コメント
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