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旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

ドナルド・フェイゲンの名作~待望の高音質盤化②

2009-02-04 22:30:13 | 歌は世につれ


話ついでに、もう少しドナルド・フェイゲンの話題を。

素晴らしいファースト・ソロアルバム「ナイトフライ」でしたので、次の作品を期待して
待ちわびたのですが、なかなか発売されませんでした。
上の写真の8㎝CDは、88年発売の「ブライト・ライツ・ビッグ・シティ」という映画の
サウンドトラックに提供された『センチュリーズ・エンド』という曲です。
私はシングル盤をほとんど買わないタイプなので、私的にこれはレアな一品。
いまでもこんな小さなCDって売ってるのかな?

でもこれ買っといてよかったんです、このあともほとんどナシのつぶての
フェイゲンちゃん。

   

そして二枚目のソロアルバム カマキリアド が発売されたのが93年…
「ナイトフライ」からなんと11年待たされたというわけです。まあ、アルバムを
ヒットさせて印税がっぽり、あくせく働かなくていい身分なのはわかるけどさ~
日本でいうと大瀧詠一なんかもすっかり寡作になっちゃったけどね。
私も一山当てて「お久しぶり~、11年ぶりに記事を更新しちゃいましたよ~」
な~んて言ってみたいものですがね…

え~っと、げすなお話はさておいて、才能もお金もない人間の無駄話の続きを…

で、やっとこさ手にしたフェイゲンの新作でしたが、当時前作とのあまりの違いに
愕然、失望して、熱心に聞き込んでいないんです。内容についてはすでに記事が
長くなっているので省略しますが、スティーリーダンの相棒、ウォルター・ベッカーが
プロデゥーサー等で参加、その後久々にスティーリーダン名義で発売される
ツー・アゲインスト・ネイチャー がその延長上のアルバムだととらえれば、
「まあ、そんなものかな」と、今聞き返せばある程度納得のサウンドではあるけどね。

今回SHM-CDとして再発売されたので、肝心な音の比較を。93年当時は
おそらくアナログLPはほぼ完全に駆逐されていて、最初からCDを意識した音作り、
技術もそれなりに向上していたので、聞く前は「あまり差がないかも」と思って
ましたが、実際聞いてみると差は歴然、数段音がクリアーで、音圧も高く感じる。
低音も明らかに伸びていて、たとえば4曲目の『スノウバウンド』のイントロの
ベースソロなどもSHM-CD盤の方がはるかに心地よく響いています。

各レーベルから競うように高音質盤タイプのCDが発売されていて、タイトルも
そこそこ出そろってきました。今後どうなるかわかりませんが、各社とも
生産限定品みたいなので、皆さんもこの際昔買ったお気に入りのCDを買い直して、
聞き比べてみるのも面白いかもしれませんよ。




コメント
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