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天皇譲位と眞子さま婚約に託ける「女性宮家」創設の陰謀

2017-06-07 15:25:41 | リンク

天皇譲位と眞子さま婚約に託ける「女性宮家」創設の陰謀

 永い皇室の歴史を見た場合、8人10代の女性天皇を含めて125代のすべての天皇が男性天皇の子孫(いわゆる男系天皇)である。8人の女帝も男系天皇で、次の男系天皇への中継ぎとして在位されただけである。

 皇室典範第1条の「皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する」という規定も、憲法第2条の「皇位は世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」も守られてきた。

 しかし、民進党などが主張する女性宮家の創設は、皇室典範(や憲法)の改正を意味する。すなわち、女性宮家主張の裏には、かつて日本の歴史になかった女系天皇の臭いも漂う。 (中略)

女性宮家創設より旧皇族の復帰が先決

 (中略)

 戦争に伴う法規慣例を謳うハーグ条約は「敵国の領土における軍の権力」を定めている。

 それによると、「占領者は絶対的の支障なき限り、占領地の現行法律を尊重」するとなっており、憲法と皇室典範の改正はGHQが日本の意志にも国際条約にも反して強行した不当なものであったことが明瞭である。

 そうした中で、皇統の維持に必要な皇族は、昭和天皇の直宮(じきみや)の3宮家(秩父宮・高松宮・三笠宮)だけが許され、11宮家は廃止となり、51人が皇籍を離脱した。(中略)

加藤宮内次官は)皇籍離脱する皇族について『万が一にも皇位を継ぐべきときがくるかもしれないとの御自覚のもとで身をお慎みになっていただきたい』と述べた」(竹田恒泰著『旧皇族が語る天皇の日本史』、2008年刊)と記している。

 新憲法・新皇室典範・皇室経済法が昭和22年5月3日に施行され、11宮家は10月14日に廃止される。

 18日に赤坂離宮で(昭和)天皇主催のお別れ晩餐会があり、天皇からは「身分は変わるようになったけれども、自分は今までとまったく同じ気持ちをもっている。どうか今後もいつでも会いに来てくれるように」との御言葉があり、皇室と11宮家の交流は、菊栄親睦会という会を通じて今も続いていると、竹田氏は同書で書いている。

 また、不本意に皇籍を離脱させられた旧皇族ではあるが、寬仁親王は同書の竹田氏との対談で、「陛下も皇族と旧皇族からなるこの菊栄親睦会を大切になさり、正月や天長節など、事あるごとにメンバーをお集めになられています。私のなかには現職皇族と元皇族の垣根などありません」とさえ語っておられる。

 世評では、皇籍を離脱して70年にもなる旧皇族にはもはや皇族としての矜持はないのではないかと見がちであるが、上述の寬仁親王の発言からは、旧皇族が菊栄親睦会を通じて現皇室ともしっかり繋がっていることが伺える。

 このような状況を無視して、一足飛びに歴史上になかった女性宮家の創設はないであろう。旧皇族が皇族に復帰する違和感(むしろ親和性と言った方がいいかもしれない)と、女性宮家の婿になった一般人男性が抱く違和感は比較するまでもないであろう。

 女性宮家の創設を主張する民進党などは、皇室典範第1条の男系天皇の継承を無視ないし軽視し、女性天皇を実現して、歴史にもとる女系天皇への道を拓く深謀遠慮があると思われてもおかしくない。 

旧宮家の皇族復帰のために

(中略)

 今日は皇統の維持が非常に困難な時代である。そこで、GHQが一方的に皇籍を剥奪した旧宮家に対し、皇籍復帰を願う意見も出ている。

 そのためには、旧皇族の存在をより身近なものとして国民が感じる環境醸成が大切であろう。その有力な一助は、内親王の結婚相手に見定められることではなかろうか。

 皇室・皇族にとって、皇統の持続は至上命題であろう。そこで、国民は皇統の維持について皇族方がまずは熟慮されることを、声なき声として求めている。国民が皇室を愛し、弥栄を願う故であり、決して僭越でも不遜でも不自然でもないであろう。

 旧宮家の皇族復帰が決まっているわけではないが、それを現実化するためにも、未婚の内親王方が旧皇族から伴侶を見つけて、皇籍復帰への助走に勢いをつけてほしいと筆者は願っている。

おわりに

 女性宮家という、かつてなかった人為的な制度の創設よりも、旧宮家の皇籍復帰は自然であり、国民の祝福も受けやすいのではないだろうか。

 明治以前には4つの世襲親王家が存在し、皇位継承の対象者が数多く存在した。しかし、現在は皇位継承者が数人でしかない(『正論』2017年3月号、p222)。この杞憂を払拭する最良策が旧宮家の皇族復帰であろう。

 譲位の特例法案では女性宮家の創設を検討事項に上げているが、創設される場合は公務の一部を分担される範囲に限定し、歴史に鑑みて皇位とは無関係であることを明確にしておく必要があろう。

(森 清勇)

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なぜ女性宮家創設ではなく旧宮家の皇族復帰なのかお判りでしょう。

ただ旧宮家の方々を国民が身近に感じる為の方法として、旧宮家の方と皇族の女性との結婚には違和感を持ちます。

自然とそうなればいいですが、少し受け入れ難い方法で私はどうも納得できません。

 

 

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4 コメント

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矜持を示す事 (御深井)
2017-06-07 23:26:54
こんばんは

>万が一にも皇位を継ぐべきときがくるかもしれないとの御自覚のもとで身をお慎みになっていただきたい

この一文、はっきりと覚えています。
当然70年の時間が経っていますが、血の正統性が証明されることがすべてでしょう。

今上M后の旧宮家排除を知れば、なぜ、清子さんが五摂家・旧宮家の方との婚儀ではなかったかは、
理解できます。
悠仁親王の即位を考えれば、その親族には確かな事が求められることを考えれば、
自然とご家族の意識は、それなりにおありになってほしいと思います。
そう思うと、今回の騒動には???なんですが…。
返信する
あの噂は本当? (blue)
2017-06-08 15:37:28
御深井さん、こんにちは。

最近、読者登録したブログに「井沢満ブログ」があります。
井沢満さんの事は知らなかったですが、プロフィールやwikiを見るといい加減な事は書かれないのではと思っています。

今日の井沢氏のブログに皇后陛下について書かれていました。
http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/38c562d3fa3e86a000f9002683117dfe

皇室関係をテーマにしたブログはいくつかあり、そこには皇后陛下について色々書かれているのは御深井さんもご存じだと思います。
私はこれらが本当なのかどうなのか今まで判断しかねていました。
しかし井沢氏のブログを読んで皇后陛下についての噂は本当なのかもと、思っています。
勿論全てを信じたわけではありませんが・・・。

天皇退位が現実のものとなった今、なんとか男系男子継承を国民の手でが守らねばと思います。
一連のこの騒動が天皇皇后両陛下の皇室私物化にならないように、政府はしっかりして頂きたいと思っています。
返信する
追 記 (御深井)
2017-06-08 17:13:00
はい、存じ上げてます。以前から、皇室に関しては特にそうですが、名前・顔出しでのブログ、
とても慎重に書かれていますし、最近はご存知な事も書かれるに憚られると躊躇気味にされ、
行間を読めば、ある道筋を立てて理解できることも有ります。

一般的に特にアゲアゲだったM后ですから、それを否定するような事は、なかなかストーンと胸に
落ちる事は難しいですし、自分の知識と判断との相対化が出来るところまでこないと、
否定も肯定もできないことは、よくわかります。
思い込みによる情報もよくある事ですから、なるべく多くの情報には触れたいと意識してます。

井沢氏ご自身が勧められている皇室記事がありますので、下記のものとなります。
「聖家族」
h ttp://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/6ad5be5daede0d26139f0555a898040d

「世界にたったひとつの花 日本」
h ttp://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/436480e834e9fd902a2c48f03ee7b6b0

「皇室とは何か・・・」
h ttp://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/48146c0e5cdfb20238a4dc8b4e4b0324

「誤解と偏見 秋篠宮」
h
ttp://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/27588914d9389d6ef3aa51b27357a653
返信する
井沢氏のブログ (blue)
2017-06-09 10:29:43
御深井さん、コメントありがとうございます。

退位に反対する1割に私は含まれるのかと思うと、悲しいような何とも言えない気持ちです。

ご紹介の記事拝読致しました。
また井沢氏のブログ内で「雅子さま」を検索し拝読中です。
噂なのか真実なのかどこまで信用していいのか、まだ分かりませんが、色々考えさせられます。
小和田恆氏のよくない噂、もしもこれが真実なら皇室の信用問題、日本の信用問題に発展するでしょう。
もしも真実なら徳仁殿下が即位されるまでにはっきりしてもらいたいところですね。
返信する

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