著者:西村淳 新潮文庫刊 定価:400円(税別)
初版:平成18年6月1日発行(入手版)
前作の「面白南極料理人」は、その抱腹必至な内容にも拘わらず、
素人にも南極での越冬という稀有な追体験が出来る名著であった。
その読後の熱(寒?)も覚めやらぬうちに、中身も知らずに勢いで
購入したのが本書である。
こちらの本は、前作とは少し趣向を変えてある。
どちらも、著者の南極越冬体験がベースとなっ . . . 本文を読む
先日。
大阪にて。
久しぶりの仲間と三人で飲んだ。
転勤先の職場では、色々な意味でストレスが溜まっているようだった。
気の置けない仲間との飲み会が、少しでもその発散になってくれたら
いいんだが。
飲んだ場所は、梅田の旧田園後にあるアレグレというお店。
Hotpaperの携帯メールマガジンで紹介されていたので
安直に選んだお店だったけれど、行ってみればGood!だった。
夜7時までにオーダー . . . 本文を読む
著者:瀬戸口明久 (ちくま新書・756円)
評者:小西聖子
本書サブタイトル:虫からみた日本史
書評サブタイトル:虫をめぐる近代日本の環境史
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
世の中には、色々なものが好きな人がいる。
昆虫も然りで、有名どころでは養老孟司氏や、故・手塚治虫氏等が
いらっしゃる。
だけれど。
ゴキブリや蚊が大好きという方は、あまりいないのではないか?
そりゃ、0では . . . 本文を読む
2009年8月7日(金) 日本経済新聞夕刊 7面らいふより
筆者:道尾秀介(作家)
花火についての、冒頭の筆者の考察が面白い。
曰く。
花火大会に出かける主目的は、花火を鑑賞することというよりも、
お祭り気分を味わうためだったり、デートに相手を誘う口実だったり。
更には屋外でビールを飲む口実だったり、とまで言い切られてしまう。
その次に槍玉に挙げられた市販の花火についても、秀逸な分析が
. . . 本文を読む
著者:吉村昭 新潮文庫刊 価格:420円(税込)
初版刊行:昭和50年07月25日
入手版 :平成20年11月15日(50刷)
先日、黒部ダムに行った折。
黒部ダムへと向かうトロリーバスの起点である扇沢駅の売店で
買い求めた一冊。
読了後、固く重い固まりが、いつまでも胃腑の辺りにしこっていた。
黒部峡谷。
その峻厳な山並みは、かねて地元の漁師ですら立ち入ることあたわざる
世界だった。
. . . 本文を読む
著者:花里孝幸 (新潮選書・1050円)
評者:養老孟司 毎日新聞 2009年8月2日 東京朝刊
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
本書サブタイトル:誤解だらけの生態系
書評サブタイトル:「生物の多様性」を多様にとらえるために
地球の自然を、引いては生態系を考えるときに重要なファクターが、
二つ有ると思う。
一つは目線の取り方。
もう一つは、時間スケールの考え方。
. . . 本文を読む
著者:福島 正伸 中経出版刊 価格:1,365円
初版:2008年10月29日
帯キャッチコピー:「人が動き出す」には たった一つの要素があればいい
本書のことを知ったのは、何時だろう?
恐らくは、初版刊行後、間もない頃。
新聞広告で、見たような記憶が微かに。
興味は持ったけれど、そのまま記憶の海に埋没してしまっていた
本書が、昨日久しぶりに立ち寄ったかつての行きつけの本屋さんで
静かに僕 . . . 本文を読む
著者:西村淳 新潮文庫刊 定価:514円(税別)
初版:平成16年10月1日発行
7刷:平成17年6月10日(入手版)
その昔。
厳冬期の北海道を旅行したことが有る。
宿で宴会をしていて氷が無くなったときに、氷柱を折ってきて!
と頼まれて「あいよ」と二つ返事で取りに表に出たときの気温が
-20度くらいだったと思う。
酒で火照った体に冷気が心地よく(一瞬で冷えたが)、
夜空に煌くダイヤモンドダス . . . 本文を読む
ビジネスパーソンに贈る経営情報誌
GLOBIS.jpより 2009年3月19日UP 筆者:嶋田毅(GLOBIS.JP発行人)
コラム「経営戦略」
経営理念 第13回 キーエンス「顧客の欲しいというモノは創らない」
※ 元サイトは、こちらとなります。
※ 画像は、キーエンスHPより。
今回取り上げた、このコラム。
タイトルを見て、おお!?と思わない営業マンは少ないのではないか?
およ . . . 本文を読む
監督:ジョナサン・モストウ
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー
(※ その他、詳細データはWikiを参照のこと)
※ このコラムは、ネタバレ注意です。
今日は、午後まで珍しくフリータイム。
なので、先日の余勢を駆って「ターミネーター3」に手を出すことに。
観終わった感想としては…。
「失敗した」この一言に尽きる。
間違ってもこの作品は、自宅のTVやPCモニターで観るような作品
では . . . 本文を読む