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著者 師岡幸夫 草思社
堺筋本町の天牛書店で購入。
鮨といえば、江戸前がまず頭に浮かぶ。
関西人としては、熟れ寿司といいたいところだが、
正直に言うと、自分は鮒寿司は苦手である
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バッテラとかの、押し鮨系は大好きだけれど。
この本は、タイトルに惹かれてしまった。
昔買った、「すしの美味しい話」 中山 幹(社会思想社)が
面白かったので、その系譜に繋がることを期待してである。
ただ、「すしの…」の著者が「すしの雑誌」編集者(長)の
視点からの鮨談義であるのに対して、本書は鮨屋の親方が
書いた本である。
そもそも立脚点が異なる以上、優劣を比べるのは意味の無いことで、
立場の違いによる捕らえ方の相違、もしくは近似を楽しめれば、
と思う。
前書きに寄れば、著者はそもそも「神田鶴八ばなし」という本を
ものしており、かなり評判になったそうである。
本書を読了後、是非そちらも探したい、という想いになることを、
切に願う。