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活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

もうひとつの日露戦争

2009-03-30 23:51:02 | 活字の海(書評の書評編)
著者:コンスタンチーン・サルキソフ  朝日新聞出版刊  価格:¥1575 (本体¥1500+税) 訳者:鈴木 康雄 (2009年3月23日 読売新聞) サブタイトル:ロシア提督の書簡初公開 ※ この書評の原文は、以下で読めます。 日露戦争という巨大な歴史上のターニングポイントを、マクロではなく 個人の心の動きというミクロな視点にフォーカスを当てて読み解こう としたのが、本書である。 . . . 本文を読む
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都筑道夫 ポケミス全解説

2009-03-24 15:59:58 | 活字の海(書評の書評編)
著者:都筑道夫 編者:小森収  (フリースタイル・2835円) 評者:若島正 毎日新聞 2009年3月22日 朝刊より サブタイトル:若き編集者の肖像と眼力 ※ この書評の原文は、以下で読めます。 2009年のこの時。 少々とうのたった(苦笑)本マニア、特に推理小説マニアであれば、 ハヤカワ・ポケット・ミステリのあのシリーズに思い入れが無い人は いないだろう。 変形版の背高のっぽの書装は . . . 本文を読む
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幕末史

2009-03-23 23:46:57 | 活字の海(書評の書評編)
著者:半藤一利 (新潮社・1890円) 評者:五味文彦  サブタイトル:勝と西郷を軸に描く明快な新史観 ※ この書評の原文は、以下で読めます。 あなたは、佐幕派ですか?それとも勤皇派ですか? のっけから、150年前の京の夜道で問われたら、恐ろしくて うっかりと回答できないような問答をしてしまったが、日本史好き にとってはとても重要な設問であることは論を待たないであろう。 . . . 本文を読む
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私はガス室の「特殊任務」をしていた

2009-03-22 21:49:53 | 活字の海(書評の書評編)
著者:シュロモ・ヴェネツィア 河出書房新社刊 2008年12月刊行 訳者:鳥取絹子 価格:¥2100 (本体¥2000+税) 評者:岩間陽子(国際政治学者) 歴史が、歴史であるためには何が必要なのか。 何らかの形で世に出ることか? それとも、それが在ったという事実だけで、歴史足りうるのか? 誰も知らなければ、歴史そのものが無かったことになるというのに。 そう。 真実と事実は、明らかに異なる . . . 本文を読む
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奇跡の脳

2009-03-21 00:08:10 | 活字の海(書評の書評編)
著者:ジル・ボルト・テイラー (新潮社・1785円) 評者:養老孟司 毎日新聞 2009年3月8日 東京朝刊 サブタイトル:神経解剖学者が右脳に「目覚めた」時 ※ この書評の原文は、こちらで読めます。 人の感覚と言うものは、実に不思議だ。 よく、事故等で手足を無くされた方が、無くした筈の手足が冷える、 あるいは痛みや痒みを感じる、といった話を耳にすることがある。 本来は、そこにはもう存 . . . 本文を読む
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利休にたずねよ

2009-03-19 23:02:39 | 活字の海(書評の書評編)
著者:山本兼一 (PHP研究所・1890円) 評者:渡辺保 毎日新聞 2009年3月15日朝刊 サブタイトル:椿一枝の強さ、点前の艶やかさ ※ この書評の原文は、こちらで読めます。 いわずと知れた、昨年下半期の直木賞受賞作。 書店に行けば、平積みで並んでいるうちの一冊である。 色々な受賞作品については、別に敢えて背を向けることもしないが、 積極的に手に取ることもしない主義であ . . . 本文を読む
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自然に学ぶ粋なテクノロジー

2009-03-18 23:12:06 | 活字の海(書評の書評編)
著者:石田秀輝 (化学同人・1785円) 評者:藤森照信 毎日新聞 2009年3月15日刊より サブタイトル:便器を輝かせたムシケラの原理 ※ この書評の原文は、こちらで読めます。 人智を超えた、という表現がある。 人としての限界を超えた領域にまで踏み込んだ、ということであり、 基本的にはよい方向を指し示す表現として用いられる。 だが、人智を超える、その基準線となる人の叡智が、 . . . 本文を読む
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日本人はなぜさようならと別れるのか

2009-03-17 23:16:19 | 活字の海(書評の書評編)
著者:竹内整一 (ちくま新書・756円) 評者:沼野充義 サブタイトル:背後にある死生観まで縦横無尽に読み解く ※ この書評の原文は、こちらで読めます。 私的サブタイトル: さよならは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束 (by 来生えつこ)は、真実だった!? 今日、Mixi日記で、出会いについての話を書いた。 だから、という訳ではないが、こちらでは別れについて書かれた 本を、 . . . 本文を読む
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図書館 愛書家の楽園

2009-03-16 21:12:04 | 活字の海(書評の書評編)
著者:アルベルト・マングェル (白水社・3570円) 評者:池内 紀 毎日新聞 今週の本棚 2008年11月2日より  サブタイトル:本が開示する空間の魅惑と不思議 ※ この書評の原文は、こちらで読めます。 大規模書店の、ドミノのように続く書棚を見る興奮。 町の小さな図書館の陳列に、店主のこだわりを発見して感じる共感。 図書館の、ありとあらゆる智慧が凝縮された空間の只中にいると 実感できる . . . 本文を読む
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雪の下の炎

2009-03-13 04:02:12 | 活字の海(書評の書評編)
著者:パルデン・ギャツォ ブッキング刊 2635円(税別) 訳者:檜垣 嗣子 ※ この書評の原文は、こちらで読めます。 静か過ぎる。 この静寂が意味することを考えることは、恐怖以外何者でもない。 現在、インドに亡命政府を置くチベットのダライ・ラマ14世が、 亡命を余儀なくされたチベット動乱から、先日の3月10日で 50年を迎えた。 北京オリンピックに先立って。 あの世界各地の聖火リレー . . . 本文を読む
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