壺中日月

空っぽな頭で、感じたこと、気づいたことを、気ままに……

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』

2007年12月19日 23時31分02秒 | Weblog
 伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』は、彼のこれまでの作品中、ぴか一だと思う。
 サービス精神が旺盛なせいか、今までの作品は、三冊分くらいの内容を一冊に詰め込んだためか、ラストに不満を覚えることが、いくらかあった。
 けれども、今回の『ゴールデンスランバー』は、そのラストが特に素晴らしい。
 いま、主人公の青柳が、その後どうなるのか、話題になっている。
 作者が言うには、そのヒントは、作品中に書いてあるとのこと。
 おおよその見当はついているが、確認のため、もう一度読んでみよう。