江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

秋田温泉三昧 その4 玉川温泉・藤七温泉

2014年10月07日 18時26分36秒 | Weblog

秋田から青森にかけては良い温泉がたくさんある。

今回は十和田八幡平国立公園内の有名温泉巡りの旅。

青森の酸ケ湯温泉は前回行ったが、その時の旅行過程は、青森十和田湖経由では大湯温泉までであった。

そこで前回いけなかった大湯温泉以南の十和田湖八幡平国立公園内の、温泉群を体験する趣向だ。このコースは、十和田・八幡平駅伝競走の道をドライブすることでもあった。

秋田・岩手の県境にある乳頭山の秋田側ふもとに、乳頭温泉郷がある。ここの6湯中4湯を体験した。乳頭温泉はもいい。良かった。次は冬の雪に覆われた季節の乳頭温泉に行きたい。

乳頭のつぎは、北上し、八幡平ドライブウエーを通って、玉川温泉経由、蒸の湯(ふけの湯)そして、八幡平の頂上の先の、岩手県側にあるまさに秘湯「藤七温泉」に行きましたよ。

藤七温泉は、秘湯中の秘湯。八幡平の頂上から少し下がった岩手県側にある。場所柄電気は通じていない模様。そこはもちろん、混浴・露天で乳白色の湯が沸いている。尻の下から熱い湯が湧いてくるから、あまりじっとしておれない湯だ。要は、地中から熱い湯が浸透している湯。交通の便が悪いから、秘湯となるのはやむを得ない。でも話のタネに一度は訪問していい湯だね。在のお母さんが小学生の息子娘を連れて混浴に入ってきたよ。

次は玉川温泉。ここは強酸性の湯で有名。退屈御家人もこの温泉で泊まろうとしたが、一人では止めてくれない。やむを得ず、新玉川温泉に泊まる。新玉川温泉は玉川温泉からお湯を直截引いており、玉川温泉の物理的キャパを拡大したもので、新玉から旧玉まで歩いて10分弱、車では15分という峡谷渡りの位置づけ。

玉川温泉は活火山焼岳の南側に位置し、その北側に後生掛け温泉がある。しかし交通の便が悪いから、後生掛け温泉は八幡平ドライブウェーを大きく回らないといけない。物理的には焼岳の裏表の位置にある兄弟温泉みたいに思いましたね。ただ、昔の交通の便を考えると、温泉の有名・無名が決まるのだろうナ。

玉川温泉は一度は経験すべき温泉であります。兎に角、PH1ぐらいの日本1の強酸性湯。江戸の御家人も入りましたよ。源泉100%と50%の風呂がある。吾輩も当然源泉100%に入りましたよ。そうすると、

チンチンの先や金玉の裏がひりひりする。こりゃダメだ。モノがナニの役に立たなくなるおそれあり。あわてて50%の湯につかりました。温泉水を飲むとと、強烈で思わず吐き出した。説明をよく読むと、源泉の50%に薄めてある湯だが、飲用にはこれに水を加え、10-16倍に薄めて飲みなさいと。

玉川温泉は焼岳の噴火口近く、強度の硫黄、硫化水素などを排出する地域で、コンスタントに熱戦を流出して、草津温泉の湯畑と同じかそれ以上の規模。不思議なことにこの周辺で住民がゴザを敷いて岩盤浴という形で、数時間も硫化水素を含む空気を吸い込む健康法をやっている。

いずれせよ、退屈御家人は、玉川温泉をもって、今回の温泉旅行の最高位に位置づける。

1週間前に長野・岐阜の御岳山に突如水蒸気爆発が生じた。八幡平のいろいろな温泉も、地熱、自墳を前提に、温泉文化を楽しんでいるが、このあとも、常に火山噴出の危険があることを念頭に置くべきだろう。

地球の大きなエネルギー循環のなかでは、人間なんて小さな虫に等し 。

でも、温泉は天の恵み。