もう飲まないと
遠い何時間前に
約束した自分の約束を
破棄してから
チビチビやっている。
キーボードの前に座って
酒を飲んでいる時が
一番落ち着く。
チャンドラーも北方も読み疲れた。
映画も見たくない。
カラオケも一昨日やったばかり。
街に出よう。
手持無沙汰になった人々の背中を眺めよう。
喧騒から静寂へ入るのがいまいちためらっている人の顔をよく見よう。
こんな東京郊外の中途半端な街にもホームレスが沢山いたのに何処へ行ったのだろうか。
都営団地とかに当たったのかな。
役所の生保課に手伝ってもらって。
それならそれでいい。
ブレまくっている政府の行方は知ったことじゃないが、
微かに聞こえる悲鳴は聞き逃せないよな。
自分と向き合うことの大事さを今年は相当学んだ。
というか五十過ぎの男が今頃言うか。
向き合わなかったよオレは。
人のことが気にし過ぎて自分放ったらかしだった。
だから芸術なんて一切理解できなかったし好きじゃなかった。
好きな振りは出来た。
でも興味なかった。自分がなかったからだ。
内側を見ようとしなかったから。
それでいいと思う。
人それぞれ目が覚める時間は違うのだ。
遅咲き上等だよ。以上。