FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

キャッチ・ザ・ヴォイス

2020-05-05 15:31:34 | 雑感等々
時間短縮にて仕事も終了。
帰社途中思い立つ。
朝買ったサンドイッチ持って公園へ。
人もペットもぱらぱら。
今日は南の風が強い。
木がざわめいている。
しっかり緑色。元気だ。
俺も含めて人間は無言だが風も樹木も饒舌だ。
サンドイッチを齧るためにマスクを外す。
新鮮な空気が肺に入る。美味い。
マスクをしないで息を吸うことがこんなに気持ちいとは。
水もうまい。
風もうまい。
風で葉っぱが擦れて囁いている。
経済は止まっても水が飲める。空気も吸える。
大切な人たちと会えなくても声は聴ける。
今まで過剰に求めすぎていた自分がいたことに気づく。
いいじゃないか。全てを取られた訳じゃない。
寄り添うことは心の中でもできる。
手を取り合うことだけが絆じゃない。
言葉だ。
言葉の力を今こそ信じる。
気持ちだ。
物じゃない。形じゃない。
心寄せ合うことは大切な人が遠くにいてもできる。分かる。
出口が遠くなったとしても希望は捨てる必要ない。
不安は自分一人だけじゃないことを風が教えてくれる。
ベンチで一人昼飯を食っていても木が語りかけてくれる。寄り添ってくれている。


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