Los Diarios de Motocicleta /モーターサイクルダイヤリーズ

登場車種が多いのでタイトルかえました(笑)
前タイトル「よみがえれCBR400F・ええ絶滅危惧車ですがなにか?」

CBR400F キャブレターレストア PART2 その4

2013-02-25 03:18:34 | 日記

キャブボディーとフロートチャンバーをキャブクリーナーに二日間漬け置きしてました。

キャブのクリーニングにはこれ。

ヤマハのキャブクリーナー、めちゃ高いんですが良いです。

ガソリン7、クリーナー3の割合で混合して使ってます。

ネットで探すと5000円位でも手に入るみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かなりきれいになりました。

次にパーツクリーナーで各ポートの貫通をチェック。

Ip,Tpからクリーナーが噴出しているのが見えるでしょうか。

私はいつも気にするのがココ。

Saj~PJ~PS~Ip~Tpの貫通。

穴が小さいので詰まりやすいし連結も多いので念入りに。

下の画像は洗浄前のキャブです、念のため(笑)

アイドリング時 Sajから吸い込んだ空気で、パイロットジェットからガソリンを吸い上げ空気と混合され、パイロットスクリューで計量し、アイドルポートからガソリンが噴霧されることでアイドリングします。

 

それから低回転時、ジェットニードルに主導を渡すまでは5つある小さな穴、トランスファーポートTpからガソリンが噴霧されます。

 

Saj~PJ~Ps~Ip~Tpはつながっているってことです。同じ町内会ですね。

Mjはご存知ここからガソリンを吸い上げニードルジェットからガソリンを噴霧します。

 

ちなみにメインジェットのジェットホルダーの下、入っているのがニードルジェットです。

 

バキュームピストンの真ん中からジェットニードルが見えると思いますがその入っていく先に先端だけ見えているヤツです。

 

今回分解するときに固着して抜けてくれませんでしたがキャブクリーナーに漬け置きしておいた結果指で押せば抜けるくらいになってくれました。

 

やはり何事も前戯が大切かと(笑)

 

FVはフロートバルブ、フロートの液面による上下に連動してニードルバルブが開閉してガソリンを取り込みます。

 

Bはチャンバー内と外をつなぐ空気穴で、通常ガソリンは通りません。

 

キャブをひっくり返すとココからガソリンが流れ出しますが。

スタータープランジャーポートもスタータジェットへの貫通確認。

チョークレバーを引くとスタータープランジャーとスタータープランジャーバルブが開きスタータージェットからガソリンを吸い込みます。

スタータージェットの柱の付け根あたりに小さい穴が開いていますがそこから空気を吸い込みガソリンと混合されます。

Stjはいつものこいつで貫通確認。

あちこち指で穴を塞ぎながらクリーナーを噴射して貫通確認をします。

貫通を確認できたらクリーナーをエアーで飛ばしていきます。

キャブのポート用のエアノズル。

これ便利。

汚れがこびりついてきれいにならないボルトを試しにキャブと一緒に漬けてみた。

きれいに汚れが落ちている。

次回からボルトも入れよう。

 

 

 


CBR400F キャブレターレストア PART2-その3

2013-02-18 17:03:12 | 日記

前回スターターバルブナットに触れたので今回はスタータバルブ。

メインジェット、スロージェット以外はキースターさんの燃調キットを使ってオーバーホールしていますが一点気になるところがありキースターさんに問い合わせました。

スターターバルブ。

下が純正53Bのスターターバルブ、上がキースター製。

先端の突起が無い。

キースターさんに問い合わせたところコストダウンのためについていないとの事で性能的には真っ直ぐ入るためのガイド的な意味で先端の突起があるのでなくても問題ないとの事でした。

専門メーカーさんなのでそのとおりなんでしょうが、私的にはちょっと・・・

スターターバルブ先端の突起が入る穴、これはスタータージェットに通じている穴なので突起部分で燃料の流量を調節しているような気がするんですが。

チョークを引いたときに調節がうまくいかないような気がするのは素人考えなんでしょうか。

気持ち悪いのでこの部分は純正を再生して使用。

これはフロートチャンバーのガスケット。

上下間違わないように組み付けて。


CBR400F キャブレターレストア PART2ーその2

2013-02-16 17:27:39 | 日記

前回オーバーホールしたキャブレター、これは53Aなんですが。こちらは前述のとおりブラストやスロットルバルブの不安から保留にしていました。

しかしこれからレストアする53Bにもスロットルバルブにドライバーで突いたような傷を見つけてしまいました。

おそらくスロットルバルブが固着していてそれを無理やりこじあけたのでしょう。

裏側からもその後が見て取れる。

1/1000mm単位の誤差を言うスロットルバルブにこれはちょっと嫌な要因です。

なので最悪、53Aキャブを使うかもしれないのでこちらもさらに完璧に仕上げることにしました。

まずダイヤフラム、ゴム部分をシリコンスプレーを吹きつけピストン部分にはテフロンコート。

まぁ気休めですけどね。

スターターバルブのシールボルトもシール部分がゴムで劣化が心配される部分なのでシリコングリスを塗布しておきます。

フロートバルブの受け部分、フロートバルブとの接点を綿棒を使ってメタルコンパウンドで磨いておきました。

フロート本体。

右が53Aで左が53B、大きさも形状も同じなんで機能的には同じものだと思いますが若干細かい部分が変わっていますね。

パーツリストで確認しても部品番号は同じなのでたぶん形成する型が変更されたんでしょうね。

この53A、相変わらずブラストのメディアが心配なので時間があるときは掃除機で吸引してみたりして各部分を動かしてはブラストのメディアが出てこないか(まだ言ってます(笑))確認しています。

それぐらい恐ろしい事ですしね。


スナップオン ラチェットハンドル

2013-02-15 12:51:33 | 日記

ちょっとデジカメの塩梅を見るのに撮影したついでにアップしました。

長年使っているスナップオンのラチェットハンドル。

プッシュリリース機能がついていいるので油だらけの手でソケットを付け替えるとき大変便利なんです。

ハゼットなんかはメッキしないでワザと梨地にして滑りにくくしているのは有名な話ですが、ソケットの付け替えだけを考えれば断然プッシュリリースだと私は思います。

スナップオンは製造年号が刻印されているので自分の工具がいつ頃製造されたか分かります。

このラチェットハンドルはは1989年製。

若い頃、某中古車ディーラーで働いていた時にスナップオン・バンセリングから購入したもの。

モデルF723A、当然今では廃盤のモデルです。

ギアは20!ですぜ。

でも手に馴染んでいるし、バランス、軽い空転トルクは未だにこの工具を使う理由としては十分です。

すっかりヤレてしまってますがまだまだ現役。

来年25周年記念にオーバーホールでもしますか(笑)

ってか「今ばらして油指せ」ですかね。


CBR400F キャブレターレストア PART2

2013-02-14 12:41:53 | 日記

キャブレターをレストア。

右が今回レストアするキャブで左が前回レストアしたキャブ。

結構ヤレてますね、錆も出ているし。

まぁ前回のキャブに比べるととっても状態は良いです。

ねじ類も素直に外れてくれました、おそらく一度バラされています。

ところどころプラスねじの頭がナメているけどねじ類、ジェット類は全て新品交換するので気にしない。

スターターレバーの連結ロッドもゴリゴリに錆付いていてなかなか抜けてくれませんでした。

パイロットスクリュー、外す前に戻し回転数をひとつづつ確認する。

全部規定の2回転戻しでした。

Oリングはカチカチになっていてプラスチック状態。

フロートチャンバーのゴムパッキンもカッチカチやぞ(古っ)

素性の分からないキャブなので注意深く分解していきます。

ボディに打刻されている番号も4個すべて同じか確認。

スプリング曲がってますね。

バキュームピストンも磨耗してますが交換しようがないのでこのまま。

ニードルジェットは固着しているのでキャブクリーナーに漬け込んでから再度挑戦。

とりあえず分解完了。

とりあえずキャブクリーナーで洗浄するまえにパーツ洗浄剤で漬け置き洗い。

私の中では前回たいした結果が残せなかったので残念な評価のこの洗浄剤。

そのときは40度くらいのお湯で作業したのだが今回は最大パフォーマンスを発揮すると説明がある80度の湯で希釈して漬け置き。

まぁ冷めますけど冷めたら加熱してみますか(笑)

すぐに真っ黒な色に変わる。

洗浄剤が仕事しているのでしょうね。

温度が下がるとコンロで暖めて。

約三時間漬け込んで真鍮ブラシでざっと磨いてみました。

あんまりかわらんですねぇ、たぶん汚れよりアルミの白錆が酷いためでしょうね。

めっきのスプリング部分はきれいになりましたから。

お昼休みも終わったのでまた次回。