村上龍氏原作の 『55歳からのハローライフ』が 全5話のオムニバスで NHKの土曜ドラマとして先週から始まった。
私は、この短編小説が新聞に連載されていたころ とても興味深く読んでいて内容も深く印象に残っている。
ところが私の勝手な思い込みでこれまでずっとタイトルの『ハローライフ』を『ハローワーク』とばかり思っていた
第1話 で再就職のためハローワークに行く場面があったせいもあったのだが、、
そんな間違いや勘違いが多いオバサンである
人生の折り返し点を過ぎた中高年を主人公に、将来への不安を抱えながらも新たな道を探る姿を描いているこのドラマは
同年代の者にとっては切実な身につまされる思いだったり 共感したり・・
第1話「キャンピングカー」は、会社を早期退職し、キャンピングカーで妻と自由な旅に出ようとするが
夫の思いと妻の思いにはギャップがあって夢と現実に戸惑い再就職しようとするも傷つき初めていろんなことに気づく主人公。
定年退職して家にいる時間が多くなる男の人が どのように家庭の中で自分の居場所をつくり時間を過ごすかは
本人はもとより妻にとってもとても重要な問題だ。
それが一方的に、つき合わされたり常に行動を共にするようでは不満がたまるし ストレスとなる。
お互いに個人的な趣味や時間に理解を示し そこそこ離れて自由な時間を持ちながら一緒に暮らすのが
平和で長持ちする秘訣なのかもしれない。
長いこと共通の趣味も少なく、別々な行動が多かった私たち夫婦も ここにきてやっと一緒に楽しむ術を身につけた。
年を取り病気をしたり互いが弱くなって一番身近な存在を頼り、いたわり合いながらやっていかざるを得ない状況で自然にそうなった。
私が夫のやることに付いて行くようになったのではなく、私がやっていることに夫が協力したり付きあったりするうちに
いつしか夫がハマってしまうというパターンだ。 決して私は無理強いはしていない。夫が柔軟になった結果である。
私が手入れしている庭仕事でも 私のできない主にハード面は夫がやるようになって面白みが出てきたようだ。
道具や材料もハンパなく凝り性なので やるからにはとことんやるからなにごとも大がかりになるのが心配でもあるが
いつの間にかベンチも作っていた。温泉に行ったとき見てきたのを参考にしたという。
みんなが集まった時ベンチにもなるしテーブルにもなるのだそうだ。
今回は道の駅の近くで丸太の端材が安く売られていて車に積めるだけ積んで買って来た。
ウッドは見ているだけで和むし私も大好き! また二人で庭造りの構想が広がり夢中になる ♪
そして疲れたら温泉に行って休養もまたよし
そんな私たち夫婦の 『65歳からのハローライフ』 が始まった
私も11月には 高齢者の仲間入り・・・