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北陸探訪 -3- 吉崎御坊 

2023-07-19 07:20:00 | 取材・旅行

北陸探訪 -3- 吉崎御坊

この土日(令和5年7月15~16日)に北陸へ取材に行ってきたので,数回にわたって報告します。

3回目は吉崎御坊です。

社会科としては、加賀の一向一揆の本拠地として理解していました。

その実態を見てみましょう。

まず、場所を確認してください。

吉崎を空から見ると

吉崎別院の説明文です。

吉崎御坊の御案内
皆さんようこそお参り下さいました。
当、吉崎別院は通称吉崎御坊と呼ばれ、文明三年(一四七) 本願寺第八代、蓮如上人によって吉崎の山上(通称お山)に坊舎が建てられたことを起源とするものであります。
現在のお山には、本堂跡を中心に当時を偲ぶいくつかの遺跡があり、室町中世の寺城の様子を今に残しています。
このお山全域は昭和五十年二月国の史跡に指定されました。
別院境内には本堂を始め蓮如上人オカタミの御影を安置する中宗堂、また、鐘楼堂、資料館などが建てられいます。
なお、資料館には「嫁威しの面」の物語本光坊火中の殉死の出来事など蓮如上人に関する宝物などが展示してありますので拝観いただき上人の御遺徳を賛仰していただければ幸いであります。
どうぞ念力門の石段を登ってお参り下さい。
本願寺 吉崎別院
吉崎御坊史跡保存会

願慶寺の東に真宗大谷派吉崎別院(東別院)、西に本願寺吉崎別院(西別院)があります。

西別院です。

念力門

東別院の鐘楼です。

東別院の鐘楼と本堂

願慶寺の門です。

 

さらに上って見玉尼のお墓です。

蓮如上人の銅像です。(高村光雲作・1934年)

高村光雲三大銅像の一つで、他の二つは皇居の楠木正成像と上野の山の西郷隆盛像です。明治時代を代表する彫刻家で、高村光太郎のお父さんです。

御坊跡です。

願慶寺です。

願慶寺を中心とした動画です。

この動画の web動画チャンネル は、福井県のいろいろな名所が紹介されています。おすすめです。

この動画の解説を引用します。

越前と加賀の国境にある吉崎は、浄土真宗中興の祖である蓮如が文明3年(1471年)畿内より移り、“吉崎御坊”として北陸布教の拠点となりました。

吉崎御坊は、たびたび戦火に遭い、最終的に織田信長によって完全に破却されました。

江戸時代になって大谷派・本願寺派によってそれぞれ吉崎御坊が建てられ、現在に至っています。

国指定史跡「吉崎御坊跡」には、広い松林の中に高村光雲の名作「蓮如上人像」があります。小高い吉崎山から見える景色は、天然記念物「鹿島の森」など、北潟湖や日本海を望むことができます。四季折々の眺めは見事で、隠れた景勝地となっています。この吉崎御坊における※霊験譚として有名なのが「嫁おどし肉付きの面」にまつわる物語です。

願慶寺では、肉付きの面を見ながら「嫁おどし伝説」を住職が語り聞かせてくれます。また、平成元年に同寺の蔵の中から古文書や絵画など千点以上が発見され、当時を知る重要な資料として専門家によって研究が進められています。(参照、蓮如伝説を歩く・和田重厚編=戎光祥出版社刊)

願慶寺の看板が挑発的です。

わかりやすくご案内しております
[御坊とは → 本願寺直轄の寺 →  願慶寺]

(お役所的立場で地域を総括)
[近年の調査で蓮如滞在前後からの歴史の流れがわかってきました]

嫁姑の確執物語のルーツ   「嫁おどし肉つきの面」

民族資料 蓮如時代の古地図、江戸期のガイドマップ,版木類等々

著名人の足跡 芭蕉、伊能忠敬・加賀の千代女松平春獄・五木寛之等々

「蓮如忌」一向一揆の関連資料等古文書多数
「インターネット・有名辞書等の「吉崎御坊」に関する解説文はほとんど間違いです」

いかがですか?

他の看板では、

・御坊とは本願寺の直轄寺院(地域においてのお役所的立場)

・御坊とは寺院群や地域を表す言葉ではない

・近年の調査で蓮如以来の歴史の流れがわかってきました

・明治の政教分離で御坊制から別院制へ移行。となり別院はその時本願寺へ寄進したもの。

???

かなり異なります。

吉崎御坊って、結局何??

次回は、北前船の里 Ⅰ です。

 


北陸探訪 -1- 剱神社

北陸探訪 -2- 丸岡城

北陸探訪 -3- 吉崎御坊 

北陸探訪 -4- 北前船の里Ⅰ

北陸探訪 -5- 北前船の里Ⅱ

北陸探訪 -6- 永平寺Ⅰ

北陸探訪 -7- 永平寺Ⅱ

北陸探訪 -8- 一乗谷朝倉氏遺跡Ⅰ

北陸探訪 -9- 一乗谷朝倉氏遺跡Ⅱ

北陸探訪 -10- 一乗谷朝倉氏遺跡博物館

北陸探訪 -11- 越前大野城Ⅰ

北陸探訪 -最終回- 越前大野城Ⅱ


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