先週末、南ドイツとスイス・グラウビュンデン州を舞台とした、MIT Energy Vision主催の中欧視察セミナーNo.3が、無事に終了しました。「持続可能な都市計画、公共交通、地域エネルギー、林業、省エネ建築、観光、有機農業」という総合的テーマ設定のセミナーNo.3でしたが、素晴らしい景色の中での多くのパイオニア的な人物やプロジェクトとの出会いに、参加者の方々には大変ご満足頂くことができました。参加者の皆様、ありがとうございました!
さて、2013年7月13~20日には、初夏の南ドイツと西オーストリアを舞台に、MITセミナーNo.4を開催いたします。テーマは、「エコ建築・再生可能エネルギー、持続可能な森林資源利用」です。今回のセミナーは、特に建築関係や地域・市民エネルギー関係の方々に興味深い内容です。視察の合間には、MIT Energy Visionの村上敦、池田憲昭、滝川薫がレクチャーを行い、視察内容への理解を深められるプログラム構成になっています。
募集締め切りは5月末です。あと数名の参加が可能ですので、早めにお申し込み下さい。
お問合せ・ 申し込み先はMIT Energy Vision GbRまで:
info@mit-energy-vision.com
プログラム概要
MIT中欧視察セミナー No. 4
「再生可能エネルギー、エコ建築、持続可能な資源利用」
フライブルク – 黒い森 – solarcomplex – オーストリア西部
2013年7月13〜20日 (セミナー6日間)
7/13 フランクフルト空港集合 バスでシュヴァルツヴァルトへ移動
7/14 シュヴァルツヴァルト(ドイツ)森林散策 —持続可能な森林利用
レクチャー「持続可能な林業、木材産業、木質バイオマス」
7/15 ドイツの環境首都フライブルク市のエネルギー施策、省エネ建築、職人教育
7/16 エネルギー自給村フライアムト(ドイツ•シュヴァルツヴァルト)
農家のバイオガス、ソーラー、木質チップ発熱、市民風車
レクチャー「ドイツのエネルギー政策、社会潮流」(村上)
レクチャー「地域エネルギー自立の意義」(池田)
7/17 市民企業ソーラーコンプレックス社訪問(ドイツ•ボーデン湖北)
レクチャー「会社のコンセプト、組織、運営、プロジェクト」
メガソーラー施設、小水力発電、バイオエネルギー村視察
7/18 オーストリア•フォアールベルク州のエネルギー研究所訪問
レクチャー「地域の省エネ&再生可能エネルギー政策」
木造エコ&省エネ建築の視察
ルーディッシュ村自治体センターと低所得者向け公益住宅
7/19 灯油のない村を目指すランゲンエッグ村の省エネルギー政策
地域木材利用の現場、木材加工施設・木造一戸建てパッシブハウスの見学
レクチャー「建物のエコロジー化と省エネルギー施策」(滝川)
ワークショップ、セミナーのまとめ
7/20 送迎、解散 オーストリア•ブレゲンツ市 - ドイツ•フライブルク市
主催 : MIT Energy Vision GbR社 (ミット•エナジー•ビジョン)ドイツ
参加者人数 : 最大15名
セミナー料金 : シングル部屋希望者:2620ユーロ ツイン部屋希望者:2420ユーロ
※ 料金は、プログラム費用、期間中の現地交通費、宿泊費(朝食付き)を含みます。
※現地集合、現地解散のセミナーです。日本ードイツ(スイス)の往復の飛行機、ならびにセミナー前後の現地移動、宿泊等は参加者各自で手配願います。
プログラム詳細は下記リンクからダウンロードできます。
http://www.mit-energy-vision.com/fileadmin/content/MIT-japanisch/Seminar/MITSeminar201307F.pdf
MIT Energy Vision GbR社について:
日本のエネルギーシフトを中央ヨーロッパから支援することを目的に、欧州在住の村上敦、池田憲昭、滝川薫が2012年3月に設立しました。私達のビジョンは、地域や住民が主体となって実現する、100%再生可能エネルギーによる社会づくりです。中央ヨーロッパには、 再生可能エネルギーと省エネルギーに関わる成熟した技術、ノウハウ、経験、政策、コンセプトがあり、それらは日本のエネルギーシフトを強力に効果的にサポートできるものだと考えています。ドイツ•スイスを拠点とした10年以上にわたる環境/エネルギー分野でのコンサルティング、執筆活動により蓄積した欧州ネットワークと専門知識、言語能力を活かし、日本社会の需要にマッチしたプロフェッショナルなサービスを提供します。中央ヨーロッパと日本の人々が共に力を合わせることにより、日本のエネルギーシフトを加速、実現していくことを目指します。
www.mit-energy-vision.com