外が大荒れなのでピアノでも弾こうかと、楽譜を開いて「はぁ~」っとため息が…。
ショパンの「英雄ポロネーズ」。臨時記号の雨嵐。で、目がついていかない…。昔はこんなを弾いていたなんて、自分でも信じられない。
ちなみに楽譜にはスピード記号はついていなくて、代わりにMaestosoという表情記号がついています。Maestosoって、あのマエストロと同じ意味(だったと思う)で、イタリア語で『荘厳な』という形容詞です。で、どないに表現しろってか?になるわけです。難しいよねぇ。単に強く鍵盤を叩けばいいというもんじゃなし(そりゃ力強くだろう、fffのように)、う~んです。
いっつも思うけれど、ピアノを弾いていて情緒表現が難しいと思うわけです。軽快にとか、軽やかになどは比較的弾きやすいんだけど、カテドラルのようにって何?ですよ。実際、スペインやイタリアのカトリック教会に行っても、その荘厳さと神聖さにただただ圧倒されるだったので、それをどうピアノで表現するか? しかも、既存の楽譜をですよ。
だいたい作曲者がどんな思いやメッセージを音に載せたのなんか、その時代に生きていないLunaに(おまけに日本人だし)分かるわけわけじゃん。だけど、それを知ろうすることが大事なのかなぁ。と思っています。
なんて言っても、Lunaは自分勝手に弾いていますけどね。別にコンクールに出るわけじゃなし、自分のピアノでいいかなーんて。なんにせよ、他人に聞かせるときはオーソドックな曲を選ぶし、楽譜に沿って弾くからね。