ちょっぴり腐女子な、つれづれ愚痴日記

 ぐだぐたな日々を愚痴りつつ、のんびり綴っています。気が向いたときに更新。

怪談で節電?(小ネタ)

2011年07月17日 | 腐女子ネタ

 夏の夜の風物詩と言ったら、怪談だろう。オレンジ二階に入院している子どもたちも、例外ではない。彼らは消灯時間前まで、テレビで放映された『怪談』の話題で盛り上がっていた。
「怖かったー。トンネルって、絶対、怪しいよなぁ」
「うん。俺、部活の帰り道で、トンネルを通るんだけど…。これから、怖くて通れないかも」
「分かる。俺ン所は歩道橋。今まで、暗くなったら、星がきれいだなぁって眺めていたけど…」
 身近にある場所での怪談には、でかい図体の高校生でも怖いらしい。お互いにベッドの端と端によって、話していた。当然、それより小さい子どもたちは、誰かのベッドに一緒にいる状態だ。
「消灯って、部屋の電気消えるよな」
「うん」
「でもって、廊下も節電で暗くなるよな」
「うん」
 ……。何とも言えない雰囲気に病室が包まれた。


「もうすぐ消灯よ」
 その日の当直看護師が部屋を回ってきた。
「分かってるよ」
「なら、いいけれど」
 看護師は憎まれ口をきく少年に、意味ありげな顔をすると、さっさとドアを閉めようとして、
「隣の部屋は、幽霊が怖いって大騒ぎよ。あなたたちも?」
 立ち止まって、聞いた。
「まさか」
と笑った少年の顔は、わずかに引きつっていた。
「というわけで、田口先生。子どもたちに声をかけていただいていいですか?」
 小児科の当直医から、極楽病棟でのんびーり当直のおやつを消化していた田口は連絡を受けて、分かりましたと返事をした。
「何でお前がオレンジのガキのために行くんだよ」
 電話を切った途端に、ぶうぶう文句を垂れる奴がいた。
「仕事だから。その前に、お前こそ、俺のもらい物を平気な顔で食っているんだよ」
「うっせい。行灯のものは、俺の物」
「で、俺の物は俺の物なんだろう。速水…」
「当然」
 極楽病棟のナースセンターで威張り腐っているのは、救命救急センター長の速水晃一だ。救命救急センターのトップが、こんなところで油を売っていていいのか?と言いたくなるが、本日の速水の勤務は終了している。なので、取りあえず、彼はプライベートなのだ。
「お前、明日も通常勤務だろう。ここで油を売る暇があるなら、さっさと帰るって寝るか、当直室で寝ろ。ついでに言うと、ここはお前の家じゃない」
「減るもんじゃないから、いいじゃん。行灯のけち?」
 ウインクを飛ばしつつ、速水が田口にぺたっと甘える。
「減らないけど、ストレスが溜まるから、さっさと帰れ」
「い・や・だ」
 一度、田口に甘え始めると歯止めがきかない速水。それがプライベート・モードなら、止めるのは不可能だ。
「じゃ、小児科病棟に行ってきます」
「田口先生、お疲れです。何かあったら、PHSを入れますから」
「お願いします」
 田口は速水を無視して、小児科へと向かうべく立ち上がった。
「ちょっ、速水。重いから歩くのだけは自分で歩け。でないと、途中で俺は倒れる」
「……分かった」
 少し不満そうだったが、田口には速水を担ぐ体力はない。渋々、速水がおんぶお化け状態のまま、歩き始める。
「小児科が何だって?」
「ああ。寝る前にテレビで怖い話を聞いた子どもたちが、怖くて眠れないんだそうだ」
「病院は出るからなぁ」
 しみじみ速水が呟いた。
「…やっぱり、出るのか?」
 恐る恐る田口が尋ねると、
「えっ? 出ないって、お前は思っていたのか? 会ったことないか?」
「ない! 無いって!」
 お前はあるのかよ。と聞きたいのを、ぐっと田口は堪えた。が、
「ふうん。しょっちゅう、俺はあるけどな。…お前は無いんだ」
 感心したような速水に、田口のだんだん背筋が寒ーくなってくる。もしかして、今、自分の背中にくっついているのは速水の化けたお化け?と、一瞬考えてしまった。そして、そう考えてしまうと、ますます、怖くなってしまい…。
「速水!だよな!」
と振り返りつつ、大声で叫んでしまった。
 すると、速水はわはははっ!と、大爆笑。
「お前、恐がりすぎ! なのに、何で当直は平気なんだよ。医局前なんて、真っ暗だぞ。それに、当直用の風呂なんて地下室にあるのに」
「そっ、そんなに笑うこと無いだろう! 俺は基本、当直で医局に行くことないし、わさわざ当直用の風呂に行かなくても、自分の病棟の風呂に入ればいいし…。何より、うちの病棟には都市伝説なんてないから平気!」
 
 田口は目に涙を浮かべて笑う速水の胸を、ぽかぽか叩きながら、速水に抗議する。
「はいはい。お前、自分ところの風呂に入っているのかよ。まあ、俺も同じようなもんだけどな。都市伝説…、極楽病棟にはないだろうよ。なんせ、天国に一番近い病棟だからな」
 速水は田口を長い腕に抱きしめつつ、笑った。
「天国に一番近いのは、病棟の一番上にあるからだろ?」
田口が口をへの字にしながら、呟いた。そう思いたい田口の気持ちが分かるため、速水は田口の額にチュッとキスした。
「うーん。はーやーみ」
 珍しく田口から速水に抱きついてくる。よほど、怖かったらしい。速水は甘える田口に、目を綻ばせた。
 昔から、こいつは変なところで恐がりなんだよな。でもって、変なところで肝が据わっている。それにしても、今日はよほど人気のない病院の廊下が怖いのか? 
 節電効果で、田口が院内でこんなことをしてくれるなら、節電万歳、怪談万歳だ。そんなことを思いつつ、速水は田口の肩を抱いて、このネタで当分、遊べると思った。。



ようやく地デジ。

2011年07月17日 | 日記

 。気づけば、一週間、ほったらかしでした。その間、私の腱鞘炎は治らず、仕事は例の如く、文科省の分だけは終わらせ…。健康診断関係は…の状態です。それにしても、市販の湿布の方が効くって、どういうことですか?です。

 さて、昨日、伸びまくった髪を切るついでに、ついにテレビをチェックしに行きました。(『アナログ放送終了まで7日!』とテレビの左下に表示されるのが、邪魔…。)

 そうしたら、名だたるメーカーのテレビは生産が追いつかず、一ヶ月待ちだとか…。(しかも、台風6号、超巨大なのが接近中とか


 まあ、うちは取りあえず、見られればいいので、2種類しか残っていない。それも、箱がある限りというテレビにしました。でもって、持ち帰れば、自力で設定です。と言われたので、うーんと悩みましたが、結局は元のテレビを引き取ってもらいたかったので、配達・設定にしました。

 ちなみに、届けられる日は7月23日。アナログ終了の前日


 まあ、その日は夕方から、職場の忘年会なんだけど。いざという時は遅刻。(上司は…かもしれないけど、地デジが大事…)

 で、電気屋でテレビを物色していたら(店員さんたちは結構、冷たく対応ででした)、若い子連れのカップルが来て、やっぱりテレビを探していて…。

「映ればいいから、これでいいんじゃ?」

と言うのを聞いて、若くてもさほどテレビに興味が無いんだーっと、意外でした。うちの親戚なんて、でかーいテレビを揃えまくっていますから。唯一、興味が無いのが私だけ。なので、親類が揃うと、相手にされず、ひとり蚊帳の外。(気にならないから、いいんですが…)


お礼ssを更新。

2011年07月09日 | ホームページ

 
 腐女子コーナーの更新が停滞しているにも関わらず、拍手をしてくださる方がいらっしゃるので、「ありがたや~」と頭を下げています。
 なので、遅くなりましたが、7月の拍手お礼ssを掲載しました。オチも何もない。本当にふつーのお話になりました。
 あとで、他のを読み返すと、ギャグだったりしたので…。となりました。
 そのうち、書き換えるかもしれません。ネタを思いつかなかったので、真面目?で終わりで、すみません。

テレビも買わなくては…

2011年07月09日 | 日記

 。梅雨が明けて、暑い。34℃の気温が毎日これからやってくる。と思うと、どよーんです。

 さて、我が家のテレビ。まだ、アナログ。だって…、家が汚くて電気屋さんに来てもらえない。前回の冷蔵庫の時は、キッチンだけをひたすら片付けた。(それで、腱鞘炎?を起こすきっかけに?)。

 今度は私の生息している部屋。そりゃもう、医学書が積まれ、パソコンが散乱し、プリンターが積まれ、シンセサイザーがドーンと鎮座し…。プリントのなれの果てが、散乱…

 あと、英語やドイツ語やイタリア語の辞書に、練習帳に文法書が…。

 地デジ。したくても、できません。とりあえず、近いうちに、また、テレビの予約に行ってきます

 それにしても、腱鞘炎。マジで、辛いです。


七夕のお願い……。(小ネタ)

2011年07月07日 | 腐女子ネタ

    田口先生の七夕のお願い。……平和にひっそり生きていきたい。
 速水先生の七夕のお願い。……行灯と結婚式したい。(ちなみに、去年のお願いは『行灯と新婚旅行に行きたい』だった)
 佐藤伸一の七夕のお願い。……上司の機嫌がいい日が増えますように。
 如月翔子の七夕のお願い。……来年こそ、あっと言うイケメンドクターがオレンジに来ること。
 藤原真琴の七夕のお願い。……田口先生の結婚式に呼ばれること。
 高階権太の七夕のお願い。……田口先生の結婚式でスピーチをすること。
 島津吾朗の七夕のお願い。……もっと性能が高いMRIが欲しい。
 彦根新吾の七夕のお願い。……桜宮市にいつか戻りたい。
 そんないろいろな思いを込められた七夕飾りが、愚痴外来の隅に飾られていた。その中に、文字ではなく足形の短冊が一つ。
 速水ありすの七夕のお願い。……パパとママがいつも仲がいいように。
 もしかして、一番まともなお願いかもしれなかった。