ちょっぴり腐女子な、つれづれ愚痴日記

 ぐだぐたな日々を愚痴りつつ、のんびり綴っています。気が向いたときに更新。

最近読んだ本について

2023年01月03日 | 本と雑誌

 最近、本を読んでないなぁ。と思いつつ、年末に、卓上カレンダーをAmazonに注文するついでに、何冊か購入しました。

 で、「ルイ16世に転生してしまった俺は フランス革命を全力で阻止して アントワネットと末永くお幸せに暮らしたい」1巻です。
 タイトル長過ぎ。これ、ウェブ小説みたいですけど、読者の評価が高かったのと、面白かったので、買ってみました。ページが全部で309。文字は小さい。なので、ものすごい量の文字がありました。

 でも、面白かった。資料集めが大変だったろうなぁと思うぐらい、よく調べてあって、「へぇ」と思うことも多々。
 以前、パリに行ったとき、フランスの歴史の本の英語版を探していたら、店員さんに、「中世とフランス革命はフランスのブラック歴史」と言われたのを思い出しました。どこの国も、そんなものでしょと思ったけれど、フランス革命で殺された無実らしい人の数は、数万とも言われているらしい。そりゃ、ブラックだわ。
 ルイ16世をギロチンに送ったロベスピエールもサンジェストも、結局はギロチンだし…。なんかねぇ、因果応報って言葉を思い出しました。まじで。

 で、フランスの歴代国王や王妃って、幸せな人生を送った人って居ないんじゃないの? それに比べれば、英国はそれなりに平和だったような。
 ルイ14世も幼少時に両親は亡くなるし、ルイ15世は確か孫?だった(この辺、あやふやでごめんなさい)。そして、ルイ15世の孫がルイ16世でしょ。なので、幼少時はみんな大変そうなフランス国王。あのアンリ4世だって王位に付くまでは色々あったようだし(このへんもうやむや…)。でもって、暗殺でしょう。フランス国王、暗殺多くない?
 それに比べて、イングランドなんて、何とか革命(探す気もなくてごめん)でチャールズ2世が処刑されたような。で、彼を処刑したクロムウェル(多分)は、チャールズ2世の息子に墓を掘られたか、処刑されて(ここもうやむやでごめん)遺体がずっとどこかに下げられていたとか。(それぐらい父ちゃんを殺した人に息子は恨みを持っていたってこと) あと英国でよく言われるのは、リチャード3世に殺された?の2人の王子とスコットランド女王メアリー・スチュアートの悲劇。
 フランスの悲劇の王族って探すと、めっちゃ多いのでは? なので、この本どうなるのか楽しみです。

 ウェブで連載されているようですが、2巻の発行が待ち遠しい。

 


明けましておめでとうございます。

2023年01月03日 | 日記

 明けましておめでとうございます。 

 私はぼちぼちと過ごしています。先日、本屋さんに行ったら、日本の古典文学の「うつほ(「うつぼ」と読みます。たぶん)物語」の原文と現代語訳がついている角川ソフィア文庫を見つけたので購入。でも、これ、よく見ると一巻目でした。
 なんと、この本、全6巻だそうです。
 簡単に説明すると、「うつほ物語」は平安時代の中頃に作られ、源氏物語の作者の紫式部も清少納言も読んだという作品です。しかも、紫式部はこの物語の影響を受けて、「源氏物語」を書いたと言われる日本文史史上最古の長編物語です。

 最初のお話は、琴の伝授についてのお話ですが…。主人公が琴を身に付けるまでの経緯がでした。その後も、この琴は秘伝で、子どもに伝えるのですが…、やっぱりでした。

 お話なのに、なんでこんなに暗いの?と作者に聞きたいぐらい、最初の話はくらーい。その後のお話も、結構、暗い話題が多くて、当時の世相が反映されているのかなぁと思いました。
 まあ。源氏物語も光源氏のお母さんは悲劇の人でした。

 でもって、1つのエピソードの文章が短いというか説明的。たとえば、『漢籍も読ませず、教え聞かせることもせずに育てたが、その子はその歳とは思えないほど、背丈も高く、思慮分別もある子に成長する。』という具合。
 現代だったら、もっと枝葉がついて、どんな言葉を話すのか、どのくらい背丈があるのかなど、読者が想像できるような描写があると思うのだけど…。まあ、読者が自由に想像できると言う点では、いいのかもと思っても、やっぱりどんな服を着ているのかとか説明が欲しい。

 ていうか、ざっと見ていて、「」がほとんど無いというのに気づいた。誰か、これれを楽しく訳してくれと言いたくなったけど、よく考えると、これに尾ひれを付けると、どんだけ長くなるのか。とすると、これはこれでいいのかも。
 そう言えば、源氏物語の現代語訳でも、文庫本の分厚いのが何冊もあったのを思い出した。(私は谷崎潤一郎さんのものと瀬戸内寂聴さんのを持っています。どっちも長くて読むのか大変だったけど、ただの現代語訳より面白かった)→でもって、大和和紀さんのコミックは本当、綺麗で大好きでした。古典文学が苦手な人は、コミックで読んだがいいかも。ちなみに、私の最近、「方丈記」のコミック版を読みました。原文も訳文も、解説文も持っているけれど、マンガはさっと読めるし、イメージしやすい。(やっぱ、マンガ世代だからかなぁ)

 古典文学。現代語訳は、脳内で勝手に変換するしかない! ストーリーはてきぱきと進むので、それは楽しいのだけど。

 

 ※ 最近、読んだ本について、もう少し書いてみるかも。