ちょっぴり腐女子な、つれづれ愚痴日記

 ぐだぐたな日々を愚痴りつつ、のんびり綴っています。気が向いたときに更新。

明けましておめでとうございます。

2023年01月03日 | 日記

 明けましておめでとうございます。 

 私はぼちぼちと過ごしています。先日、本屋さんに行ったら、日本の古典文学の「うつほ(「うつぼ」と読みます。たぶん)物語」の原文と現代語訳がついている角川ソフィア文庫を見つけたので購入。でも、これ、よく見ると一巻目でした。
 なんと、この本、全6巻だそうです。
 簡単に説明すると、「うつほ物語」は平安時代の中頃に作られ、源氏物語の作者の紫式部も清少納言も読んだという作品です。しかも、紫式部はこの物語の影響を受けて、「源氏物語」を書いたと言われる日本文史史上最古の長編物語です。

 最初のお話は、琴の伝授についてのお話ですが…。主人公が琴を身に付けるまでの経緯がでした。その後も、この琴は秘伝で、子どもに伝えるのですが…、やっぱりでした。

 お話なのに、なんでこんなに暗いの?と作者に聞きたいぐらい、最初の話はくらーい。その後のお話も、結構、暗い話題が多くて、当時の世相が反映されているのかなぁと思いました。
 まあ。源氏物語も光源氏のお母さんは悲劇の人でした。

 でもって、1つのエピソードの文章が短いというか説明的。たとえば、『漢籍も読ませず、教え聞かせることもせずに育てたが、その子はその歳とは思えないほど、背丈も高く、思慮分別もある子に成長する。』という具合。
 現代だったら、もっと枝葉がついて、どんな言葉を話すのか、どのくらい背丈があるのかなど、読者が想像できるような描写があると思うのだけど…。まあ、読者が自由に想像できると言う点では、いいのかもと思っても、やっぱりどんな服を着ているのかとか説明が欲しい。

 ていうか、ざっと見ていて、「」がほとんど無いというのに気づいた。誰か、これれを楽しく訳してくれと言いたくなったけど、よく考えると、これに尾ひれを付けると、どんだけ長くなるのか。とすると、これはこれでいいのかも。
 そう言えば、源氏物語の現代語訳でも、文庫本の分厚いのが何冊もあったのを思い出した。(私は谷崎潤一郎さんのものと瀬戸内寂聴さんのを持っています。どっちも長くて読むのか大変だったけど、ただの現代語訳より面白かった)→でもって、大和和紀さんのコミックは本当、綺麗で大好きでした。古典文学が苦手な人は、コミックで読んだがいいかも。ちなみに、私の最近、「方丈記」のコミック版を読みました。原文も訳文も、解説文も持っているけれど、マンガはさっと読めるし、イメージしやすい。(やっぱ、マンガ世代だからかなぁ)

 古典文学。現代語訳は、脳内で勝手に変換するしかない! ストーリーはてきぱきと進むので、それは楽しいのだけど。

 

 ※ 最近、読んだ本について、もう少し書いてみるかも。



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