日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

塵虫(ゴミムシ)

2008-07-03 | 昆虫

「鈴柩せんせーい。この虫何ですか」

今日は2年生のNくんがやってきた

どうして子供達は

飼育するニワトリにハコベの葉を与える時のような目つきで

私に虫を差し出すのだろう・・・

Dsc01637

パステルえんぴつのケースにつっこまれて

赤や緑のけずりかすを身にまとった虫は

「ゴミムシ」の仲間だということはすぐに分かった

Dsc01639

ゴミムシとはやはり酷い名である

先日ゴミグモを紹介したが

彼の場合はゴミの中で暮らすというポリシーがあったから

「ゴミグモ」の名も自業自得と言えた

だがゴミムシの場合はホントにかわいそうだ

近縁の「オサムシ」や「マイマイカブリ」は

結構あこがれの目で見られたりするのに

「ゴミムシ」の名を聞いて投げ出す子供のなんと多いことか

Dsc01641

さて図鑑やネットで探した結果

「サドモリヒラタゴミムシ」という種類が近そうだと結論

N君に告げると投げ棄てることなく

「ああオサムシの仲間ですね。ありがとうございました」

おお見つけたぞ

昆虫博士のタマゴ

どこの学校にもいるんだなあ

まだ2年生か

今後が楽しみ

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猫蝿虎(ネコハエトリ)

2008-07-02 | 昆虫

Dsc01438

クローバーの原っぱでハエトリグモ発見

「ハエトリだハエトリだ」

テンションが上がる

以前のも見てね

ウデブトハエトリ・マミジロハエトリ・アダンソンハエトリ

コゲチャハエトリ

Dsc01448

サイズは小さい、こんなもの

これでピョンピョン跳ね回る

Dsc01457

ネコハエトリのまだ若い個体ではないかと思われる

やはりハエトリのチャームポイントは目だね

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姫山繭(ヒメヤママユ)

2008-07-01 | 昆虫

朝職員玄関を入ると

「鈴柩先生ぇ!これなに」

Dsc01600

アオムシを持って来た3年生

うーんアオムシは難しいんだよなあ

幼虫図鑑を見せて探させる

「あ、コレじゃない?」

子供が見つけたのはウラジャノメという蝶の幼虫

朝会が近づいていたので

「そうかもしれないね」と職員室から子供達を追い出す

Dsc01595

その時、ようやく見えた下部の色が気になった

あれこのツートンカラーは見覚えが・・・

ウスタビガに似ているぞ

ということはヤママユガ系統か

結論としては「ヒメヤママユ」 と同定

成長すれば「蛾」のイメージそのもののガに成る

Dsc01605

昼休みに「ガだったよ」と教えてやると

ちょっとがっかりしていたが

頭の上に乗せるほどのかわいがり様

良いことだ

毛の触り具合がいいんだよね

もっと若い幼虫はやっぱり毛虫然としているのだけど・・・

触らせて~とやってくる子供達

子供は大人が触っていれば

安心してイモムシでも触る

嫌わずにすむものなら嫌わずに済ませたいね

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