「鈴柩せんせーい。この虫何ですか」
今日は2年生のNくんがやってきた
どうして子供達は
飼育するニワトリにハコベの葉を与える時のような目つきで
私に虫を差し出すのだろう・・・
パステルえんぴつのケースにつっこまれて
赤や緑のけずりかすを身にまとった虫は
「ゴミムシ」の仲間だということはすぐに分かった
ゴミムシとはやはり酷い名である
先日ゴミグモを紹介したが
彼の場合はゴミの中で暮らすというポリシーがあったから
「ゴミグモ」の名も自業自得と言えた
だがゴミムシの場合はホントにかわいそうだ
近縁の「オサムシ」や「マイマイカブリ」は
結構あこがれの目で見られたりするのに
「ゴミムシ」の名を聞いて投げ出す子供のなんと多いことか
さて図鑑やネットで探した結果
「サドモリヒラタゴミムシ」という種類が近そうだと結論
N君に告げると投げ棄てることなく
「ああオサムシの仲間ですね。ありがとうございました」
おお見つけたぞ
昆虫博士のタマゴ
どこの学校にもいるんだなあ
まだ2年生か
今後が楽しみ