「先生、でっかいダンゴムシがいた」
と子供達が大騒ぎで呼びにくるときは
決まってコイツを見つけたときだ
体長は並のダンゴムシの2倍はあろうか
黒光りする長い体
うねうね動くその姿は
ワラジムシやフナムシを思わせるが
実はれっきとした昆虫である
足もちゃんと6本ある
これはオオヒラタシデムシの幼虫だ
シデムシは死出虫、埋葬虫ともいう
動物の死体を食べ切って、きれいさっぱり埋葬してくれる
このヒトたちがいなければ
世の中は腐った死体だらけになるだろう
こちらがオオヒラタシデムシのご両親
死出ではなく出産に向けて励んでいらっしゃるところ