日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

糖アルコール(分子模型)

2007-03-28 | 分子模型図鑑

アルコールについていた水酸基

一つだけでは寂しそうだった

もっと沢山つけていくと

どんな化合物になるのだろうか

 

エチレングリコール

Photo_72

炭素2個に水酸基が一つずつついている

とろみのある液体

水に溶ける

ちょっと甘みがある

エンジンの不凍液などに使われる

昔、輸入ワインに混入していたということで事件になった

 

グリセリン

Photo_73

炭素3個に水酸基が一つずつついている

エチレングリコール同様

とろみのある液体

水に溶ける

ちょっと甘みがある

不凍液にも使われる

毒性がほとんどないので

化粧品・画材・医療分野でも広く使われる

唇の荒れに塗ったり浣腸液に使ったり

シャボン玉に入れるときれいな色が出せる

グリセリンにはもう一つ脂肪の部品としての役目もあるのだが

くわしくは後述する

 

エリスリトール

Photo_74

炭素4つにそれぞれ水酸基がついている

水溶性の固体で

甘みがある

果実や発酵食品に含まれる

ブドウ糖を発酵させると現れる

 

キシリトール

Photo_75

炭素5個にそれぞれ水酸基がついている

砂糖と同じくらい甘い固体

このところ非常に有名になった

天然の代用甘味料

今日紹介したような甘いアルコールを

糖アルコールという

みんな弱い下剤の働きがあるので

キシリトールも取りすぎると

おなかがゆるくなってしまうので気を付けよう

砂糖と違って虫歯菌が栄養にできないので

虫歯予防のためガムなどに使用されている

それでは

キシリトールは砂糖分子とどのくらい違うのか

次回はご本家の糖類を紹介する

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 引っ越し | トップ | 一進一退 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

分子模型図鑑」カテゴリの最新記事