アルコールについていた水酸基
一つだけでは寂しそうだった
もっと沢山つけていくと
どんな化合物になるのだろうか
エチレングリコール
炭素2個に水酸基が一つずつついている
とろみのある液体
水に溶ける
ちょっと甘みがある
エンジンの不凍液などに使われる
昔、輸入ワインに混入していたということで事件になった
グリセリン
炭素3個に水酸基が一つずつついている
エチレングリコール同様
とろみのある液体
水に溶ける
ちょっと甘みがある
不凍液にも使われる
毒性がほとんどないので
化粧品・画材・医療分野でも広く使われる
唇の荒れに塗ったり浣腸液に使ったり
シャボン玉に入れるときれいな色が出せる
グリセリンにはもう一つ脂肪の部品としての役目もあるのだが
くわしくは後述する
エリスリトール
炭素4つにそれぞれ水酸基がついている
水溶性の固体で
甘みがある
果実や発酵食品に含まれる
ブドウ糖を発酵させると現れる
キシリトール
炭素5個にそれぞれ水酸基がついている
砂糖と同じくらい甘い固体
このところ非常に有名になった
天然の代用甘味料
今日紹介したような甘いアルコールを
糖アルコールという
みんな弱い下剤の働きがあるので
キシリトールも取りすぎると
おなかがゆるくなってしまうので気を付けよう
砂糖と違って虫歯菌が栄養にできないので
虫歯予防のためガムなどに使用されている
それでは
キシリトールは砂糖分子とどのくらい違うのか
次回はご本家の糖類を紹介する
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