承前
覚醒剤がなぜ人間の脳に
大きな影響を与えるのかというと
私たちの体内で覚醒剤に良く似た物質群が
大事な働きをしているからだ
それらの物質をモノアミン神経伝達物質という
環状炭素化合物に
窒素がぶらさがっているような形が共通している
有名な名前がいっぱい登場する
ドーパミン
グループの代表的存在で
後述するアドレナリンやノルアドレナリンの元となる
過剰でも不足でも様々な精神疾患の原因となる
交感神経を興奮させるホルモン
闘争の時分泌されるホルモンで
痛覚を麻痺させたりもする
これもアドレナリンと同じようなホルモン
セロトニンと共に不足することがうつ病を引き起こす容疑者
うつ病や神経症への影響が注目されている
抗ヒスタミン剤という薬品のほうで有名
アレルギー反応に大きく関わる神経伝達物質
これら我々の体内で働く神経伝達物質が
先日の「覚醒剤」とよく似た姿をしていることを
確認していただきたい
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