季節の1品キッチン*コミュニケーション鎌倉恵子

明石で料理教室を主宰しています
ラジオ関西【谷五朗の心にきくラジオ】料理コーナーでご紹介したレシピを掲載中♪

149 ぎんなん入り 中華おこわ

2009-11-26 09:06:58 | Weblog
食材
  紅葉も見ごろ 桜やモミジの赤い色と並んで 晩秋の風情を彩るのが美しく色づいたイチョウの木ですね 
黄色に色づいた イチョウの木を見て かけぬけた今年1年を振り返る方も多いのではないでしょうか 
さて このイチョウの 種子が ぎんなんです
殻が硬いですが ペンチなどで割って中身を出し 塩茹でまたは油で揚げる フライパンで空炒りします 加熱は美しい翡翠色になります 紙の封筒に6粒程度入れて電子レンジで1~2分加熱する方法もあります

茶碗蒸しや炊き込みご飯などに ほんの少しでも ぎんなんが入ると 一層季節感が増して 趣が出ますね 時間的には手間がかかりますが そのことにより贅沢感が増します
油でさっと揚げて 松葉をさした酒の肴も人気のメニューです
ただ食べすぎには注意です  アルカロイドの刺激成分が消化不良を起こすので一日に5~6粒までにしたほうが無難です。子供は3粒まで。
 
原産地やルーツ 
ぎんなんぎんなん(銀杏)はイチョウ科イチョウ属、落葉高木の木の実です。
中国が原産地で、中国から日本に伝来し、今では日本各地の神社、公園、寺などにイチョウは植えられていて、秋になるとその実が落ちています。
栄養価
 銀杏の主成分は糖質。ビタミンC、カロチンなどの栄養が多く含まれています。銀杏の匂いと苦味がちょっと・・・と言う人は多いのですがあの独特な苦味成分「アルカロイド」がギンナンの強壮、強精のパワーの源です。
薬効  
銀杏(ぎんなん)には脂質、糖質、たんぱく質、ビタミンA・B群、ビタミンC、鉄分、カリウムなどが含まれています。
昔は結核の時によく食べられていたそうです。銀杏(ぎんなん)が、肺を温めて咳・痰に効くと分かっていたからです。
銀杏(ぎんなん)には、膀胱括約筋を強くする成分があり、夜尿症や夜間頻尿にも効くそうです。滋養強壮、強精効果もあるようです。
今日のレシピ
  中華おこわ(6個分)
もち米(洗って水を切る)2カップ
焼き豚(8ミリ角に切る)50g
干し椎茸(水で戻し :  )1枚
筍    (  :  )1/3本
にんじん(5ミリ:)40g
ぎんなん 8粒
しょうが(みじん切り)10g
白ネギ 10センチ
調味料
 油 おおさじ1
 ごま油 おおさじ1
 スープ(水+ブイヨン1コ)1と1/2カップ
 醤油 大さじ11と半分
 砂糖 こさじ1と半分
 塩 こさじ半分
 酒 おおさじ2
 *あれば 五香粉 少々加えると本格的な香りになります

①中華鍋に油を熱し、生姜を先に炒め、残りの材料を炒め、最後に米も加え、ひと混ぜし、火を止める。
②炊飯器に①と調味料を入れ普通に炊く。炊き上がったら上下を返し、蒸らす。

竹の皮に包むと中華ちまきになります

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