すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

キルギスから戻ってきました!

2011-11-02 23:28:59 | Weblog
キルギス大統領選挙に日本議員団を形成して選挙監視に参加。10月28日(金曜)に出発、ようやく戻ってきました。事前に報告する予定でしたが、国会会期中の海外活動は各党議運の協議も難航して、出張許可が出たのは、なんと前日の夕刻。それからともかくパックして出かけてきました。衆議院からは阪口・宮崎・中屋議員、参議院からは藤谷議員が参加しました。キルギスはソ連邦崩壊後も旧共産党勢力をバックにした大統領の強圧政治が続いていましたが、キルギス共和国だけは民族紛争と政治混乱を乗り越えて民主化の道を選び、昨年の議会選挙そして今回の大統領選挙で民主主義体制に移行することになりました。その意味でまさに歴史的な転換点の現場に立てたことは、世界の民主化に貢献できたと同時に一人の政治家としても無上の喜びでもあります。
選挙前日には、選挙直前のこのタイミングで信じられないことですが、民主化運動の闘士として国際的に知られた移行期大統領のオットンバエワ大統領と一時間半も会談することができました(写真,知人のおばさんにそっくりでしょ?)。
昨年の議会選挙にも阪口直人議員と選挙監視に参加したのですが、今回は混乱も最低限に抑えられ、日本からの援助であるPCやFAXそれに密封用シールなど公正な選挙のためのツールも完備していました。今回は前回と同じくトクマク市周辺を中心に監視活動を行いましたが、地域ごとの専門性を持った市民(教師、女性企業家など)がスタッフとして投票事務を支え(写真、キルギス人、ロシア人、19c清国難民のドンガン人など多様な民族が見えます)、本当に立派な選挙が行われたと確信します。
まあほとんどまともに寝ることもなかった強行軍の監視活動でしたが、昼の時間を使用し、玄奘三蔵が到達し西突厥王に会って支援を獲得したトクマク郊外のスイアーブ(砕葉城)遺跡にて藤谷先生が読経され、1300年前の玄奘三蔵法師の遺徳を偲び偉業に感謝申し上げました。



政治日程・国会日程が目白押しなのでともかく無理に無理を重ねてようやく今日の昼に戻ってきましたが、議員会館に到着したら、すぐTPP,TPPの会議の嵐で辟易。夜に横浜で緊急県連役員会。ひさしぶりに自宅にもどってきました。ああ、これで手足を伸ばして眠れる!