すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

コンビニも蟹工船化か?!

2008-07-25 23:16:48 | Weblog
県連勉強会でフランチャイズのコンビニ店の窮状についてヒアリング。昔(といっても小生が子どものころ..もう半世紀にもなるのだが)近くにあった、乾物屋、うどん屋、傘屋、下駄屋が姿を消し、酒屋、本屋さんが姿を消しつつある情況で、コンビニだけが隆盛を極めていて、コンビニの道路を挟んだ反対側で建築工事があるからと見たら、なんと同じコンビニ系列店というような、確かに便利になった一方で、どこに行っても同じ品揃えで、味気ない社会となった。
その一方で、深夜に行けば、塾帰りの子どもがハンバーガーをかじっていたり、正体不明の若者がたむろしていたり、最近では24時間営業がCO2排出増大の一因と非難されたり、コンビニを取り巻く環境と世間の眼は厳しいものになりつつある。
しかし、今日はじめて、フランチャイズ本部隆盛の一方で、30万のコンビニ店舗はまさに「万骨枯れる」情況にあることがわかった。加盟店舗を苦しめているのが、欠陥廃棄やたな卸し商品ロスなどを原価計算に含めてしまうな疑問の多い会計原則や、不透明な契約、さらに言論の自由もない本部管理の実態を聞いて唖然。個人・家族経営のコンビニ経営者の破綻が少しずつ表面化し、さらに諸物価高騰の中で、このコンビニ・フランチャイズはまさに追い詰められている情況にあると判断される。もはや日本社会の重要な拠点となったコンビニ問題、しっかりと研究し、対応を法案化させていきたい。